大井川鐡道7200系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

大井川鐵道では、老朽化したかつての関西私鉄の特急型車両を置き換えるため、新たに単行運転が可能な車両を導入しました。首都圏や地方では見覚えのある方も多いであろう、かつての東急7200系を譲受した同7200系です。

 

元々首都圏で長い編成を組んでいたため反対側はスッパリ切妻の食パン改造で両運転台化しています。急行灯以外は、一応元から先頭顔だった面に合わせられてはいますが…。この改造は、一度目に譲渡となる今はなき十和田観光電鉄向けに実施されたものとなります。

 

2両が譲渡されており、7205については東急登場当初のスタイル、帯無しとなっています。

 

しかしこちら側は…なんで赤帯があるんや…。

 

基本は2両1編成で運転されるそうなんですが、訪れた日はSL大運転の日でして、新金谷までのシャトル便や電車運転の花方(?)とも言える臨時急行にも入ります。

 

車内です。まぁなんと言ってもロングシートですよ。代替で廃車されたのが京阪3000系や近鉄16000系だったかと思うと、事情こそあれやっぱり「なんてことを…!」という思いが強くなってしまいます。

 

ドアです。両開き式で、化粧板を省略したステンレス仕上げです。取材時はワンマン運転が実施されていましたが、取材したのが有人駅のため全てのドアが開いていました。

 

運転台です。こちら側は元から運転台がついていた側、反対側は録り逃してしまいました…。手前に元々無かったと思われる機器が両側に配置され、それによりやや奥まった位置となった窓下に運賃箱が置かれています。

 

天井です。今時扇風機も珍しくなったとは思いますが、ここでは扇風機付き非冷房の客車パイセン達が多数いますね(^^;;  それでも、電車では唯一の存在となります。

 

窓です。一段下降窓を3枚並べており、日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンとなっています。

 

座席です。東急時代とモケットは変わりませんが、ポールが2本追加されています。端から端まで乗るとそれなりにまとまった時間になる中、景色もいい中、やっぱり他の系列と比べると遜色出ちゃいますよね。

 

十和田観光電鉄移籍時に車椅子スペースが改造により設置されています。東北に行くにあたりヒーターも追加されました。