一級建築士受験を目指すこと約10年前。
僕は地方の極真空手試合場に立っていた。
本戦2分、延長1分、再延長1分の試合。
まだ若い自分だったけど、とてもじゃないが動ける気分じゃなかった。
なぜなら・・・。
更に遡ること約2ヶ月前。僕は試合に向けてトレーニングを開始した。
当時の自分の体重が68〜69キロ、70キロ以下軽量級での出場を目指した。
しかし、不思議なことが起こる。かなり激しい稽古や走り込み等を続けていたが、
なぜか体重が減るどころか増えていく。不安に駆られた僕はご飯を減らし、大好きだった肉(今となっては、肉は本当は太らないらしいが。)も口にしないようにしていった。
色々と努力したつもりだったが体重計に乗ると、なんと、71キロ・・僕は項垂れてしまった。
試合も一週間を切り、僕は強行に踏み切った。
野菜だけ食べて稽古を続けようと。正直、無謀にも思えたけど、とにかく体重を減らさなければ、最初の計量もクリアできない。
そんな日々を過ごし、試合当日を迎えた。朝、恐るおそる体重計に乗ると、ほとんど変化もない自分の体重に呆然としてしまった。
どうしようもない気持ちだったが、コンビニでおにぎりを二個買い、計量に向かった。計量でクリアできるかわからないが、もしもクリアできたらすぐにでもおにぎりを2個とも頬張る予定(試合は子供から始まり大人はいつもお昼から)だった。
試合場に着くと、同じ道場生が計量の係だった。
『kenさん、乗っていいですよ。』『・・・。』
『65キロです。』『・・・((((;゚Д゚)))))))』
要するに、僕の体重計が故障してたってことだろう。
また唖然としてしまったが、すぐにでもおにぎりを口にしないとと思いロッカーに向かいおにぎりを食べながら試合場に帰ってきた。すると、驚くべき放送を耳にした。
『ゼッケンナンバー??(忘れた)kenさん。次の試合です。至急、コートに来てください。』
『なんで?普通、子供から先なのに・・。なんで・・。』そんなことを思いながらコートに向かった。ちなみに、おにぎりはまだ半分も食べていない。
正直、フラフラなカラダで試合場に立った。
相手は元気盛んにやってくる。もちろん、試合に立ったからにはやるだけのことはやった・・・。しかし、本心は『本戦で終わってくれ・』と思う弱い自分もいた。
本戦が終わり、判定が始まった。『1、2、3引き分け、延長。始めっ。』
『えーっ・・。もう動けない・・しかし、やるしかない。』。
そして、延長が終わり、試合に負けてしまった。今でも思い出すくいが残る試合。
ここまで読んで(読んでないかもしれませんが(^^; )、一級建築士試験ブログ??と思ったかもしれませんが、前置きはここまで(長いけど(^^; )。
地方の極真の試合なんて年に何回もありますが、一級建築士試験は年に一回。
自分の実力を精一杯発揮しなければなりません。だから、さっきの体重計みたいな失敗は絶対に阻止しなければなりません。
本当に、ありえないことがありますから。
僕の知り合いなんて、本試験でペンシルを予備2本持って行ったのに、2本とも壊れていたらしい(その話を聞いていた僕は、10本ぐらい持って行った。)し、もちろん直前までは普通に使えていたらしい。さらに、時計も調子が悪かったらしい。
僕も「あの」出来事を教訓に用意周到な準備を施していたが、それでも、ある。
例えば、以前ブログに書いたが、2014年の製図本試験(合格年)、台風だったので、フェリーが出なくなることを予測し、屋上露天風呂付きのホテルを予約し、前日夕方、車でフェリーに向かおうと思ったが、さっきまで動いていた車のエンジンがかからない((((;゚Д゚))))))) 。
ここで、修理を呼んで施してもらってもフェリーが出なくなれば意味がない。
そこで、近くに住む親の車を拝借し、フェリーに向かい無事に乗れた(やはり、その後 欠航した)。
余談ですが、いいこともあった。
フェリーから降り、乗車した個人タクシーの方がなんと元一級建築士受験生だったらしく、当時、試験前日に先輩に試験前祝い(なんという先輩?)だと新宿で飲みに誘われ試験当日、寝過ごして受けられなかったことがあるらしく、それ以降、諦めたとお話を聞いた。
そして、この方、タクシー運転手以前は空調設備会社を経営していたらしく、お婿さんは一級建築士とのこと。
僕はこの機会にと、タクシーを下車してからもホテル前でホテルや、公共施設等の空調について色々質問をした。
この方、『明日は台風直撃だし、試験はないと思うよ。天文館でも飲みに行った方が良いんじゃない?』なんて言われたが『いやいや、台風でも一応行きます。』と答え、その場を別れた。
あれから、その方と会ったことがありませんが、フェリーに乗るたび、いつか会って質問のお礼を伝えたいなと。お名刺でも頂いていたら分かるのですが、どのタクシーかもわからずじまい。ただ、『このタクシーはベンツだから、大船に乗った気持ちでいれば良いが。』と冗談かと思ったが、下車したら本当にベンツだったという(^^; 。
『お客さん、乗る時わからなかった?』と言われてしまった。
話が逸れてしまいましたが、受験生の皆さん、血の滲むような努力をなさっていると思います。せめてその努力が受験以外のことで奪われて欲しくなく、久しぶりにブログを書いてみました。
