豊橋鉄道の市内線、親会社である名鉄の岐阜市内線が悲運な終焉を向かえたのを尻目に、近年の路面電車ブームに乗る形で地域に根ざしています。画像は日本最急カーブである井原カーブを通過中のモ780形です。先述の岐阜市内線からやってきた車両で、このカーブを通過するためにいくつかの改造がされているとのこと。
車内です。さすが元名鉄の車両だけあり、いくつかの特徴が見られます。
車体中央の出口です。化粧板が貼られており、両開きとなっています。路面電車らしくステップがありますね。
運転台側の入り口です。どうしてもここのドアは戸袋のスペースを捻り出せないため、三枚折戸となっています。
外側には収納式のステップがあります。
運転台です。LCDディスプレイや運賃箱が備わります。仕切りは簡単な扉があります。
天井です。照明はカバー無しの蛍光灯で、本数は少なめです。吊革はさすが元名鉄、天井から直接ぶら下がっています。
窓です。こちらもどことなく名鉄の雰囲気が漂っており、四隅が丸く取られ、日除けは横引き式となっています。何気にすごいぞ…。
座席です。ロングシートで、奥は5人掛けの一般座席、その手前に3人掛けの優先座席、出口側に補助椅子が配置されています。同時期に登場した名鉄3500系に倣ったものでしょうね。
別バージョン、3人掛けの一般座席と補助椅子が配置されています。一般座席の座り心地は可もなく不可もなく。東田本線の乗車時間では特に問題ありませんね。
いざ、日本最急カーブへ
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