東武8000系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


かつて「私鉄の103系」と呼ばれるほどの勢力を有していた東武8000系です。元々は全く違う前面を持っていたのですが、更新工事が行われた際に現在の顔になっています。つい最近まで東上線を何食わぬ顔して走っていたのですが、現在は野田線などの支線、伊勢崎線や東上線でも末端区間で走るのみとなっています。

現在リバイバル塗装となった編成が存在しており、こちらは二代目塗装のセイジクリーム色を纏った編成です。何でも、「下塗りのままだ」ということで当時は不評だったそうな。ちなみにこの塗装を纏っていた時代は前面改造前だったので、この顔との組み合わせは初めてとなります。


そしてこちらが登場当初のツートン塗装。もちろんこの顔との組み合わせは初となっております。

リバイバル塗装の2編成が並びました。


車内です。長らく東武の標準的な車内構成となっていた典型的な光景となっています。


ドアです。特に化粧板も貼られていない素っ気無いドアです。


が、その上にはなんとLED表示機が設置されています。千鳥配置で、こちらがそのドアです。地味にサービス向上が図られているのですね。ですが字が小さいのが難点ですね。


車端部です。仕切り扉は両開き式で、こちらも化粧板は貼られていません。


仕切り扉は一部のみの設置で、それ以外は幅広貫通路で繋がっています。この時代の車両ではよく見かけるものですね。

最前面です。東武の仕様とも言えましょうか、運転台側は窓無しとなっています。


天井です。冷房吹き出し口が狭い間隔で並んでいます。これが進歩するとラインフロー化するのでしょうね。照明はカバー無しの蛍光灯です。

窓です。「田」の字のユニット窓となっています。上段は開閉可能ですが、下段はツマミが撤去され固定されています。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。


座席です。ドア間は7人掛けとなっています。昔から東武で見ることが出来た、黄緑色に着席区分としてエコーラインが入ったモケットです。袖仕切りはパイプ式、肘掛を兼ねて横方向にも渡されているのですが、なぜか二段配置となっています。この間に腕を入れて・・というのは考えすぎでしょうか。


車端部は4人掛けです。座り心地はこの頃の東武をはじめ、様々な鉄道会社でも見ることが出来たスプリングが利いた懐かしい柔らかさです。伊勢崎線や日光線直通の長距離運用を考慮してのものだそうです。支線区の運用ではこれくらいでも全く問題ありません。

優先座席は青みがかった灰色です。当時のシルバーシートのモケットなのでしょうね。


フリースペースです。もちろん、後に改造されて設置されたもので、改造当初は車椅子スペースとして整備され、後にベビーカーなども対象に加え現在に至ります。非常通話装置が戸袋部分に設置されています。


さて、登場当初のツートンカラーのリバイバル編成では、車内に関しても登場当初になるべく近づけた状態にしています。


座席です。モケットがオレンジと茶色の間と言った感じの色になっています。座り心地は大して変わりません。


優先座席は昔からこのモケットだったようですね。

貫通路部分に増設された感のある消火器。このためか、貫通路が多少狭められています。

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