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福祉 介護の勉強ブログ

資格試験を解きながら、福祉、介護を勉強しよう

終末期・・・医療の効果が見込めず、命の終わりを自然の流れに任せている時期。医療の効果は期待できないので、治療はしません。ただし、痛み・苦しみを和らげるような処置は行います。

 

終日臥床・・・一日中、ベッドで横になっている状態。

 

便秘・・・大腸内に、便が留まり、排便がない事。だいたい、3日以上続くと便秘と言います。

 

 

生活支援技術

 

 

問題 59 終末期で終日臥床している利用者への便秘予防の対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。

 

 

1 水分摂取量を減らす。

 

(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)

「水を飲みすぎると、お腹を壊して、下痢になる時があるから、水分は摂った方が、排便を至らすのには、良いような気がするな・・・それに、『Aさんは、排便が3日もないから、しっかりと水分補給をするように!』 と看護師に上から言われるからな・・・『おまえが飲ませろ!』そんなことは言ってはいけませんね・・・この選択肢は違うとしよう」

 

(調べてみた)

 

便秘予防のために、水分はしっかりと摂りましょう。

 

胃から送られた食物は、小腸で栄養素と水分の80%が吸収されます。

そして、小腸から大腸に送られた食物は、大腸で残りの水分が吸収され、便が作られます。

 

もともとの便の水分量が少ないと、便は硬く、腸内の移動がしづらくなります。

 

そして、水分を吸収する大腸の中で、長時間、便が留まると、どんどん水分が吸収され、さらに、硬くなってしまい、なおのこと、大腸内の移動が難しくなってしまいます。

 

水分を含んだ便は、便の容積が増して腸に刺激を与え、便意を起こしてくれます。

 

ですので、水分摂取量を減らしてしまいますと、便に含まれる水分も減ってしまうので、水分を十分にとりましょう。

 

ちなみに水分が全然ない便は、ウサギのフンのようにころころとした小さな丸い便となります。

 

 

2 腹部に冷罨法を行う。

 

(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)

「罨法・・・って何?と介護を始めたばかりの頃には、思いましたね。初めて、聞いた言葉だし、漢字だと読めないし、書けないし・・・冷罨法って冷やすことですね。冷やせば、お腹をこわして下痢にはなりそうですね・・・他の病気になってどうする?・・・ということでこの選択肢は違うとしよう」

 

(調べてみた)

 

罨法とは?・・・・要は、温めたり、冷やしたりして、症状を和らげることです。

 

温かいもので行えば、温罨法。冷たいもので行えば、冷罨法といいます。

 

冷罨法・・・痛みがあったり、熱がある時に、冷やしますよね。熱があれば、氷枕やアイスノンで冷やしたり、ぶつけて痛みがあるときには、冷湿布で冷やして痛みを麻痺させますよね。

 

熱がある時、痛みがある時に、冷やすことをクーリングといいますね。

 

温罨法・・・温めることで、筋肉の緊張をほぐしてくれ、痛みを和らげたりします。肩こりなんかがそうですね。

 

お腹や腰を温めると、大腸の蠕動運動が活発になり、排便を促す効果があります。熱が腸に刺激を与えてくれ、蠕動運動が活発になります。

 

意識がない人ですと、熱い・冷たいがわからないので・・・火傷、低温火傷にならないように注意しましょう。

 

 

3 下剤を用いて直腸を定期的に刺激する。

 

(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)

「下剤って、飲みすぎはよくないですよね・・・多分だけど・・・便が溜まっていないのに下剤を飲んで腸を刺激しても何も出なくて、苦痛なだけですよね・・・ちなみに、試してみよ・・・やっぱやめておきます・・・この選択肢は違うかな・・」

 

(調べてみた)

 

薬は飲み続けると効かなくなる・・・とよく言いますよね。

 

下剤も同じで、大腸に刺激を与え続けると、腸の神経にダメージを与えてしまい、大腸が蠕動運動をしなくなってしまい、逆に、便秘につながってしまいます。

 

 

4 座位姿勢を保持する機会を作る。

 

(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)

「寝たまま、排便をするのは難しい・・・私はやったことはありませんが、そうみたいです。でも、寝ながらのおならはしづらいのはわかります・・・排便はやっぱり座ってするのがベストですよね・・・これが正答か?でも、寝たきりなんだよね・・・座る能力は大丈夫なのか・・・?一応、これを正答の候補にしよう」

 

(調べてみた)

 

座ることで重力が働く・・・

 

排便に必要なことは、直腸の収縮力、腹圧、重力の3つの力です。この3つを満たした状態は座った状態です。

 

直腸の収縮によって、便を肛門から押し出します。この力は、横になっている状態でも変わりません。

 

腹圧は、横になった状態では、半分しか働きません。

 

重力・・・上から下に落ちることですが、横になっていたら、ゼロですね。

 

つまり、座った状態の方が、便は出やすいということです。

 

 

5 小腸に沿って腹部マッサージを行う。

 

(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)

「子どもの頃、便が出ないときに、お腹を『の』の字に沿ってマッサージ・・・なんて親に言われたなぁ・・・子どもの頃は、単純にお腹でしたが、あれは、大腸のことだったんですね・・・小腸に沿ってマッサージ・・・なんか不気味な響きに感じるのは、私だけでしょうか・・・この選択肢は違うとしましょう」

 

(調べてみた)

 

便秘には大腸マッサージを・・・!

 

排便を促すお腹のマッサージは、大腸に沿って行います。便は、大腸の中にありますからね。大腸にそって、腹部マッサージを行なう事で、大腸の蠕動運動を引き起こし、大腸の中にある便を移動させます。

 

 

 

「4」だけが残りましたね。終日臥床の方が座れる能力があるかは、わかりませんが、安全を確保して行なうのなら、良いのでは・・・それに、正しい答えではなく、最も適したものを選べと言われているから・・・

 

私の答え  「4」   正答は「4」

 

丸

 

 

トイレに座る能力があるのなら、トイレでの排泄を勧めます。食事もトイレも同じベッドの上・・・私なら、あまり良い気分はしませんね・・・

 

 

 

 

 

「たかがトイレ・・・されどトイレ・・・」

介護職員としては、さりげなく・それとなく・手短かにしてあげる技術が必要ですね・・・