兵庫県西宮市onewash（ワンウォッシュ）
ソーイング洋裁教室です
縫製工場の手法、
かんたん、手早く、きれいに縫えるコツ、
マチ針なし、しつけなしの合理的な縫い方を
自宅教室にてレッスンしています。
先日の記事もたくさんの方に読んでいただき、
ありがとうございました
当教室では、
しつけなし、まち針を使わないで縫う手付きをものにするレッスンをしています。
生徒さんからは、口々に、
「本当にこんな長い距離でも、まち針を打たないのですか？」
「袖刳りなどの逆カーブは縫いにくくて」
「パネルラインなどのカーブはズレてくるから（まち針を）打ちたい」
私もその縫い方を知る前はもちろん、
学生時代はまち針を打って縫うと教わっていたので、まち針を打ちまくって、躾もしていました。
当時はチャコペーパーがあり、ルレットで出来上がり線を引いて、
ザクっと大きく縫い代を切って、
きりじつけをして、
しつけして、ミシンで縫う、、、
今から考えると恐ろしく時間のかかる、
大変な作業をしていたと思います。
ところが、アパレルメーカーに就職したのちに、
縫い代付きのパターンをCADで作成することを知り、メーカーの大量生産のことや、
その他もろもろありますが、
ONE WASHでは、
縫製工場での職人さんの縫製を目の当たりにしました。
いろんな工場（布帛、ニット、デニム）のことも知りました。
ほんとに衝撃を受けました‼︎
これはある職人さんと近い存在になったので、
かなり勉強になりました。
習うというよりも見て学べという本質な堅物な職人さんです。
あるあるですよね。
職人さんもそれぞれのやり方があるとは思いますが、基本、まち針は使いません。
大量生産（小ロットでも）の工場では、
異物混入になるため、まち針は極力使用しないのです。
それにいちいち、まち針を打って、抜いて、なんてそんな作業はしてられません。
1時間にどれくらい縫えるのか、
もしくは
1日に何着仕上げられるかで、
縫製工賃が決まってくるからです。
そんなことや縫い方を知り、
理屈が分かってくると、
まち針を使うこと自体が縫いにくくてしょうがないのです。
それは、先生だからでしょう？
慣れたからでしょう？
と言われるかもしれません。
それも一理あります。
ですが、
まち針を打つととっても縫いにくい！
まち針を打ってもズレる！
ということを知るだけでも良いと思います。
それと、クリップは、なおさらダメですね。
クリップの厚みで生地が持ち上がってしまうので、
より使わない方がよいです。
分からなくなってしまわないよう
ココとココを合わせる目印の程度くらいにとどめておきましょう。
昨日のレッスンは、
第2期生さん
「後期の部分縫いソーイング養成講座」
でした。
たくさんシーチングを切り、ご用意しました。
皆さん、たくさん縫ってくださいました。
後期はカーブ編なので、
逆カーブの縫い合わせが出てきます。
これは今までまち針を打っていた方にとっては、
うーん、となってしまうかもしれませんが、
まち針を一本も使わないで縫えるという
テクニックをどんな場合でも身につけていただきたいからなのです。
すごく大事なことは、
縫うときでも地の目を見る、ということです。
逆カーブの縫い合わせ
インカーブの裏バイアス始末
イセ込みのある袖刳りの縫い合わせも
まち針なしで縫います。
アウトカーブに裏バイアス始末、
表からステッチを掛けているところ
たくさんメモってくださってますね。
袖山にイセ込みのあるアームホール
ご受講されている生徒さんからは、
イセ込みのあるアームホールまで、まち針なしで縫えたのがすごい。
と仰ってくださいました。
ご受講、ありがとうございます。
次回の第4期生募集は、3月頃になります。
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