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5〜21号のサイズオーダーでの服の販売と
既製服の縫い方 ソーイング教室【ranpi】主宰
曽根 香です。
今日は(も)…?
サンプルを製作していました。
昨日、さんざん悩んだ結果、
決めたワンピースの
パターンまで準備しまして・・・
縫いあげたら、ちょっと違うような。。
あそこを変え、ここを変え…
で、また一日終わろうとしています。
こんな日は、エネルギーを使いすぎて、
頭がパンパンです(^-^;
縫いあがった時に、
途中の写真も撮ればよかった。
と毎回思うのですが、
本気で製作中は、
なんかそんな余裕はないものです。
写真に撮って説明するには、
それ用に準備しないと、『縫い』の説明は
なかなか難しいです。
実際に、
ソーイング本がた~~くさん
出ているのに、
読んでもわからないから、
みなさん、習いに来てくださるわけで、
プロの方のお写真と説明でわからないわけで、
私の撮った写真がわかりやすい。
ってことは、
それは~~、無いかな(^-^;?
と、自分で撮ったの見ても思ってしまう。
なので、出来上がった写真と、
脇の縫い目利用のポケットについて
ちょっとした説明をしたいと思います♪
学生の時は、すごく大変に感じていた、
脇ポケット。
スラッシュポケット。
などとも呼ばれます。
こちらのポケット。
表は、まあなんとかできても
裏が、ちょっと・・・
という方も多いのではないでしょうか?
裏は、こちら。
周囲は、『袋縫い』といって、ロックミシンが見えない方法。
周囲を
袋縫いで仕上げるか、ロックミシンで仕上げるか。
服が、一枚仕立て、つまり裏なしってこと。
の場合は、基本、袋縫いで仕上げます。
服をひっくり返しても、きれいなように。
直接、肌にロックの糸が当たって不快でないように。
また糸も擦れないように。
パンツのポケットなど、そうなっていますよね。
そんな配慮もあるわけです♡
ロックミシンで仕上げる場合は、
裏付きのもの。
裏付きの場合は、ひっくり返したら裏地です。
ポケットの周囲は、
表と裏の間に挟まれているので、中をのぞかない限り見えません。
その場合は、ロックミシンです。
袋縫いのほうが、丁寧な感じがするから。と
裏付きでも袋縫いするのは、NGで、
それは、袋縫いの厚さで段差が出て、表にひびくから
良くないのです。
既製品が綺麗なわけは、きちんと細かいところまで
ルール化されているから。
そして、出来上がったあと、
裏から見ても綺麗なのが、
パターン通りにきちんと縫いあがった証拠です。
表はどうにか見れても、
裏は、ポケット口で突っ張ってたり…
余計なところに、ミシン目がいっぱいあったり…
ロックミシンが何重にも重なってたり…
してませんか?(^_-)-☆
ポケット 上のところ↓
おしまいです★
それは、ポケットの袋布に至るまで、
工業用のパターンをきちんと用意するから。
です。
そう、パターンメイキングというところです。
これはとっても大切です。
学生時代は、
自分でデザインして、
自分でパターン引いて、
修正もして、
自分で縫うわけですから、
自分さえわかれば、良かったわけです。
工業用パターンは、自分で、引いたパターンを
全く別の知らない人が、縫うわけです。
要は、パターンがこちらから伝えたいこと
全てです。
2,3mmの誤差も、その通りに出来上がってきてしまいます。
縫ってくださる工場の方が、縫いやすいように、
縫い代の付け方、合印の位置、など
パタンナー側からできる最大のメッセージなわけです。
なので、
ハンドメイドで、自分の服を縫う場合も、
自分が縫いやすいように、
きちんと工業用のパターンメイキングされたパターンを
用意する。
ソーイング本から写したとしても、
きちんと縫い代や、本には無くとも
必要なら合印を入れてあげる。
実は、きれいに仕上がる。
既製服のように仕上がる。
とは、半分はここにかかっているわけですが、
縫うことばかりに、先を急いで、
ここをおろそかにしている場合が多いのです。
そのパターンがあるから、
既製服のような縫い方ができるわけです。
学生の頃は、あんなに嫌だった脇ポケット、
今では朝飯前です(^^♪
もちろんたくさん縫いましたけど♪
正しいパターンと縫い方でなければ、
何個ポケット作っても、上達は無いのです。。。
お手持ちの既製服を、観察するのも
いい勉強になります。
手を抜いてるな~というメーカーや
しっかりした縫製のめーかーも
わかってきて面白いですよ(^^♪
本日も最後までお読みくださり、
ありがとうございます。