ありがとうございます。
東京 東久留米市
”既製服のように仕上がるソーイング教室”【RANPI】主宰
&オーダーメードの服のお仕立て
曽根 かおりです。
最近は、趣味で楽しむ方にも
職業用ミシンが、広まっていますが、
少し残念だなあと思うことが
あります。
ちょっと辛口なので・・・・
読みたくない方はスルーしてくださいね~(笑)
そのミシンに、腕が追いついていない。
という方を多く見かけます。
きっと、
洋裁をきちんとやりたいんだったら、
職業用がいいよー
とか、ミシン屋さんに言われたのだと
思うのですが、
又は、ネットで見たとか。
でも、
”職業用”ですから、
それ相当の技術を身につけて、
はじめてミシンの良さが活かされてくるのです。
ミシンの構造からいうと、
ミシンの縫い目の美しさが違いますが、
それが活かされるものを
技術を積んでない限り、
せっかく高いミシンを買っても
宝の持ち腐れです。
その高価なミシンでなくても、
いいわけです。
ミシンを買ったから、
それで、縫ったから、
上達していくわけでは
ないのです。
ミシンは、完成品でなく、
道具です。
”縫い目”以外での職業用の利点は、
・自動糸切り
・押さえ上げレバー
・様々な押さえの種類
などがあげられると思いますが、
例えば、
押さえを上げる脚レバー
せっかくこんなにいいものが付いているのに、
わざわざ手元のレバーを手で上げる方を
多く見ます。
布を入れる時、
布を出す時、
一番大切な時に、
両手で布を揃えられるのに
安易に片手を離してしまうと
その時にどれくらいのリスクがあるか、
大げさですが、相当です。
と私は思っています。
縫っている途中にも、大事なところに限って、
手で押さえを上げたりするんですよね。
縫っている時の姿勢っていうのがあります。
脚レバーを使うと、
その姿勢のまま、押さえを上げられます。
その姿勢のまま、
つまり態勢を変えないで進めると、
縫い目にブレが出ません。
縫い目と、自分の目の距離も変わってしまいます。
それは、その先縫い目へも影響してきます。
そんな些細なことも配慮して、
レバーの価値があると思っているのですが、
そこが本当にどれだけ大事かどうか、
手でレバーを上げなくなったらわかることだと思います。
私が仕事をしていた時は、
まずそんな光景を見たことは
ありませんでした。
私も、手で上げるレバーを触ることは
まずありません。
下糸を巻くときとか、
メンテナンスをするときくらいです。
何年も通い続けてくださっている生徒さんに限って、
職業用ミシンの購入に躊躇します。
技術を身に付けることの大変さを、
ミシンを買っただけでは、
上手くなれない。
という事が身に染みてわかっているからです。
技術を身につける事より、
お金を出してミシンを買ってしまう方が
楽だし、早いです。
でも、それだけでは実際には
上手くなりません。
きっと、脚レバーを使用しないで
手で上げ下げするのも
それほど意識しないで、
クセだったり、週間なのだと
思います。
脚レバーのこと以外でもそうですが、
習慣やクセでそうなっているんだろうな。
という事をお伝えしてもスルーな方と
本気で直そうとする方がいます。
もちろん、本気で直そうとする方は、
最初はやりにくそうですが、
こちらのクセになってしまえば、
やはり上達は早いのです。
こういう状況を何度となく見てきていますが、
もうこれはご本人次第。
もちろん高額のミシンですから、
買いたくても、
買えないで、もう何年も使っている、
という家庭用のミシンで
一生懸命、家で縫って質問してくれる
生徒さんもいる中で、
持っていらっしゃるのなら、
自分の技術を追いつこう。
としてほしいなあと、
歯がゆい気持ちになる・・・
これが、私の正直な気持ちです。
本日も最後までおよみくださり
ありがとうございます。
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