熊倉維仁@石塚かおりのゆうわく伝説 | 枯れ木も山のにぎわい

枯れ木も山のにぎわい

たとえつまらないものでもいないよりはましということのたとえ。

観客数+1。

しばらくしたら、あちらに格納します。


2017/04/15土
17:00-17:29
BSN 熊倉維仁@石塚かおりのゆうわく伝説



―今日も明るいうちからオープンです。
 サロンドカオリへようこそ。
 ここは新潟で活躍する様々な方々の、つかの間翼を休めていただける憩いの場所。
 どうぞあなたもゆっくりとラジオに耳を傾けてくださいね。
 今日お迎えしましたお客様なんですが…
 あら、いつもとちょっと装いがちがいますね。
 ネクタイなんてしてらっしゃいます。
 今、NGT48のメジャーデビューも話題になってますが、
 新潟の元祖アイドルと言えば、ネギちゃん
 Negiccoちゃんです。
 そのNegiccoちゃんの父親と言っても過言ではないでしょう。
 EHクリエイターズの熊倉さんです。
 熊倉さん、いらっしゃいませ。
熊:あー、どうも。
  来させていただきました。
―お忙しいでしょうから。
熊:ネクタイしてないですけどね。
―どうしたんですか?今日。
熊:いや、今日、何かあったんですよね
―アレでしょ?ミスアース
熊:ミスアース、はいはい。
  えー、能楽堂でやらせていただいて。
―そうでしょう。
 喉もかわいたことでしょうから、
 どうぞお飲み物も用意させていただきました。
 泡の出る…でも残念ながら酔いはしない、どうぞお召し上がりくださーい。
熊:じゃあちょっと翼休める一口をいただきます。
―どうぞどうぞ。
 喉もお渇きでしょうから。
 本来はどうなんですか?
 お酒とかお好きなんですか?
熊:大好きですね。
―あぁー、何を飲まれますか?
熊:昨日の夜は日本酒を飲みましたけども
―はい。その日によって。
熊:その日によって。
―日本酒だったり。
熊:だったり。
  ウィスキー好きなんですけど。
―おぉ?
熊:スコッチがすきですね。
―え?
熊:昔はさぁ、あのジンとかバーボンとかってのを
  カッコつけて飲んでたじゃないですか。
―あの、「じゃないですか」って。
熊:やっぱりウィスキーはスコッチだなー、っておっさんなってきてから
―素晴らしい。
熊:ですよね。
―いや、私、この2月に
熊:はい。
―ウィスキー工場に取材に行ったんですね。
熊:あぁ、本当ですか。
―北海道余市まで。
 それで思ったのは、ウィスキーってものすごく奥が深いから
熊:そうですね。
―なんかこう、今仰ったみたいに
 若いころのバーボン
 だんだん渋い感じに。
熊:だけどあの、日本酒、僕は新潟にいるし
―えぇ、えぇ。
熊:もうもうもう、日本酒は
―日本酒ですねー。
熊:最高ですねえ。
  まぁまぁ、いい酒飲んだらキリが無いかもしれないけど、
  新潟の日本酒ってのは、何飲んだって美味いですね。
―ホントそうですね。
 これねぇ、私この前、県外の方に怒られちゃったんですよ。
 
熊:はい。
―「新潟の人はねぇ、新潟のお酒しか知らなすぎる」って。
熊:ほぉー、そうか。
―だって、新潟のお酒は美味しいんだもん。
熊:美味いんだもん
―しょうがないじゃない、って。
熊:しょうがないよ、それねぇ。
―で、私はお友達に言われたんですね、
 これこれこういうお酒があるよーって
熊:はい。
―言われたから、私「知らない初めて聞いた」って言ったの。
 そしたらねぇ、
 「かおりダメでしょう。
  あなたみたいな仕事してる人が、この銘柄知らないってダメでしょう」
 って言われたんだけど、
 「だって、新潟のお酒の方が美味しいんだもん!」って言っちゃいましたけどね。
熊:あぁ、そうなんだ
  昨日東京から来た人だったんだけど、
  一緒に、最初ビールで乾杯したんだけど、
  「日本酒飲もうよ、一緒に」
  って言って日本酒飲んでました。
―あぁ、良かったです。
熊:はい、でした。
―いや、でもねぇ、Negiccoちゃん、今すーーーーーごい大きくなっちゃって。
 すごいですよ。
熊:なっちゃって、って言うんですかね?
