JR東海キハ48形 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


JR東海の非電化区間の主力として活躍していたキハ48形です。アイボリーに湘南帯となっています。


運用によっては、このように4両編成で運転されていました。しかし、4時間ほど運行されない時間帯の後に車掌乗務の4両編成とは・・。ワンマン運転2両編成にしてもう一本運転して頂きたいところです。

 

こちらは暖地向けの車両。外観は特に変わりませんね。


そして、最近では国鉄一般型気動車風塗装になった車両もいましたね。一両単位でコロコロ廻されることが多い気動車故、一般型気動車風塗装同士が連結されて走ることはあまり有りませんでした。


車内です。まずは寒地向け車両からです。ドアは両端に寄せられており、冷気の進入を防ぐためデッキが存在します。


デッキ部分です。ドアは半自動化されておらず、必ず車掌が乗務する運用に充当されます。低床ホームに対応するため、ステップがあります。


デッキ仕切りを車内側から。戸袋部分を含めて、仕切りには窓があります。しかし、デッキ付近のロングシートが無ければ、「急行型車両です。」と言っても通じそうな気がします。


続いて、デッキ無し車両です。こっちから見た分にはあまり違いが分かりません。


はい、というわけでドアです。デッキがない分広々としていますね。そして、いつでもサッとデッキを取り付けることが出来そうです。


デッキ無しの編成には半自動機構が設置されていて、外側には開けるボタン、内側には開閉両方のボタンがあります。


車端部です。ドアが両端にまで寄せられているため、特に何が有る訳でもありません。強いて言えば、消火器と整理券発行機があるくらい・・。


最前面です。ワンマン運転にも対応しており、運賃表示機が設置されています。運賃箱も備えていますが、取材時は車掌乗務の運用だったため収納されています。


天井です。かつては非冷房で、後に冷房改造が行われています。冷房装置は、この系列ではお馴染みの荷棚を占有するほどの「ドデカい。」タイプです。しかしながら冷却能力はかなり貧弱で、冷房化後も残された扇風機や、窓からの自然の風にお世話になることに。

 

窓の柱にはスイッチがあります。

座席です。まずはボックスシートから。日本津々浦々どこにでも存在する究極の統一品ですね。背ズリは切り立ち、シートピッチも決して恵まれていませんが、なぜだか悪い気がしないのは何故でしょうか。

 

こちらは片面タイプ。なぜか横幅が少し切り詰められています。

 


JR東海の国鉄型車両のボックスシートは、国鉄時代からの青いモケットを堅守している反面、レザー製のカバーが掛けられています。フレームに頭をブツけると結構痛いのですが、それを少しでも和らげるためでしょうか。


ドア横のロングシートです。画像は6人掛けです。袖仕切りはシンプルにパイプのみとなっています。一応肘掛も兼ねていますね。しかし、冬季にこのポジションはとても寒そうです。


トイレとボックスシートに挟まれた3人掛けです。キハ40形であれば2人掛けボックスシートの引きこもり席となるのですが、それにしては幅が余ってしまうためにこうなったんでしょうね。それでも微妙に幅は足りておらず、金属のスペーサーが入れられた上、袖仕切りも設置されています。ここでは斜めに切り落ちたパイプを使っています。


トイレです。入口は側面にあり、デッキを出ることなく入れるようになっています。中はもちろん和式となっています。


トイレの入口になる部分では、ロングシートが途切れています。勿論、ドアが開くたびに中とご対面することを防ぐためのものです。今では車椅子スペースとして使えそうですね(「ステップ」という難関がありますが・・)。

 

で、こちらがデッキがないタイプ。

 


向かい側のスペースです。ドア横にもパイプの仕切りがあり、微妙に乗り降りの支障になっている気がします。


各車両、一部窓にはこんなものがあります。これは何かと言うと・・。


外に出てみました。ああなるほど、ワンマン表示機ですね。何気にスピーカーまであります。



武豊線の電化によるキハ75形の転用ととキハ25形の増備により、これら国鉄型車両は引退となりました。最後までお疲れ様でした。

 

 

↑ ↑ ↑