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ありがとうございます。
東京 東久留米市
”既製服のように仕上がるソーイング教室”【RANPI】主宰
＆オーダーメードの服のお仕立て
曽根 かおりです。
この８月は、ワンピースレッスンを通して、
たくさんの方に出逢いました。
そして、たくさんの想いに出逢いました。
メルマガを通して、たくさんの想いに出逢ったとき、
伝えたい。
教えたい。
そんな想いにかられました。
洋裁を好きな方がこんなにいるんだ。。
と、ともに、
せっかくやりたい。
上手くなりたい。
と思っているのに
すごく遠回りしている方が多い・・
という印象を持ちました。
それは、それで、もちろん間違いではなくて、
それは、それで、正しいのですが、
せっかく好きな洋裁をやりだしているのに、
納得いかない、
嫌になる・・
という事は、
目標とそれに対する努力が
違っているのでは、と感じます。
”縫う”ことひとつとっても
私が勉強したり、
実際に学んだりしてきたことの中でも、
たくさんのやり方があります。
学校で習う縫い方。
また
仕事として縫うのでも、
既製服のサンプル製作として縫う縫い方。
パリコレや東京コレクションなどの
衣装を縫う縫い方。
個人のためのオーダーメードの縫い方。
考え方や縫い方が異なってきます。
出来上がったものが、
展示会のサンプルとなるのか、
工場で縫うための先上げサンプルとなるのか、
コレクションで魅せるための作品なのか、
実際に日常で着るものなのか。
目的を知ってから、
それに一番合うように考え、仕上げます。
よって、縫製方法も変わるのです。
ひとつの縫い方を知ったら、
いつでもそれでいけるわけではないのです。
私が普段教えている縫い方は、
洋裁を楽しむホームソーイングの方のため。
でも、本に載っているホームソーイングの
縫い方。
ではありません。
それを否定するつもりはないですが、
それで、納得いかない。
という方は、そのまま続けていても
楽しくならないし、
上達もなかなかありません。
でもね、みなさん、続けられるんですよ・・
辞めない＾＾
なぜかって、
やっぱり洋裁が好きだからです。
服が好きだからです。
工場がきれいに縫いあがるのは、
ここは、この縫い方で、この方法で、こうして縫う。
縫い合わせる線、一本一本に
緻密に計算されているからです。
それを朝から晩まで何日も続けていたら、
嫌でもコツを掴むでしょう。
でも、そのやり方が、
目的が変わったら、
生地が変わったら、
その方法が適応されなくなることもあります。
その時に、
なぜか？
と、
考えられることがホームソーイングでは
必要なんです。
理由を知ること。
でも、やってもいない、
縫って体感してもいないことを
想定して、考えるのは少々無理があるのです。
なので、まずは、
その生地で、１着。
１着でいいので、綺麗に縫えること。
まずは、綺麗に縫ってみましょう。
とお伝えしたいのです。
そこから、生地が変わったら、
目的が変わったら、
パターンが変わったら
（つまりカーブや角度が変わったら）
変えていく。
考える。
という事をしていくのが、段階のいい上達の仕方です。
結果、習得も大きいわけです。
物事を覚えていくには、順序があります。
その順序って、教わる側にはわからないんですね。
私も、洋裁以外のことは、わかりません。
編み物の本で、
ものすごく気に入ったセーターを見つけて
編みたくて、編みたくて、たまらなくなって、
寝ても覚めても、そのセーターが頭からは慣れなくて、
それを着ている自分を妄想して、
うれしすぎて、
編めるような気がしてきてしまい、
初めて毛糸買ったのに、
本と、棒針と毛糸１０玉ぐらい買い込んでしまう。
私でいうとこんな感じです＾＾
でも、自分のすきなもの、こと、
なので、１回で懲りないんですね・・・
その毛糸はそのままなのに、
また次の年、同じように、
素敵なセーターの本を見つけてしまい、
また本と毛糸を買い込んでしまう。
今度はできるような気がする。
という根拠のない自信とともに。
ソーイング本や生地を次から次へと買ってしまう。
という方も、
きっと、こんなことではないかと思うのです。
それを何回か繰り返すと、
道具が揃ってないからだ。と、
道具に走り出す＾＾
これを使うと上手くできるんじゃないか。
このミシンがあると、上達するのではないか。
道具は、使いよう。
ではありますが、
まあ、道具を買っただけでは
上手くなりませんね、
自分の編み物に当てはめてみるとよくわかります。
ワンピースレッスンで、いらしたある方が、
先生のところに行ったら、
先生の使っている道具を見て同じものを買いそろえよう。
と意気込んできたのに、
思いの外、道具らしい道具が無くてシンプルで、
自分の持ち物の方が、ごちゃごちゃと色々ありました。
と
おっしゃってた方がいました。
何事にも、物事って順序があります。
体系的に学ぶことは、
理解と上達とをいいバランスで進めてれます。
一気にものすごいところを目指すと、
それを得るには、相当な覚悟と努力がいるわけです。
これって、かつて学んだ心理学に
ピタリと当てはまるのです。
人の心の在り方と全く同じであり、
ココロにも段階があって、
私たち人間が、
少しづついろんな経験をして、
ココロが広くなっていく。
許せる範囲が広くなっていく。
超悪人が説教をするお坊さんや神父さんに
なるには、
まず悪人でなくなることからはじめる。という
ココロの階段があるはずです。
それを短期間に得るとしたら、
時間も葛藤も人並み以上にたくさん必要です。
人生を変えるような大きな出来事に
ぶつからなくてはなりません。
元ヤンキーがカリスマ教師に。
とか、
偏差値３０からの１年で難関大学合格。
とか、
なかなか考えられないことを成し遂げるには、
尋常ではに努力と
尋常ではない想いが必要です。
話は大げさになりましたが、
洋裁でやっていることが、心理学に当てはまり、
心理学で学んだことが、洋裁に当てはめるとピタリとくる。
どこかで、
想いと実力が伴わない・・・
という場合は、
ひとつづつの階段を上らずに、
無意識で二段飛び、三段跳びしている可能性があります。
そうなって、残念な気持ちにならないために、
体系立てたベーシックコース。
のカリキュラムを考案中です。
半年ほど前、一度手を付けだしたのですが、
カリキュラム作りがとても大変で、
一旦蓋をしていたのですが、
みなさんの想いを聞くと、
やっぱりこれだと
想いおこし、奮闘している次第です。
自分が出来ることで、周りの方が喜んでくれることほど
人間ってうれしいことはありません。
この努力の方向は間違ってないな。
と想いを馳せました。
来年４月ころを目指して、
ベーシックコースのカリキュラムを組み立て中です。
また詳細をお知らせさせて
いただきますね。
本日も最後までおよみくださり、
ありがとうございます。
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