アウトリーチ・・・社会福祉、ソーシャルワークから生じた、言葉です。この言葉ですが、芸術の分野でもあるそうです。芸術になじみのない人に対して、芸術家が、公民館等で、芸術に触れる機会を提供しようとする場合に使います。
相談援助の理論と方法
問題110
アウトリーチに関する次の記述のうち,適切なものを2つ選びなさい。
1 支援を求めて相談室を訪れるクライエントを対象とする。
(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)
「アウトリーチ・・・OUT REACH・・・外に・外へ、とどく・手を伸ばす・・・という意味からすると、相談室に訪れていない人が対象になるのでは・・・この選択肢は違うとしよう」
(調べてみた)
アウトリーチ
本来は、福祉サービスが必要なのにもかかわらず、サービスに至っていない、要援助者に対して、福祉サービスの活用を促し、利用に至るように、働きかけることです。
相談室を知らないために、相談室に訪れない人もたくさんいます。そのような人に、相談室の存在を知らせ、サービスの活用につなげていきます。
2 相談援助過程の援助開始時だけではなく,援助が始まった後も有効である。
(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)
「外に手を指し伸ばす・・・だけ・・・というわけにはいかないでしょう。手を指し伸ばしてから、援助が開始するのでは・・・という事で、これは、正答か・・・」
(調べてみた)
要援助者を探すだけが、アウトリーチではありません。援助が始まってからも、要援助者へのかかわりは続いていきます。
3 慈善組織協会(COS)の友愛訪問員活動に起源を持つ。
(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)
「慈善組織委員会(COS)・・・イギリスに起こり、アメリカで大発展・・・たしか、各困窮者の家に訪れていたような・・・これが起源として、アウトリーチは生まれたことはありうるなぁ・・・保留」
(調べてみた)
慈善組織協会(COS)ができる前のイギリスでは、各団体、各個人がめいめい、慈善活動を行っていました。
これですと、いろんな団体から恩恵を受ける人もいれば、どの団体からも恩恵を受けられないという人もいました。
生活に困窮している人が、すべて、そして、平等に恩恵を受けられるようにする必要がありました。
そこで、慈善組織協会(COS)を作り、慈善団体、個人の一本化を図りました。
慈善組織協会(COS)では、地区ごとに地区委員会を設置して、対象となる貧民の世帯を一軒一軒、訪問して調査を行い、記録を行いました(友愛訪問)。
4 所属機関のバックアップを必要としない対応方法である。
(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)
「所属機関のバックアップを必要としないとは、どういうことだ・・・ソーシャルワークにおいて、必要なものはなんでも利用するのでは・・・この選択肢は違うかなぁ」
(調べてみた)
調べようがありませんね。組織に所属し、業務として、アウトリーチをしていて、所属しているところから、バックアップがないとか意味が分かりませんね。
5 地域住民とのつながりの構築は不要である。
(解いてみた・・・これは解説ではなく、私の頭の中の言葉です)
「逆に、地域住民のつながりが、不要な事って、何かあるのだろうか・・・この選択肢も違いますね」
(調べてみた)
調べようがありませんね。地域共生社会を目指す中で、地域住民との繋がりが不要とか、ありえませんよね。
私の答え 「2」と「3」 正答は「2」と「3」
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