えちぜん鉄道MC5001形 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

京福電気鉄道、時代の闇に走り去っていった名前とも言えますね、特にこの車両にとっては…。

 

MC5001形、えちぜん鉄道に唯一残る元京福電気鉄道から在籍する車両で、屈曲した形状と角形ライトなど、ボーッとした顔が多い(笑)えちぜん鉄道車両の中ではキリッとした顔立ちですね。京福時代は2両が存在しましたが、5002号車は京福が廃線となる原因ともなる正面衝突事故により廃車となり、ただ1両この5001号車だけが残っています。

 

車内です。えちぜん鉄道在籍車両としては唯一となったオールロングシート車両となります。

 

運転台です。えちぜん鉄道ではワンマン運転(きっぷ発券やご案内を実施するアテンダントさんは乗っていますが…)を実施しておりますが、他の車両には正面に設置してあるはずの運賃表示機が見当たりません…。

 

かと思いきや、ドアの横に設置してありました(^^;; なぜこの位置に設置したのでしょうか…。ドア自体は片開き式で、これもえちぜん鉄道では唯一の存在です。

 

天井です。照明にカバーがかかっているのは、この車両がかつて存在した武庫川車両で製造されたからなんでしょうね。この時期に登場した阪神電車と同じ形状をしております。

 

で、なんか違和感があるなぁと思ってよく見てみると、吊革の留め具が変な位置に付いているんですね(^^;; 本来、留め具が吊り輪とピンとの間にいるはずなのですが、ピンの上にいますね…。そのピン自体も真ん中辺りに付いており、本来想定されているであろう留め具の役割はあまり果たしていないような…(笑)

 

窓です。一段下降窓と戸袋窓を組み合わせたものです。日除けは下降窓にのみ設置されており、爪を引っ掛けるロールカーテンタイプのものが備わります。

 

座席です。こちらは優先座席とセットになった区画で、一般座席は青、優先座席が黄色となっています。それにしても、優先座席の比率がやたら高いですね(^^;;

 

車椅子スペースです。握り棒やベルトの他、渡り板も用意されています。サイクルトレインもやっており、どちらかと言えばベルトはそちらのものかもしれません。