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東京 東久留米市

”既製服のように仕上がるソーイング教室”【RANPI】主宰

&オーダーメードの服のお仕立て

曽根 かおりです。


 

 

夏もお盆を過ぎ、

活発な秋が始まるまでの間のこの季節。

なんとなく、”センチメンタルな季節”

な感じがいつもしてしまいます。

 

私の原点を振り返ってみようと思います。

洋裁をすることに

愉しい時も辛い時も、迷いのない原点。

 

 

大げさかもしれませんが、

洋裁を趣味でしている人も、

ちょっと失敗したりした時に

どんな気持ちになるか、

嫌になりそうな時、

は、こんな事なんじゃないかなー

 

 

と思います。

 

洋裁は、

私にとっては、人生そのもの。全て。

 

 

洋裁というより、

服飾全般が、私の歩んできた道全て。

そんな存在なのです。

 

 

子供の頃から、何かを作ることが好きでしたが、

そういう子供は、わりといます。

 

 

それと同時に考えることが好きな子供でした。

 

 

 

 

目の前にある好きなことを見つけては、

手を動かし、考える。

 

ずっとそんな風にきて、

進路を決める高校3年生の時。

 


その頃一般的だった女子の短大進学。

 

よくわからないけれど、

特に何の目標もないまま

私は”家政科”にいくものだと思っていました。

他の科を選ぶ理由が無かったから。

 

家庭科の先生のなるのかな・・・?

 

 

何かを作り、手を動かすこと、

 

その仕事がわかりませんでした。

 

 

といっても、家庭科全般が好きなわけでは

ありません。

 

 

そんなある日、

 

仕事から帰ってきた母が、

 

「今、帰りに○○さんにばったり会って話してたんだけど

本当に服飾やりたいんだったら、大学行ってもダメなんだって。

専門学校に行かないと、仕事無いらしいよ。

専門学校だったら、文化服装学院がいいよって。

一度見に行ってみたらって言ってたわよ、

行ってみる?新宿だって。」

 

 

「ふ―ん、そうなの?

行ってみる。」

 

 

こんな会話をしたことが鮮明にあります。

 

 

○○さんというのは、隣の町に住む母の知り合いで、

若いころ、メーカーでデザイナーをしていた。

という方でした。

 

 

 

思い返せば、

ここが、私の大きな転機だったのです。

 

もう高校3年の夏を過ぎていました。

 

 

今ほど、受験が過熱していないといえども、

ずいぶんなのんびり具合です。

 

 

私も焦っていなかったけれど、

母も焦っていなかったようです。

 

 

 

何の受験勉強もしないで、

短大とかに受かると思っていたのか、

自分でもコワいです。

 

 

 

そんなことで、最初に文化服装学院に母と見に行ったのが、

高校3年の9月ごろ。

 

 

案内されて、授業をしている教室を見せてもらったその風景を

すごく覚えています。

 

 

ここは、どこなのか・・・・

 

という人種。

 

 

普段の私の生活で、

私は、至って”普通”であり、

”普通の高校生”であると思っていたのに、

 

どの教室に入っても、制服を着ている

普通の女子高生の私は浮きまくりです。

 

次々と案内される教室。

 

私と、母と、唯一案内してくれている事務の方、

この3人組が、

 

どう考えても、ここに似合わな過ぎたのでした。

 

 

 

目が点。

 

こういうことを言うのだと思いました。

 

 

教室に入る度に、

事務の方が、べらべらと説明をするので、

 

生徒の何人かが、こっちを見ます。

 

ここにいると、ここにいる人たちが正しくて、

私たち3人が”おかしい””はずかしい”

 

母はどう思っていたかわかりませんが、

少なくとも私は、

 

そんな感じかして、

頭が真っ白になりながら歩いていました。

 

 

なんで、”おかしい”んだろう。

 

何が”はずかしい”んだろう。

 

 

 

 

私の頭はすぐに考えだします。

 

 

同じ東京とはいえ、

地元で、

普通に制服を着て、

普通に高校に通い、

普通に黒い髪の毛をしていて、

普通に白いソックスを履いて、

普通にみんなと同じようなカバンを持って、

 

ついでに言えば、

 

母も普通のそこらへんで売っている

お母さん用のちょっとお出かけ服を着ていて、

普通のおばさんの髪形で、

 

 

 

どこからどう見ても

母は、ふつうの

”お母さん”にしか見えなくて、

 

私は、ふつうの

”高校生”にしか見えなくて。

 

 

ふつうって、何なんだ・・・・?

 

 

私って、何なんだ・・?

 

 

私って、他の誰でもいいのか?

 

普通に高校生になって、

決められた制服を着て、

 

 

スカートの長さが決らめられいて、

髪の毛の色も決められていて、

靴下の色も決められていて、

使っていいカバンも決められていて、

 

規則がたくさんあって、

 

その規則に何の不満もなくて、

 

逆に、そんな色々な規則がある中で

暮らしているおかげで、自分で考えなくて済んでいる

 

この自分の環境というか、状態が

 

きっと

 

とても

 

はずかしくなったのです。

 

 

 

 

ここにいる人たちは、

 

全員みんな違って、

誰一人同じ人はいなくて、

 

 

男子、とか女子とかでもなくて、

 

 

ひとつひとつの

人間の集まり。

 

 

ひとりひとりが、

 

きちんと存在している、

というか、

 

 

これが、”普通”なんじゃないか・・?

 

今までが、おかしかったんじゃないか。

 

 

という見てはいけないものを観てしまった。

知ってしまった。

 

という不思議な感覚でした。

 

 

 

 

 

でも、この世界に行ってみたくて、

 

行ったらどうなるんだろう。

 

 

そんな風に感じてみていました。

 

 

ネットがある今の環境とは違い、

情報が無い、当時の高校生の私にとっては、

 

 

かなりのカルチャーショックでした。

 

 

 

帰りに、事務所で、色々な説明を受け

(内容はすっかり飛んでますが)

 

「11月に文化祭があるので、

学生の様子が一番よくわかるから

よかったら見に着て下さいね」

 

という言葉だけ記憶があり、

 

 

ふと、

 

この事務の人は、

この環境にいて、どうして普通(今まで私が思っていた普通)

でいられるんだろう。

 

 

と不思議に思ったことを

覚えています。

 

 

 

この日を境に、

”私が形成されていく”

 

”私の考える”という事の基盤が徐々に変わっていった

日でした。

 

 

 

 

さて家に戻ると、

 

 

いつもの”普通”の環境で

”普通”の生活が戻り、

 

ちょっと違和感ありながらも、

普通に生活していました。

 

 

次のカルチャーショックは

事務の人が案内してくれた

11月の文化祭での出来事。

 

 

 

 

何のために洋裁をしていますか?②

に、続きます~

 

 

 

 

本日も最後までおよみくださり、

ありがとうございます。

 

 

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