おはようございます
アパレルメーカー『ONEWASH』
縫製工場の手法、
かんたん、手早く、きれいに縫えるコツ、
マチ針なし、しつけなしの合理的な縫い方を、
お伝えしていますワンウォッシュソーイング教室です
昨日は終日レッスンでした。
毎月、午前から午後まで
通しでレッスンをご予約してくださるN様。
洋裁を学ぼうとする意欲がとても熱心です。
今回のフリーレッスンでは、
『コートを縫おう。』の
基本のドロップショルダーコートを
作られる予定。
総裏付きのコートを製作するのは、
初めてとのこと。
播州織のとてもしなやかなウール、
オレンジとブラウンラインの入ったグレンチェック柄
とってもかわいい生地でした。
それぞれのパーツにも
柄が合うように置いて裁断します。
↓
そして、洋裁本の作り方から変更した点があります。
パッチポケットの付け方です。
↓作り方には、手まつりでと書いてあるのですが、
私が実際にやってみて良かったなと思う
付け方をお伝えしたのですが、
つい先日投稿しました
リントンブラックツィードの
フレンチジャケットにも、
この方法で付けました。
手まつりよりもずっと
楽にできたので、
この方法も良かったなと思います。
①まず、前身頃にパッチポケットの印付けを
しておくのですが、
今回の問題点は、ウール地やツィード地などには、
チャコなどで印は付けれないという点です。
ここはやはり、
きっちりと印を付けたいので、
『きりじつけ』をしました。
このパッチポケットは、裾カーブしているという点と
柄合わせもしっかりしたいので、
ここは安全にきりじつけです。
(四方などのポケットには、
角のみの印付けでも良いかもしれません。)
②次にパッチポケットを、作っていきます。
ポケット口の上端を
表地と裏地を中表で縫います。
縫い代は下高にし、アイロンをあてます。
ポケット内側面↓
②ポケットのぐるりを押さえミシンをかけておきます。
そのとき、ポケットの大きさが表裏で若干違うので、
(裏地に控え分が付いています)
そのため、生地端は揃えてステッチをかけます。
そうすると、こうなります。
↓反った感じですね。
③次に、
身頃本体にポケットをつけていくわけですが、
中表にして、この順に縫っていくのです。
縫い代は1センチ。
ステッチ糸は表に出ない縫い方です。
ステッチ糸が表に見えない
横段柄合わせぴったりのパッチポケットが
縫い上がりました
隙間も浮きもなく、ぴったり‼︎
ポケット裾のカーブの丸みもキレイ。
手まつりよりもきれいかもしれません。
(手まつりはどうしても、縫いが緩くなりがちです。
手を入れたり出したりするので、しっかり縫いたいということもありますね。)
横段がぴったり合うと、
やったー!
って思わず、ガッツポーズとりたくなりますよね。
ぷっくりした丸みのあるポケット、
とてもかわいいと思います。
この方法なら、
ポケット口にも返し口を付けなくても、
ポケットを手で祭るめんどくさいことを
省くことができます。
今日のレッスンでは、
・柄合わせの裁断の方法、
・きりじつけの方法
・表にステッチ糸が見えないパッチポケットの付け方
を学びました。
1日でたくさん学んだので、
とても集中して取り組まれたのではないかと
思います。
素敵なコート、仕上がりが楽しみですね。
いつもありがとうございます。
お疲れさまでした。
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