―なっちゃいました。
熊:いやいやあの、僕ら一生懸命やってるだけなので、
  どういう評価なのかどういう立ち位置、ポジションなのかっての
  よくわかってないですけれども。
―いやぁー、あのね、その踊らされてない感が、
 NegiccoちゃんとNegiccoちゃんを取り巻く皆さんの魅力だと思うんですよねぇ。
 あの、ちなみに熊倉さんとNegiccoちゃんたちのお付き合いっていつからになるんですか?
熊:えーっとですね、たぶん2003年にこの人たちが出来て、
  学校だったんですよね。
―2003年にね。
熊:僕、営業で僕、ライブハウス、ジャンクボックスに
  営業で付き合い、要するに、
  えー、具体的に言うと、北陸農政局で、アトピーとかきれるとか
  何ていうんですかね、若い子たちが、
  子供たちが多くなったのが「食事のせいじゃないの?」っていうことが多くなって
  ちゃんとちっちゃいうちから、幼稚園ぐらいのちっちゃいうちから
  えー、ジャンクフードではなくて
  ちゃんと日本食というか、古来の食事をちゃんと摂ったら
  アトピーももしかしたらならなくて、
  えー、キレたりもしないんじゃないって、
  あのー、食育ってことをですね
―あぁ、今はすごく言われるようになってますけど
熊:言われますよね。
―その先駆けみたいな感じ
熊:そうです。
  で、『食育音頭』ってのをNegiccoに歌わせようってことになって
―へぇー。
熊:それが、2003年か4年かちょっとおぼえてない
  その頃からですね
―はいはい。
熊:だから2004年くらい。
―あぁ、そうですか。
 でも結成が2003年で、当時4人でしたよね。
熊:4人でしたね。
―私、よくおぼえてますよ。
熊:ですよね、お世話になりましたもんねー。
―いやいやいや、でもほんとよく覚えてて、
 でも、まさかねぇ、
 でもみんないろんな人生があってね、
 学校を卒業したら
熊:そうすねー。
―それぞれの道に進むのかな?
 とかいう風に思ってたから、
 ここまでネギちゃんたちが、
熊:いやー
―逆に大きくなってくるなんて思ってなかったです、正直。
熊:僕もビックリ、はい。
―ねぇー。
熊:あのー、何つーんだろ?
  何かあるんでしょうね、そういう…わかんないけど。
  俺が「なんかあるんでしょうね」って答えになってないけど(笑)
  たぶん、これだっていうのがあるんでしょうね。
―2003年でしょ?
 っていうことは14年間でしょ?
熊:14年間ですねー。
―でもなんか、だいたいみんな早めに結果って欲しいものじゃないですか。
熊:はい、はい。
―まぁ、わかんないですけど、セールスなのか
 それから、集客なのか
熊:はい。
―これは、最初の頃はどうだったんですか?
熊:まぁー、最初の頃はだから、普通の町のイベントに出たりしてても
  たとえば50人とかですね。
  要するに、ライブハウス、ジャンクボックスでやった時に、
  100人埋まらなかったですもん。
熊:100人来なかったですよ。
―はいはい、100人来ないで、ジャンクボックスっていうと、
 スタンディングだったりすると
熊:スタンディングです。
―結構、前の方で終わるみたいな
熊:もうもうもう、それで終わっちゃいますね
―ですよねー。
熊:というのが、一つあったですね。
  それが、何年までかな
  2000………8年とか…
―はい。
熊:9年とか…
―はい。
熊:ぐらいまで、8年ぐらい前ですかねー。
―でも、その間も、Negiccoちゃんたちがずっと活動を続けられたというか、
熊:えぇ。
―みんながなんか諦めないでずっと続けたっていうのは、
 どういう原動力ですかね?
熊:えーっとね、まだ学生だったわけですから。
―はい。
熊:ただし、土日は僕にくださいね、っていう
  Negicco、土日はNegicco…
―なるほど。
 要は学生は学生でしっかりやるけど、
 土日は、Negiccoの時間にしてくださいね、と。
熊:で、そのかわり、土日のNegiccoの時間は必ずステージで歌うという、
 要するに、ライブですね、人の前で歌うことをなるべく、
 作るようにしてたんですね。
―あの、どうなんでしょう?
