ご訪問いただきまして、
オーダーメードの服のお仕立てと
”既製服のように仕上がるソーイング教室”
【RANPI】 主宰 曽根かおりです。
1日の個人レッスンを受けていただきました。
今回は、脇スラッシュポケットを入れたギャザースカートの
完成。
そして、
新しく作りたいソーイング本からの
トアルを組んで修正を見てほしい。
とのこと。
個人レッスンは、人によって内容は様々なので
先にヒアリングをさせていただき、
何をしたいか、知りたいか、困っていること、
を伺い、メニューを決めていきます。
何度か、個人レッスンを受けてくださっている生徒さん、
同じようにヒアリング、
そして来ていただいた朝に段取りをお話して、
無駄のないように、
一日を進めていきます。
前回、脇ポケットを猛特訓^^したので、
本番のスカートにポケットを取り付けました。
そして、スカートを完成。
今回は、ウエストをゴムにしたのですが、
自分で作るときは、
ゴム通し口を作っておくと、
ゴムが劣化した場合に、
簡単に取り換えられて便利です。
ゴムベルト布の、
内側、つまり体に触れるほうに、ゴム穴を
付けるのですが、
こんな風に。
縫い代を割って、その縫い代が飛び出してこないように、
ステッチで四角く押さえておきます。
裏側から見たところ↓
縫い代が1cmあるので、
真ん中の5mm位のところがいいです。
表側から見たところ↓
その時に、よーーーく見てみて。
内側に部分を開けるのですが、
内側の部分の上下ほんの少し、2,3mmづつくらい
中に入ったところまで縫っています。
このベルト幅が3cmだとしたら、
3cmまるまる開けるのではなく、
上下少し縫って開ける部分
2,5cmくらいにしとくのです。
縫い代側は、ギリギリまで開いていると、
スカートと縫うときに、
パカパカして縫いにくくなるのを防ぐため。
上は、てっぺんまで開けると、
ゴムを通して、履いた時に、
上から白いゴムが『点』と見えてしまうのを防ぐため。
上までピッタリ開けておくと、
履いた時に、こうなってしまいます。↓
ちょっと、ほんのちょっとだけ
中まで縫ってると、
これを防げます。
穴が、ベルト幅より、
ほんの少し狭くなっても、
ゴムは、十分そこから引き出せます。
こんなちょっとしたことの積み重ねで、
”きれい”の仕上がりは変わってきます。
そして、ここが既製服の縫い方。
ベルトを輪っかにして、
スカートに片側付けたら、
ゴムも輪っかにして、
ゴムを入れながら、
ベルトを閉じていきます。
ベルトを縫い付け終わった時には、
もうゴムも入っています。
あとで、一生懸命、ゴム通しで、
ゴムをキュッキュと、
入れなくていいのです。
既製服は、大量ののスカートに
いちいちゴムを人の手で入れてられません。
もちろん、緩かったり、きつかったりしたら、
ゴム穴があるので、
引っ張ってすぐに直せます^^
スカートのあとは、
トアルを組むときのシーチングの扱い方、
ワンピースを組んで着てみて、
デザインは良かったので、
体型により合うように、
補正をさせていただきました。
次回は、生地を買ってきて、
このワンピースの作成です。
どんな生地にするか、
あんな生地もいいね~
こんな生地で作ってもいいね~
と話していて、夢はどんどん膨らむ♪
作ることの楽しみってこんなところに
あるのでは。と思います。
最後までお読みいただいて、
ありがとうございます。