onewash(ワンウォッシュ)
ソーイング洋裁教室です
縫製工場の手法、
かんたん、手早く、きれいに縫えるコツ、
マチ針なし、しつけなしの合理的な縫い方を
自宅教室にてレッスンしています。
先日のフリーレッスンでは、
洋裁本ではリネンで作成されていますが、
これからのシーズン用に、
グレー地にピンクとネイビーのネルチェック。
あったかそうです。
![飛び出すハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/610.png)
私も韓国できれいな色のヌビを買ってきたのだけれど、まだ手を付けられていない...
ヌビってね、中綿が入っているキルト状のもので、
キルトステッチの幅はいろいろありますが、
お持ちのヌビは約7ミリ幅でステッチされているもの。
キルトなので、元々厚みがある上に縫い代にはこのようにかなり厚みが出ます。
縫い代を割るにしても、出来るだけ裏側(表側)生地に響かないようにしないといけない。
きちんと縫い代を割れていても跳ね返りがあったりしてゴロゴロしてしまいやすい。
指で触って厚みを確認しても跳ね返ってくるよ。
それらを、出来る限り減らすことがポイント。
厚みを減らすために、中綿キルトをチョキチョキ、カット✂
縫い代が1センチなので、生地は切らずに中綿だけ...
縫い代も少ないと余計に跳ね返ってしまうよね。
これが少し大変な作業ですが、
厚みが随分減りました。
このジャケットはリバーシブルなんですが、
衿付きなんですね。
ここで難しいところは、
それぞれの表地と裏地を縫い合わせるときの衿と身頃の境目の角のところなんです。
衿の付け止まりのところね。
⇩指で押さえているところ、ココです。
どうしても、縫い合わせで一旦糸を切るので隙間ができやすい。
縫う方向は同じでも、縫い代を踏んでしまうので、一旦糸を切らないと縫えないのです。
この隙間が空いてしまうという問題は、
実は解決できる方法があるのです。
その方法とは、
→表衿と裏衿を縫い合わせる。
→衿を作ってしまう。
→表身頃と裏身頃の間に挟みこんで縫い合わせる。
この方法で解決します!!
デザインにもよりますが、衿がこのような場合のデザインであれば隙間が空くという問題はクリアになります。
その上、衿刳りの部分に中綴じする手間も省けてしまいます。
今回は、生徒さんが、すでに衿を身頃に付けてしまっておられたので、
方法だけお伝えしましたが、
納得されておられました。
そして、どんでんする前には重なる縫い代を落とす。
中綴じをしっかり。
グレーヌビ面
うわぁ~、どちら面も可愛いです
ヌビがふっくら良い雰囲気を出してくれていますね。
袖口からもネイビーチェックがちらりと。
リバーシブル縫製にすると縮率によって、どちらかが縮んで反対生地が出てきたりしやすくなりますが、
それは縫製前にしっかり水通しをして、縮ましてから作ってくださいね。
すごく可愛いので、私もかなり影響されてしまい、
韓国で買ってきたヌビを早くやっつけたくなりました
ヌビを購入したときにピンと閃いてもうデザインが決まっているのですが、
なかなか取り掛かれない悔しいな...
頑張ろうっと。
フリーレッスン、ありがとうございました。
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