 今、3人いますよね、Nao☆ちゃん、Meguちゃん、Kaedeちゃん。
 それぞれ個性的だと思いますけど、3人すっごく仲が良くて
 あの、熊倉さんから見ると、それぞれどんな女性なんですか?
熊:(笑)
―これほら、いつもメンバーがいるとあんまり聞けないんですけど
熊:まぁ、そうあのー。
―今日はいませんから。
熊:まぁ、…
―Nao☆ちゃんは?
熊:Nao☆は、あのまんま、自然ですよね。
  超、超…なんつーんだろ、超がつくほど。
  自然な人ですよね。
―超が付くほど、自然な人。
熊:まぁ、あの、なんつーんだろ。
  言葉に脈絡がない、つーか。
―あぁー。
 計算が無い
熊:計算が無い。
―はいはいはい。
熊:だから、そのまんま。
  それが、Nao☆の魅力なんでしょう。
―嬉しいは嬉しい、悲しいは悲しい
 んー。
熊:放送中泣いたり
―あー、そうですか。
 ショートカットの、ずっとショートカット。
 Meguさんはいかがですか?
熊:Meguさんはですね、結構おっちょこちょいなんですね。
―おっちょこちょい?
熊:ああいう、見てるとおっちょこちょいには見えない
―見えない、しっかりしてるように見える
熊:しっかりしてるように見えますけど
  結構おっちょこちょいで、AB型なんですけど
―はい。
熊:結構モノをこぼす、落とす、忘れ物をする。
  そういう、まぁ僕もAB型で一緒なんですけど。
―あぁ、モノを落とす、無くす、忘れる。
熊:はい、汚す
―汚す。それ、すみません、他のAB型の人に失礼ですから。
 全員がそうではございませんから。
熊:みんな納得してる人、首、そうそうって言ってますよ。
―ほんとー?
 今ラジオ聞いてるAB型の人、ほんとそうですか?
熊:そうです。
―んなことないよーって方。
熊:ねぇー、ほんとそうだよねー。
―ねー、じゃないから。
―で、Kaedeちゃんはどうですか。
熊:Kaede。
―リケジョですから。
熊:リケジョ、この人やっぱりしっかりしてますね。
  しっかりしてますねー、って言うのは
  でも基本的に、しっかりしてるように見えるけど
  なんか、なんかあのポーンと抜けてることがやっぱりあったりする。
―そこがかわいいんじゃないですか
 あんまりしっかりしすぎても、
 よくまぁでも勉強と、両立しましたよー。
熊:いや、あのねぇ、あのー…
―新潟大学に行ったんですから。
熊:ねぇ。
  僕、すごいなぁ、と思うのは、小学校の頃、勉強好きみたいなこと言ってたんですよ。
―へぇー、Kaedeちゃんね。
熊:私は勉強好きみたいなこと。
  中学1年ぐらいの時に。
  勉強好きなヤツいんのかなぁ?ってオレ思ってて
  勉強好きってことを口で、自分の口で、しゃべ…
  好きなのよ、っていうことを相当好きじゃないと言わないですから。
―たしかに、たしかに。
熊:でも確かにね、高校から大学終わるまで
  Kaedeのリュックはすごかった
  重い、重いのよ。
―じゃあ、そのお勉強の道具が入ってて
熊:すごいのよ、もう、お勉強の道具が。
  で、控室入って控室で勉強したりしてるわけですよ。
―偉いねー。
熊:で、辛いとか言わないからすごいですね。
―でも、それと、それとは別にNegiccoの活動が好きだったんでしょうね。
熊:たぶんそういうことでしょうね。
―だって、やらなきゃいけないだけだったら続かないですもん。
熊:だってさぁ、あの、理工学部を卒業して、ですよ?
  EHクリエイターズに入る、要するに
  Negiccoを続けるっていうことを選択したわけですからねー
―リケジョでありながら
熊:リケジョでありながら。
  まぁ、好きなんでしょうね。
―やっぱりそれもお父さんの力なんじゃないですか?
