信楽高原鐵道SKR310形 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


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滋賀県の貴生川から信楽までを結ぶ旧国鉄→JR西日本の信楽線から引き継いだ第3セクターが信楽高原鐵道です。これまで幾多の絶体絶命と思われる災難に遭ってきながら、不死鳥のごとく奇跡の復活を遂げ続けてきた伝説の鉄道会社でございます。そんな信楽高原鐵道で活躍しているのがSKR310形です。

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信楽はタヌキの置物、信楽焼が名産であり、車体側面にもタヌキが描かれています。終点の信楽駅もタヌキまみれになってますね(笑)

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車内です。地方によく見られる軽快気動車のそれですが、青いモケットがどことなく国鉄チックな雰囲気を出しています。そう言えば、トイレがありませんね。必要な程の乗車時間でもないですが(笑)

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ドアです。化粧板が貼られていないステンレス仕上げの一枚引き戸となっています。低いホームに対応するためステップが備わっています。隣には乗車証明書発行機も備わりますが、整理券発行機もあるのに使う機会はあるのでしょうか。

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運転台です。レールバスによくある片運転台構造で、右側は開放されています。その上には運賃表示機が設置されています。貴生川から乗った際、最初に表示される運賃に愕然とした方も多いと思います。結構走りますからねー。

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天井です。クロスシート主体の座席構造のため、吊革は少な目です。照明はカバーが掛けられた蛍光灯1列ですが、関西私鉄のような高級感があるものではないですね。通気孔に被る部分のみ、2列配置となっています。

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窓です。この時期はまだ二段窓となっていますね。日除けは横引き式のカーテンとなっています。

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座席です。乗車距離は長くないながらもクロスシートが設置されています。モノは地方のディーゼルカーでよく見かけるもので、他社でも多数の採用例が存在します。違う点と言えば、全員着席出来る程度の乗車率と予想したのか持ち手が貧弱なものになっていることでしょうか(爆) 同時期に製造された甘木鉄道AR300形でも見ることが出来ますね。

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座り心地はあまりよくなく、全体的にズブズブと沈み込んで安定せず、背ズリも角度が付けられているように見えるのは外側だけ、人が座る真ん中部分は満足なものとは言えません。乗り通してもさした距離にならないのでそれ程は困りませんけどね。

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ドア横の4人掛けロングシートです。着席区分として座面・背ズリ共に縫い込みが入っています。

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優先座席の5人掛けです。一般座席とは違い、赤いモケットとなっています。座り心地はこちらも柔らか目で背ズリの角度がほぼ直角です。ちょい乗り程度の備えですね。

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車椅子スペースです。握り棒と固定用のベルトが備わっています。

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幾多の困難を乗り越えて来た力強さを秘めて、たぬきまみれの信楽から出発です。

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