おはようございます

 

 

兵庫県西宮市 

onewash(ワンウォッシュ)

ソーイング洋裁教室です

 

 

 

縫製工場の手法、

かんたん、手早く、きれいに縫えるコツ、

マチ針なし、しつけなしの合理的な縫い方を

自宅教室にてレッスンしています。

 

 



生徒さんから次に縫うもののご相談で、

テロテロ素材のポリがあるのですが、

どんなデザインが向いてますか❔

薄くて透けるので、裏地を付けないといけないと思うのですが、どうしたらよいでしょうか。




ブラックストライプのシフォン

約4m






シフォンなので透け感が結構あったの。

このようなポリエステル100%のテロテロ素材の落ち感はドレープが出やすいので、

それを生かしたデザインがよいかなと思う。




長く教室に通っていただいてる生徒さん、

今までに縫ったことのある

ボウタイノースリーブワンピース!

この型紙を使ってのアレンジはどうですか?

とご提案してみました。



4mという生地量、ブラウスでは余ってしまいますし、ドレープをたっぷり出したフレアワンピース。



そして、シフォン生地のためスケスケなので、1枚仕立てではなく、裏地を付けるのかどうするのか?

という問題。




これの私からの提案では、

裏地というよりも、2枚仕立てにしませんか?



ブラックストライプというシックで、キレイめイメージを少しでも引き出したかったのです。。。




このブラックストライプシフォンに色味を合わせて、ブラックの80ローンをご提案させていただきました。


80ローンなら薄さもいい感じで、

シフォンとも邪魔しないので、


それにローンは綿100%ですが、

2枚仕立てにすることによって、その2枚の間に空気を含むため、シフォンの落ち感をカバーしてふんわりさせてくれます。




次のレッスンで、ブラックローンをご用意くださいました。



スケスケなシフォンなので、

縫製面でもちょっと注意点を。


1センチの縫い代で、普通にロック始末してしまうとそのロックの糸までも透けてしまうガーン



そんなときは袋縫い始末をするといいよ。

7ミリで接ぎ合わせたら、

縫い代を少し切り揃える。

アイロンで縫い代を両方側へ倒して癖付け、



 


そして、7ミリで縫う。

なので、予め縫い代は1.5で裁っておく。









そして、表(外側シフォン)と裏(内側ローン)の差をこんな感じでつけてみました。


わかるかなぁ〜。






シフォンとローンの接ぎ合わせは

できるだけかんたんに!!




中縫いするだけなんです〜ポーン

衿刳りはボウタイで掴んでしまうのですが、

衿刳り下のあきのところ、

袖刳りアームホール、中縫いのみ!!







前中心のあきのところ、

パターンでは、5ミリの三つ折りになっていました。


最初からカットせずに、

縫ってから切り込みを入れる仕様。

スラッシュあきの要領ですね。





1日でここまでできました〜拍手


めちゃくちゃ素敵なパターンなんですよね〜。




まだ、完成までは至ってはないのですが、

表と裏で、かなりの差をつけています。
分かりにくくて申し訳ないですが、こんな感じ。




表地シフォンのドレープがボリュームたっぷりなんです。
そう!
フレア展開の量を動かすと
ドレープ量が変化します。
パターンの展開ってとてもおもしろいと思います。


表と裏でフレア分量が違うので、
「ふらし」になります。


このように、手持ちのパターンを色々アレンジしてみても楽しいですよ。


こちらも完成が楽しみで仕方ない作品です〜ハート

あとはご自宅で出来るところは、
やってみます〜とのことでした。
お疲れさまでした。



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