熊:いや、お父さんの力ではないです。
  オレはもう、連れていってもらってるだけで。
―(笑)お父さんが娘たちに連れてってもらってる。
熊:もう、手を引いてもらって。
―(笑)
 ちょっとあのコマーシャルをはさんだら、
 そんなNegiccoの父親、熊倉さんの素顔にも迫りたいと思います。

―えー、さて今日のサロンドカオリには遊びに来てくださってるのは
 EHクリエイターズの、熊倉維仁さん、つまりNegiccoの生みの親
 育ての親、父でございます。
熊:生みの親だったらたいへんなもんですけどね。
―あ、違うんですか?
熊:はい。
―ハハハハハ。
 まぁまぁ、いろんな生みの親がいらしゃると思いますけど
 なんか今、うちの店ではかからないような曲がかかってきたんですけど、
 これは何ですか?
熊:あー、そうなんですね。
  これはもうあのー、ハマグチユウジっていうですねー
―ハマグチユウジさん?はい。
熊:ブルースギターマンですよ。
―あら、素敵な音色が。
 これ、どういう方なんですか?
熊:あの、僕もそんなに詳しくはないんですが
―はい。
熊:あのー、オンセンシ見たら、オンセンシ見てたら
  ブルースが好きなもんですから、
―はい。
熊:えー?60でデビューかよ。
  すげーなー、って思って。
―60歳!?
熊:えぇ、これすごいですね。
―へぇー!
熊:たしかに、Youtubeとか見ると、すごいんですよ
  ギターテクニックっていうか。
―おぉー。
 そうなんだ、ステキですね。
熊:いや、すごいステキですよ。
―ステキですね。
 そんな60でデビューなさった
 ハマグチさんの曲をBGにお店を進めていきたいと思いますけど、
 じゃあ、あれなんですか?
 熊倉さんやっぱりジャンクボックスでもお仕事してたってことは
 とにかく音楽のお仕事したかったわけですかね?
熊:そうなんでしょうね、きっと。
―ね!?
 音楽がお好きで、やっぱりあのルーツはアレですか?
 ジャズ、じゃなくてブルースなんですか?
熊:あの、僕ジャズストリートにも関わってたんで。
―ジャズですか
熊:ジャズ、ジャズも大好きなんです。
  あのー、元々映画が好きでしてね。
―オォー。
熊:フランス映画なんかは、ジャンギャバンなんか昔出てたときは、
―はい。
熊:もう、ジャズなんですよ。
―あぁ、ジャズですね。
熊:だから、僕ジャズ大好きで、あのー、日本人のあの、
  ヒノテルマサさんって言う人がいて
―はいはいはい。
熊:日本人であんだけ有名になったその名声を捨て
  ニューヨークに単身
―ねぇー。
熊:渡って、向こうですごいことになっちゃったじゃないですか。
  ほんで、逆輸入ですよ。
―はい。
熊:僕は見に行きましたけど。
  だから、そういう…なんつんだろ
  インストゥルメンタルなんだけど、
  ジャズって、いろんな、頭の中でそれが僕大好き
―ブルースのいいところは?
熊:ブルース、僕、あのー、いいとこあって
  僕が、あのー、たとえば、ライブやりたいって言った時に
  僕ジャズできないんで、ブルースってもうブルースコードがあるから
  そこで、詞なんか適当にハメこんでったら、
  その日の気持ちのいいこと言えたり、
  辛いこと言えたりっていうね、
  そういうのむしろ、簡単にできるっていうか
  とっかかるには非常におもしろい
―確かにそうですね。
 あの、おっしゃる通り、その日の出来事って変な言い方ですけど
熊:はい。
―自分が今思ってること、呟いたことが音楽になるって言うのは、
熊:そうですねー。
―ブルースかもしれませんね。
熊:そうですねー。
―だから、やっぱり好きな方挙げていただいたんですけど、
熊:はい、はい。
―まぁ、もちろんビートルズはねっこにあるんですが
 あとは…
熊:あのね?ビートルズはネッコにあるんだけど、
  昔、よく言われたのが、
  「お前どっち派?」
二人で:「ストーンズ派?ビートルズ派?」
熊:って言われたりしてたじゃないですか。
―はいはい。
熊:僕その時、いっつも言ってたのが、
  「オレどっちでもないんだよ、俺はウォーカーブラザーズ」
―うわぁー。
熊:あのー、これ、ねー
―さすがですねぇー。
熊:いや、あの、僕ストーンズも大好きだし、
  ビートルズもすっごく大好きなの。
―私もそうです。
熊:だけど、あん時あの、孤独の太陽とか
―はい。
熊:フリップス…フリップレコードとかなんとか…あのー、
  カッコよくてね。
  ダンス天国とか。
  まぁー、なんつーんでしょ。
  まぁ、音楽、もちろん音がカッコイイ、あの優先するんだろうけど、
  あの人たちは、アノ、見た目から、見た目から…
―そうですね、ルックスから、
  わくわくするようなところがありますよねー。
熊:なんかそういう、あの、あの、部分で
  ちょっと新しかったですね。
―なるほど。
 でも、日本の方で言うならば?
