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東京 東久留米市

”既製服のように仕上がるソーイング教室”

【RANPI】主宰

&オーダーメードの服のお仕立て

曽根 かおりです。

 



フリークラスでも

カリキュラムコースでも



ストライプ、ボーダー、チェック…


といった柄合わせが必要な生地を

持って来られる生徒さんがいらっしゃいます。



『これは家でひとりではできない。。』




と、言いながら^^。




柄合わせって、




ある程度のルール





があります。




ルールはあるのですが、

ルールだけでは合わせきれないので

あとは、

裁断する方の

知識と経験とセンス。


好みもあるかもしれません。




ひとくちに、

ストライプといっても


幅の太いものからピンストライプまで。


また2色とは限らず、



多色ストライプ、

その上一方方向。など


本当に生地によって様々です。




柄合わせが必要な生地に会うたびに、



どうしたらいいか。




と、悩むようなことはしませんが、


それは、

先ほどのルールがあるから




その上で、






どの配置だったらか、

一番素敵に見えるか。




を考えたりすることは

楽しいものです。




先日フリークラスの生徒さんが

お持ちになったのは


2色のストライプ。


ただ黒×白でコントラストが

はっきりしています。








何にでも言える基本的なルール




パッと見て、

目立つラインを、

真ん中に持ってこない







一番目立たないラインを真ん中に持ってきて、


目立つラインは、両側に置く。





これは

どれにでも一般的に言えることなので

覚えておくと便利です。




さて、今回の場合、



生徒さんはパンツを作る予定です。





黒の中の白



白の中の黒





どちらもかなり目立ちます。





割合でいうと、

黒の面積が多いですが、



その分二重ストライプの白が目立ちます。






この二重ストライプが、前中心にくると、

ちょっと目立ちすぎます。


また、この二重ストライプを

前中心で、

曲がらずにきれいに接ぎ合わせるのは

ちょっと大変です。




少しズレるとかなり目立ってしまいます。




ということで、

幅の面積の広い黒を前中心に持ってきます。



多少ズレて縫えてしまっても、

それほど目立つことはありません。





まず、前中心を最優先に配置しました。




予定通りきれいに縫えました♪






パンツだったので、

ポケットが付いています。






ポケットの

向こう布が少し見えているので、



前パンツを配置してできたポケット口の

ストライプ柄に合わせて、

柄が合うように、


ポケットの布を裁ちます。




そうすると、


ポケットもこの通り、

柄があってきれいです。








ここまで柄を決めたら、

最後に後ろパンツです。




パンツの後ろ中心は、


グーーッと、たて地の目線から斜めになっています。




ということは、


前中心のように、


どこを後ろ中心にするか、

悩まなくてもいいところです。



どこを後ろ中心にしても、

左右の2枚の後ろのパーツが、

ズレないで裁断できていたら、



それほど気にしないで縫っても

柄はきれいに合うのです。



この通り♪




生徒さんが


ササーっと縫ったのに


『こんなにきれいに柄があったー!』


と、喜んでいましたよ^^





 後ろ中心は、気にしなくてもいい。


ということがわかっていたので、



後ろパンツを裁断する時には

ちょっと脇線を気にして見てみました。




前パンツは、

前中心を最優先に置いたので、

脇の柄の出方はおのずと決まってしまいます。


その脇の柄をみて、


少しでも合うように

後ろの脇線の柄をを合わせてあげます。





パンツの脇線は、

前、後ろとも、たて地の目に垂直ではないです。




 だから、きれいに柄を合わせることはできないですが


 

 避けたいのは、

白のストライプの線が、

前と後ろの脇線の縫い目に重なること。




この場合だと、

脇線で黒の面積が少し増えてもおかしくないですが


白のラインが、

3本も4本も重なると

ちょっと見苦しくなります。




前脇線に、なんとなく違和感がなく、

合うように置きました。






ワイドパンツでしたので、


裾から膝くらいまでの方が

目立つので、

その辺りでなるべくきれいに合うように。




太ももからウエストにかけて

少しづつ柄が崩れていくように

合わせました。






生地の柄は、

本当に

色々種類があります。



1着の服の中で

全ての柄をきれいに合わせることも

不可能です。



ルールを知った上で

どこが最優先なのか。

 



また、同じ割合の柄でも


色の濃淡によっては、

違うところが目立つ場合もあります。






チェックやストライプ柄の服を着ている人を見て、



何か変。違和感を感じる。。



そんなことって無いですよね。





人の目は、

違和感がなく、きれいに合っているものを




『きれい』




ではなく、




『普通』



と見ています^^





柄合わせがめちゃくちゃな事に、


違和感を感じるものです。




どの配置なら、



違和感なく見えるか。




迷った時は




ちょっとそんな意識で

柄合わせ。してみてください。



 

 

 

最後までお読みくださり

ありがとうございます。

 
 
 
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