弘南鉄道7000系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

青森県は西部を走るローカル私鉄、弘南鉄道。弘前から黒石を結ぶ弘南線と中央弘前から大鰐を結ぶ大鰐線の2路線があり、いずれも東急から移籍した7000系が系列名もそのままに活躍しています。

 

基本は左の顔がオリジナルの先頭車ですが、短編成化のため右のように中間車から先頭車化された車両も存在します。

 

こちらは大鰐線のグループ。前面が元南海車を譲受した1521系のデザインになっていますね。

 

車内です。うん、元々そうだってのと後の追加ですが赤いですね(^^;;  そう言えばですが、弘南鉄道は観光鉄道を除く普通鉄道では日本で唯一の全車非冷房車の会社となっています。札幌の地下鉄は法律上路面電車ですからねぇ…。

 

最前面とドアを一挙にどうぞ。ドアはステンレス地そのまま、乗務員室は仕切り扉の形状がワンマン運転に対応したものに交換されています。同じく機器も追加されていますね。

 

そしてドアには開閉ボタンが付けられています。車体はビックリするほど古いですが、平成のVVVFインバータ車ですら譲渡先にて手で開け閉めしてる会社があるのに進歩してるもんだなぁ、と。赤ランプが開ける、黄色ランプが閉めるとなります。

 

車端部です。相変わらずの幅広貫通路で見通し十分、ワンマン運転には最適ですね。

 

優先座席を有する車端部です。モケット以外はこれと言った変化が見られません。

 

天井です。先述の通り冷房は無く、今時珍しくなった扇風機が活躍します。真夏はこれで…大丈夫なんでしょうね、さすが本州北端の津軽。なお、吊革はリンゴの赤と津軽富士の緑をイメージしたものなんだとか。

 

窓です。二段窓が3つ並んでおり、上下とも開閉可能です。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。

 

座席です。ドア間は5+5の10人掛けとなっています。モケットは懐かしい東急時代のままですね。

 

車端部の5人掛けです。座り心地は柔らかめ、昭和後期に登場した車両で何があったのか疑問に思うくらいこの時は普通だったのですね。

 

優先座席です。シルバーシートと呼ばれていた時代のものなのでしょうね。懐かしい響きだこと…。

 

さてこちらは黒石線で見つけた車両の車内です。手前は見覚えのあるものですが、奥が何か違う…。
 

車端部です。…うん、座席が何やらにぎやかです。

 

天井です。吊革は普通のものですが、109の広告留め具が残されています。

 

さて座席です。まだ東急で活躍する7700系のように肘掛けタイプの仕切りが追加されています。比較的空いてるとは言え座席が埋まるくらいは人が乗るので、定員着席に一役買っていることでしょう。

 

優先座席です。座面が劣化したのか一般座席から持ってきたもので代用しています。まぁ…地方の譲渡車両ではよく見かけますが(^^;;

 

今のところ置き換えの計画はなさそうなこの車両たち、一体どこまで走るのでしょうか…。