熊:日本の方で言うならばですね、これはやっぱり、僕あのー
  だからやっぱりそこから系統っていうか、
  あの、影響受けてるのが、スパイダーズあたり
―スパイダーズ
熊:スパイダーズは僕はカマヤツさんが大好きで
―カマヤツさん。
 お亡くなりになってしまいましたけども
熊:まぁ、勿体ないって言うか
―でも、あのカマヤツヒロシさんの影響を受けたアーティストは多いですよね。
熊:多いですね。
―あの方を師匠と思ってる方はいっぱいいる
熊:でしょうね。
―この前うちでライブをしてくだった、あの、ハマザキタカシさんとかー
熊:あぁー
―それから、あのー、
 佐藤竹善さんとかも、
熊:はい
―やっぱり、尊敬してるって言ってました。
熊:はぁー、そうですか。
―あとは、ここに上がってるの、憂歌団だとか、
 あとはこの間来てくれた。チャボさんだとか、
 フサノスケさんって、近藤フサノスケさんですよねぇ?
熊:そうですね。
―いや、いいですね。
熊:この一か月ぐらい前に、岩室にフサノスケさんが来たんですよ。
―ウソでしょ?
熊:で、ライブしていって、
  もうある程度、なんつーんだろ、昔のね
  シャウトじゃない、なくなって来てるの。
  シャウトしないんだけど、それがまた今の
―今のねー。
熊:年を、年を経て、だからもう70近いフサノスケのカッコヨサ
―すごい。知らなかった。
  近藤フサノスケさんと言っても、
  ラジオをお聞きの方はピンとこない方もいらっしゃるかも
熊:そうすねー。
―だったら、あの、踊るポンポコリンを思い出していただいて
熊:あのー
―ひとまず
熊:そうですね、あそこで、後ろで「ウワーッ」とか
―そうです、「タッタタラリラ」って言ってるあの方です。
熊:あの方ですね。
―あの方すごい方なんですよね。
熊:すごい人。
―ねぇー。
 いやでもすごいお忙しいと思うから、
 音楽もそうなんですけど、
 音楽ともちょっとポーン!と離れて
熊:えぇ、えぇ。
―すごく今、お休みがあったらとか、
 こういうものが本当は欲しいんだけど!
 時間とかもそうでしょうけど、何が欲しいですか?
熊:欲しいっていうか、僕、あのホントに自然の中に
  あの、休み…ジャンクの時もそうなんですけど
―はい。
熊:休みがあったら山に登ったりとか。
―うん。
熊:冬、新潟のこのクソ寒い冬をいかに好きになろうか
  好きに、好きになればいいかと思った時に、
―えぇえぇ
熊:スキーやってたら、スノボっていうのがちょっと出てきて
  長野でスノボ見たときに、「これだ!」って思ったんですよ。
―これだって思って。
熊:「かっこいいじゃん!」って
  で、山から下りてくる道具だったら、スノボ最高だったんですね。
―おぉー
熊:で、そっからスノボはまっちゃって。
―あぁ、やってらっしゃるんですか?
熊:もう今もう10何年やってないですよ。
―忙しいですからね、もう、ネギちゃんとともに
熊:ネギ、ネギちゃんたちやるようになってから、一切何にもしてないですからもう
―いやー、もう、今日のNegiccoの父親
熊:(笑)
―EHクリエイターズの熊倉さんにおいでいただいてますけど、
 寒いとこで思い出したけど
熊:はい
―ネギちゃんの曲の中で
熊:はい
―恐ろしく寒いとこでミュージックビデオ撮ったのありましたよね?
