JR四国キクハ32形 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


乗降人員ゼロ、秘境駅としてかなり有名になった坪尻駅。かつてここにトロッコ列車が走っており、「絶景!土讃線秘境トロッコ」として運転されていました。


そのトロッコ車両を務めたのがこのキクハ32形です。キハ32形の仲間ですが、車体寸法や重量が似ていることくらいですね(笑)


坪尻駅で待避中、南風号が坂を掛け上がって行きました。


この車両はトップナンバー、もう1両は瀬戸大橋を渡っています。


車体は深緑をベースに金色の文字やイラストでデザインされています。


車体側面もこの通り。


ヘッドマークも取り付けられていました。2016年秋を最後に運用を終了し、この車両は土佐くろしお鉄道直通の太平洋を眺めるトロッコ列車へ使用された後、土讃線の高知以西で新たなトロッコ列車へと生まれ変わっています。


車内…と言っていいのでしょうか、内部です。トロッコ列車らしいウッディな雰囲気に加えて、車体の深緑はこちらにも使われています。


ドアです。折戸構造ですが、オリジナルのキハ32形のようなバスタイプではなく、国鉄型車両に見られたような窓が小さいタイプとなっています。また、自動で開く機構を有していないのか、ここの扉を開くときは車掌さんがドアコックを操作して手動で開いていました。


車端部です。こちら側にはドアがなく、控え車両への通路として機能しています。


最前面です。ここはオリジナルタイプと同様、半室構造となっています。ここから窓一枚隔てた前面展望を楽しむのも悪くありません。


運転台です。割とシンプルにまとまっていますね。


天井です。骨組みを露出させたワイルドな仕様です。


トンネル走行時はこんな感じ。カバー付きの照明がいい味出してます。それにしても、乗車したのは運行終了前の秋、トンネル内はかなり寒かったです(^^;;


側面です。柱は2ボックスに1本となっています。特に雨よけ等はないので、悪天候時は控え車両へと避難することとなります。


座席です。トロッコ列車ではありがちなテーブル付きで木製のボックスシートです。背ズリはやや低め、車体色と同じカバーが掛けられているのがアクセントですね。


大歩危行きであれば1A・5A・9A・13A、琴平行きでは3D・7D・11Dが柱が被らなく景色がよい席でした。土佐くろしお鉄道では方向転換さえされなければ奈半利方面が2D・6D・10D・14D、後免方面であれば4A・8A・12Aに該当するかと。


車端部のボックスシートです。壁際は長めの背もたれとして使えそうです。


車掌台後の座席は変則配置のボックスシートです。ええ、ここを相席とされると少しなんだかなぁ、と思わされます(笑)


向かい側の運転台後の座席は2人掛けとなっています。


先述の通り、T.M.Revolutionも真っ青な強風と寒さにじっと耐えなければならない環境にあるだけに、毛布が用意されていました。徳島の山奥は冷えます。


2017年4月から土讃線の観光列車は特に急がない全車グリーン車の観光特急列車となります。これから楽しみですね。




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