あいの風とやま鉄道413系「とやま絵巻」仕様車 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

三セク転換後の輸送力不足を懸念してあいの風とやま鉄道に残された413系、1本は完全なる観光列車にになりましたが、もう1本は定期列車もこなす半観光列車となりました。「とやま絵巻」と名付けられ、HPにも運用情報が載っています。但しそこは詰め込みの効かない413系、基本的に定期運用は朝夕ラッシュ時のみとなります。

 

車体は黒となり、沿線の文化の紹介をイラストと文字で行っています。

 

側面はこの通り。3両編成にギッシリ詰め込んでいます。

 

車内です。まずは中間車のモハ412-3からです。基本的な構造はあいの風移管時そのままに、座席モケット等が変更されています。

 

という訳で座席です。この車両はブルーのモケットで、背ズリには沿線の伝統文化・芸能をテーマにしたイラストが入っています。

窓を見ると‥外観のラッピングの一部となっており景色は楽しめません。窓をガッツリ開けてやりましょう(笑)

 

肘掛けは形状こそ従来に近いものですが、木にコーティングを施したものになっています。

 

こちらがモケットです。

 

モケットは2種類、海と陸で対峙したデザインとなっています。

 

続いて倶利伽羅(金沢・米原)方先頭車です。モケットの色が変わっております。

 

座席です。基本的には色違いですね。

 

そう言えば、日除けは特に仕掛けは無いみたいですね。この辺り、会社により仕込みを入れるかどうかが分かれる点ですね。

 

ということでモケットです。模様が異なっております。

 

この車両にはトイレが設置されており、その向かいはセミクロスシートとなっております。

 

ということでミステリーゾーンのクロスシート。向かい側のトイレの中を直接見せないようにするための国鉄なりの配慮でございます。211系等はロングシートと同じ形状ですが、この系列や115系ではこのようにボックスシートと同じ形状に揃えられております。

 

トイレです。ドアは木目調の化粧板を貼り付け、中は便器が洋式化されています。プチ観光列車となり、この辺りのサービスアップもやっぱり欲しいとこでした。

 

続いて市振(糸魚川・直江津)方の車両のモケットです。ライトグリーンを地色としています。

 

安定の国鉄型ボックスシート、混雑時はやや窮屈なものの、背ズリと座面の絶妙な角度がよくよく計算された良い座席だと思います。

 

で、この車両の特徴はやはりカマボコ型の持ち手。他の車両が「日」の字型となっている中、この持ち手が残っているのは奇跡です。山陽地区の初期型115系が淘汰された中、益々貴重な存在となりました。

 

で、こちらがモケットです。身体が触れない背ズリと座面の間の隙間にもモケットは貼られています。

 

ロングシートです。袖仕切りはアクリル板付きで寒風直撃を回避…しているものの、やっぱり開くと寒い(笑)  奥側は優先座席、正直ドア付近に設定した方が使い勝手はいいんですけどねぇ。

 

そして…こんな吊革も紛れ込んでいます。1編成辺りの設置数という意味では、この編成は割と多い方だと思います。