熊:ありましたね。
―外国で。
熊:外国で。フィンランド。
熊:あれはすごい(笑)
―アレはもう、
熊:あれすごく寒い…要するに、雪が欲しい
  ジャケット、PV撮るにも、白いものが欲しい
―白いもの。新潟でもいいじゃないですかぁ?
熊:いぃ、いぃ、アレ10月か11月ぐらい。
―足りなかったか。
熊:ちょっと足りないでしょ。
  でも、「大雪山でいいじゃん?」ってオレ言ったんですよ。
  「大雪山行けばいいじゃん」って言ったんだよ。
  いやいや、違うクマさん。
―ダメだと。
熊:空気感ってのが大事でさっていう、やはりそのシーンとした
  キーンとしたって、何ていうんですか?その世界が欲しい。
  で、行った、行ったんですけど
―フィンランドに行きました。3人もつれて行きました。
熊:めっちゃ寒いんですけど、
―メッチャ寒い!
熊:あのね、バスから下りたら
  バス、バス…要するに飛行機で、あのー首都なんだっけ
  ヘルシンキ?
  からまた飛行機で1時間ぐらい北へいって
  そこからあのバスに乗って北へ行ったんですけど
  途中で下りたんですよ。
  そしたらタワーレコードのユキタさんに、
  僕ら担当なんですけど
  「クマさん、音無いね」
  これすごかった。
  音が無いの。
―全部雪に吸収されるような感じなんでしょうか?
熊:何なんでしょうね?
  いや、だからホントに自然しかないし
―あぁー、すごい。
熊:だからいい経験だったですよ。
―でもなんか3人は食べるものが合わなかったっていってましたよ?
熊:そうそう、あの人たちはね。
  あの、お肉もだめ
  お魚もダメだったみたいですけど。
―なんかもう苦しかったわーなんて
熊:僕はみんな美味かったですけど。
―絵が素晴らしかったですねー。
熊:いい絵が撮れました。
―ステキでしたねー。
熊:すごかったですね。
―でもあのホントに、熊倉さん
  今お話しうかがってて思うのは
熊:はい。
―やっぱりあの勘が鋭いっていうか、
  これだって思ったものに対しても
熊:いや、僕は勘だって鈍いしさ、
―そうですか?
熊:僕はただくっついていくだけなんで、はい。
―こういう熊倉さんだから、みんなに愛されて
  ネギちゃんたちに愛され続けるわけなんですけど
  でもあのネギちゃんたちって、ほら、
  ホントに有名な方々にバックアップされてますよね。
熊:そうですね。
―変な意味じゃなくて。
熊:そうですよね。
―たとえば誰ですか?
熊:田島さん。
―田島…貴男さん。
熊:田島貴男さん。
  僕ねえ、田島さんはね、好きになったのは、
―オリジナルラブの田島貴男さんですよ?
熊:はい。
  あの人がねえ、なんだっけなあ、あの歌。
  ラブソングって歌があんの。
―ラブソング。
熊:田島さんが、田島さんの。
  これで僕田島さんにハマったんですよ。
―でも、田島さんがNegiccoにハマったのは、なぜ?
熊:何故なんでしょうかね?
  まぁ、あのー、要するに田舎っぽさというか、
  何かあんまりこう…何つーんだろ?
  バリバリやる…行くわよ、私たちっていう…
―ガツガツしてない、ガツガツしてない
熊:あの、非常にノーマルって言うか、
  感じなとこじゃないですかね。
―だって、他にもNegiccoちゃんのことを好きになっちゃって
  楽曲提供してる人いっぱいいらっしゃいますから。
熊:池ちゃん、ねぇ。
―そうですよ。
  今の曲だって。
熊:あぁ、そうですね。堂島さん?
―堂島孝平さんでしょ。
熊:はい、はい。
―それから、あの、ピチカートファイブの小西さんでしょ。
熊:小西さん。
―すごい方々がみんなかわいがってくださって。
熊:なんか、でもあれですよね。
  なんかつながってますよね、みなさん。
  みんなつながってる人でしょ。
―うーん。
  ネギちゃんは今ツアー中なんですか?
熊:ツアー中ですね。
  えー…この4月22日が味園…大阪ですね。
―はい。
熊:昔キャバレーだったらしい。
―おぉ。
熊:なんかいい感じらしいですよ。
―そうなんですか?
