こんばんは
onewash(ワンウォッシュ)
ソーイング洋裁教室です
縫製工場の手法、
かんたん、手早く、きれいに縫えるコツ、
マチ針なし、しつけなしの合理的な縫い方を
自宅教室にてレッスンしています。
先週のレッスンでは、生徒さんが大作を完成されましたのでご紹介します。
洋裁本の中の1ページ、
後ろ姿がタックになっているロングコート。
「これをウール生地で作りたいのですが、
ウール生地なので、裏地が必要ですよね?
これは裏地のパターンが無いのですが、作れますか?!」
ということで、レッスン1回目は型紙トレースと裏地のパターンを作りました。
後ろ中心にボックスタックのあるゆったりとした可愛いデザインのノーカラーコート。
裏無しでもスプリングコートや秋に着るコートにもよいですが、
生徒さんのご要望は、総裏で作りたい!
総裏仕立ては全くの初めてなので挑戦してみたい、
選んだ生地がチェックのウール生地、
これは柄合わせ必須だったので、ちょっと予想外。
裏地にはリバティのフェリシテをチョイス。
トラッド系のベージュ×ブラウンチェックウールとリバティのフェリシテの組み合わせというのが、
なんだか新鮮でおしゃれですね。
レッスン2回目は、裁断に入りました。
ポケットもしっかりとこだわって柄合わせをしています。
身頃と柄を合わせるためにチェックの柄を写します。
レッスン3回目は縫製へ。
そして、カーブのポケットには、型紙と同様に厚紙で型をとっておく。
イセミシンをかけておく。
このように厚紙で型を取ったものにカーブを添わせて、カーブをきれいに作り、アイロンで形を整える。
きれいに丸みのカーブが作れたら、柄を合わせた身頃にたたきつける。
裁断時に柄合わせをしているため、
縫製するときもしっかり合わせて縫う。
縫うときも、
柄合わせも頑張りましたよ〜
普通地とは違い、ウールの厚みがあるので、
合わせているつもりでも、ちょっとズレが生じてしまう
何度も解きを繰り返しながら、
納得いくまで合わせるのに苦労しましたね。
次に、裏地のお仕立てへ。
リバティのオレンジのカラーがチェックと合っててかわいいです。
総裏のコートということで、「キセ」掛けや、
中綴じ、手まつりなど、
たくさん初めてのことがあったりして、
大変だったと思うのですが、
とうとう完成しました!!
やはり重衣料とも言われるコート。
ロングコートですし、ある程度重さもあります。
裏地がなんといってもかわいい。
千鳥掛けも丁寧に。
袖口。
初めてのコート制作だったのですが、
実は途中で、寄り道したんですよね(笑)
夏は暑いのもあって、ウールも触る気になれず、違うアイテムを作られていたんです。
疲れちゃいますしね、
そんなこともあっても全然良いと思います。
実は、ボタンホールは西宮北口のアルペンさんへ、
工業ミシンのハトメホールをお願いする予定だったのですが、アルペンさんが来月で閉業予定
本当にショックです。
店主が体調悪いとのことで、入院されておられるのだそうです。なんとか、無事に戻ってきていただき、お店を続けていただきたい
腕の良い職人さんが少なく減っていくのは本当に悲しいです。
工業用のハトメホールがうまくいきますように。
そして最後まで、本当によく頑張られたと思います。
大物が完成すると自信につながりますね。
これからも、いろんなアイテムに挑戦してみてくださいね。
お疲れ様でした!!
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