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東京 東久留米市
”既製服のように仕上がるソーイング教室”【RANPI】主宰
＆オーダーメードの服のお仕立て
曽根 かおりです。
ビニコをきちんと裁断する方法
ビニコ(ビニールコーティング)の生地は、
縫いにくい。。
という声をよく聞きますが、
"縫いにくい"
のは、
滑りが悪い。
ズレてくる。
実際にそれもそうなのですが、
それ以前に、
裁断が曲がっている。
という可能性、高いのです。
縫いにくいので、
あまり複雑な形や、カーブが多いものは、
あまり避けた方がいいですね。
ということは、
長方形や正方形で、裁つ事が多い。
この長方形、正方形、
四角の角が、本当に直角になってない、
ちょっとでも斜めになっていると、
もう、とっても縫いにくいし、
そのまま縫うと、
絶対。というほど、きれいに
仕上がりません。
そして、
このビニコの性質として、
きちんと計ったのに、
ちゃんと線引いたのに、
上下で長さが違う。。
こんな経験、ありませんか？
私の感覚なのですが、
きちんと計って切っても、
切ったあとに、
若干、
動く。
そんな感じがします。
元々は、布。
その上に、ビニールコーティング
してあり、
その際に、
肉眼ではわからないくらいでも、
ズレが出てくると思うのです。
その状態で、固まってしまうので、
それは、もう元に戻せない。
動かない。
それが、裁断したあとに、
微妙に切り口から
ふわっと少し引っ張られるような感じ。。
そんな感じがします。
私が、やっている方法ですが、
耳を頼りに、
耳を落とすように、平行に、
一辺切ります。
その一辺を基準にします。
机の角に、その辺を合わせた状態で
(この辺をタテとすると)
それに垂直の辺を
机の線に平行に生地をカットします
(ヨコ)↓
これで、ほぼ、きちんと合います。
説明すると、わかりにくいのですが・・・
図で書くと、
こんな感じ↓
この作業を、机の角を使わずに
真ん中あたりで、
定規を使って直角に計っても
ズレるのです。
ロータリーカッターを使う場合は、
カッティングボードの
角に合わせて切ります。
ハサミの方は、
最初に耳に平行に線を引いて、
そこを切り、
机の角に合わせて、
机の辺に、垂直の線を引きます。
引いたあとに、その線をハサミで切る。
というのがオススメです。
ビニコは1mmズレて
裁断してしまったら、
そのまま1mmズレて縫い合わされます。
四角いものは、
たとえ、1mmズレても
歪んでしまいます。
普段の布より、
ちょっと注意して裁断してみてください。
四角いものだからこそ、
裁断のズレが響いてきますので。
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