熊:昭和のにおいがして
―初めてですか?
熊:初めてですね、味園ユニバースは。
―28日は東京のZepp
熊:Zeppですね。
―ダイバーシティーで行われるということで、
  今やっぱりアレですか?
  新潟以外のとこでやっても、何と言うんですか
  感触と言うのはやっぱり昔とは全然違うものがあるんですか?
熊:うん、…あのー。。。
  アベレージ
―アベレージ?
熊:年齢のアベレージ
  ファンの年齢のアベレージはだいたい40歳ぐらいだっていう
  やっぱりある程度高いじゃないですか。
  アイドルという一つのカテゴリの中で40代がアベレージっていうのは。
  だから、あの今ほど言われた堂島さんにしろ、
  あのレキシの池ちゃんにしろ、
  田島さんにしろ、そういうこと、その人たちが好きな、
  音楽好きな人たちが、Negiccoを…、いやこう何つーんだろ
  来てくれるようになったんでしょうかね?
―あぁ、でも本当にね、Negiccoちゃんってちょっと
  アイドルというカテゴリでも
  またちょっと違うような気がしてきちゃってるんですよね。
  まず楽曲が
熊:そうですね
―素晴らしいので
熊:まぁ、connieさんですねー。
―これがやっぱりね、素晴らしいんですよ。
  全てにおいて。
熊:はい。
  あのー、そのconnie、connie
―connieさん?
熊:…というですね、
―何者なんですか?
熊:何者なんでしょう?
―ねぇ、あのー
熊:宇宙人ですね!
―あのー、主にNegiccoちゃんの曲を作ってるconnieさんという人がいるんですよ。
熊:はい。
―これ、どなた様なんですか?
熊:ふぇっふぇっっふぇ(笑)
  これ、本当に、あのー2003年のNegiccoが出来てから、
  ちょうどあのー、新潟に戻って来たかなんかなんです。
  僕もよく…
―新潟にいらっしゃるんですか?
熊:新潟にいる
―新潟にいらっしゃるクリエイターなんですよー。
―すごくないですか?
熊:素晴らしいですよ、なかなかこう…センスとか。
―はい。
熊:引き出しも結構持ってらっしゃる。
  多分だから自分の気に入った音楽ってのがその
  山下達郎さんだったり
―あぁー、ねぇ、いい音楽聞いてらっしゃって
熊:田島貴男さんもそうだし、そういったあのー
  何つーんだろ、…日本のポップスが一番すごく華やかで面白かった頃
  まだレコードが売れた頃、何百万とかね
  そういう頃のあのよきところ…が、引き出しなんでしょうね。
―ホント、そういうあのバックアップがありで
  あとはやっぱりね、今日はこうやって熊倉さんのお話を
  いつも熊倉さんは陰に隠れてる方ですからね
  ネギちゃんたちを際立たせるために
  ずっとまぁあの、陰に隠れてる方なんですけど
  こうやっていろいろお話を伺っていくと
  だからこそ愛されてるんだなってのも皆さんにわかるんじゃないかと
熊:いえいえ。
―ぜひね、これからも陰ながら応援させていただきますので。
熊:はい。はい。
  よろしくお願いしたいと思います。
―はい。
  30分間のお話をネギちゃん3人が聴いたら、
  どういう風に思うんだろうな?なんて
熊:もうそんなに経ったんですか?
―あっという間でしょー。
熊:あっという間だなこれ
―すみませんねー、ほんとにすぐにこのお店
熊:だってブルースの話なんか、ちょっとしかしてないですよ?
―来週も来ます?
熊:うっふっふ(笑)
―あっはっは(笑)
熊:またぜひ来させてください。
―ありがとうございます。
熊:そっちの、そっちの話もしたいな。
―嬉しいです、なんかこうやってまた次もご来店いただきたいって
  いっていただけるだけ嬉しいです。
  ほんと、ほんと来てください。
熊:いやいや、ぜひ。ぜひぜひ。
―どうもありがとうございました。
熊:はい、ありがとうございます!

―お店閉まったんですけど、お客様がお帰りにならないんですよねぇ。
  別にいいんです。
  こういうのありがたいです。
  閉店になっても、まだまだいたいって言っていただけるような
  お店を目指してこれからも進めてまいりたいと思います。