車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

兵庫県の上郡から佐用、岡山県の大原、鳥取県の智頭を短絡する目的で建設・開業した智頭急行、HOT7000形「スーパーはくと」から逃げるために普通列車用のHOT3500形も高性能です。元々このHOT3521はイベント用として転換クロスシートを搭載した車両でしたが、2018年にリニューアルが施されています。


自然豊かな智頭線沿線の澄みわたる夜空をイメージしたパープルの外観で、ついでに近年JR西日本の国鉄型車両で進行したテールライトのクリアレンズ化が施されています。

 

「あまつぼし」の愛称があり、ヘッドマークが付いています。「天空の港に集まる星」を意味するそうな。

 

車内です。唯一転換クロスシートを積んでいたのに・・まさかまさかのロングシート化されてしまいました。イベント用なので、テーブルを置いてなんかしたりする分にはこっちの方がいいと判断されたんでしょうけど・・うーん。

 

ドアです。ステンレス仕上げの片開き式となっています。リニューアルを機にここも化粧板仕上げにしてもよかったと思うんですよね、ステンレス仕上げは殺風景ですし。あと開業時期を考えてもステップレスには出来たはずですが、智頭以北の因美線のホームが嵩上げされていないためにステップ付きになっているのでしょう。

 

ドアは半自動対応で、外に開ける、内側に開閉両方のボタンが備えられています。今回のリニューアルでボタンが光るタイプになっております。

 

運転台です。構成は変わっていませんが、化粧板が交換されています。また運賃表示機はLCDタイプに交換されていますね。車掌台側は変わらず客室として開放されているため、窓一枚隔てて圧巻の110km/h走行を楽しむことも出来ます。ただ、運転士さんの邪魔にはならないようにしましょう。

 

天井です。ここは大幅に手が加えられており、化粧板を交換しているほか、照明をLED式のものに交換しております。カバー付きですが、照度は高めです。で、木製の吊り輪で出来た吊革が増設されています。ロングシート化によって・・ですね、この増設は。そして、荷棚もロングシート化に関連して交換されており、一般的なバータイプになっています。またイベント時に「トンネルシアター」と称するお楽しみを写すため、プロジェクターがあります。

 

窓です。固定窓で、横引き式の日除けも変わりません。ただ、生地は交換されています。

 

座席です。ロングシートは沿線5市町村の花をイメージした柄となっています。ここ最近の車両としては珍しくクッションが柔らかめですが、背ズリは直角で長時間の乗車は厳しいです。優先座席はJR西日本で見られるピクトグラムを散りばめたものになっています。そうそう、イベント列車の際はテーブルを固定し設置することも出来るそうです。

 

車椅子スペースは収納座席付となっています。基本的にロックされており、引き出せません。

 

トイレ横に関しては妙な空きスペース。荷物を置くにはちょうどいい隙間ですね。

 

トイレです。横幅極狭なのは相変わらず、ここは思い切ってバリアフリー対応とはしなかったようです。

 

 







首都圏-東北ルートのひとつを形成する会津鉄道を走る、お座敷・トロッコ・展望車を1編成に収めたその名も「お座トロ展望列車」。長期不通から復旧した只見線の完乗を果たした私、久々に会津鉄道経由で都内へ向かおうとした矢先、待っていたのはデザインを大幅に変更したこの車両でした。
 
外観は青系の爽やかな塗装に変更されています。金文字で、「OZATORO」と記載されていますね。
 
車内です。こちらも中に入ってびっくり、座席周りを中心に変貌を遂げています。
 
というわけで座席です。フレームの塗装はそのままですが、表地が変更されています。トロッコ車両は、走行環境から座席部分の劣化が一般的な列車よりも早く進行するように思われます。そのため座り心地を犠牲にしてでも木で作るケースがほとんどで、割と少数派です。
 
この車両はそんな少数派の1両、従来表地の劣化も来ていたでしょうからこのような形で貼り替えたのでしょう。ワインレッド色になったことで、かつての幼稚園バスじみたものから少し大人びたデザインに変わりました。あと、車内販売のメニューも置かれています。風で飛んでいかなければいいですが…。
 
ロングシート区画もこの通りです。クロスシート区画よりも、背ズリが高めですね。

 

 

 

 

近鉄のこの顔発祥、8800系。これよりも古い車両たちが順次更新が進められる中で、この系列にもB更新が実施されています。元々奈良線用として登場しましたが、一部はこの通り大阪線系統で活躍しています。


車内です。近年進むモノトーンな配色はこの系列にも採用されています。しかしイチバンセンデザインも出始める中、このスタイルはどこまで出るでしょうか。

 

ドアです。近鉄ではある意味伝統の窓を大きく取った両開き式はそのままに、化粧板を黒にして足元・ドアの両端に黄色を入れて目立たせています。この手のリニューアルであれば他社では案内表示機のひとつくらい付くものですが、当時の近鉄はその素振りが全然見えないんですよね。半導体不足で見送ったならまだ事情が事情ですが、準備工事すらされていないんですよね。

 

車端部です。ドアと同様、黒の化粧板でキメています。しかしながら仕切り扉は窓が狭い仕様のままで、視認性はイマイチです。

 

消化器が収納された区画。妻窓が埋められて消化器が入るようになった訳ですが、視認性は上がったように見えます。

 

8810系では8000系列の設計を引きずっているところがあり、車端部の奥行きが長い区画があります。先頭車のドア位置と合わせて2+2でも4両固定編成でも乗車位置がズレないようにこういった構造になりましたが、その後他系列の組成変更で3両編成が出現したり、この後に出た系列で車端部の長さを揃えた系列が出たりしたため、近鉄のドア位置が混迷を極める原因となっています。この系列が引退するまで、近鉄の乗車位置が立ってて目の前に来ることはありません。

 

最前面です。こちらも近年の系列では座席がありませんが、乗務員室直後にも座席が設定されています。近年の系列はここの設備を切り詰めることで、中間車とドア位置が合うようになったので少々複雑です。仕切り窓はやや高い位置にあるので、座席に座りながらの前面展望には少々向きません。


こちらは併結時の様子です。

車掌台側はロープで仕切られており、立入禁止となっております。昔は入れたんですけどね…。

 

天井です。近鉄のかつての伝統、三角形の照明カバーが健在です。冷房吹き出し口はラインフロータイプ、8000系列よりも幅が狭くスッキリするようになりました。

 

窓です。日除けが下部をビニールにしたタイプに交換しています。皮脂や汗、整髪剤を付けた頭で降ろした日除けに頭を降ろすケースで、日除けが汚れることが多いからなのでしょう。見栄えの良く無さはともかく、機能性はしっかりしています。

 

座席です。モケットの変更、ポールの追加などリニューアルポイントはあるものの、袖仕切りはパイプ式で機能性はイマイチです。この後に出て来た系列では秀逸な形状の袖仕切りを2つ程出して来た近鉄だけに、ここも何か変化があればよかったんですが…。

 

短い車端部の優先座席です。一般座席とは異なりオレンジ色のモケットで、握り棒・吊革を濃黄色にした上で、床面にもシートを貼り付けています。そうそう、吊革はここだけL/Cカーと同様の五角形となっています。

 

そして消化器を内蔵した区画。採光性という面でその可能性を潰しているのは何だかなぁ、とは思いますが、視認性を優先してわざわざ窓を埋めたのでしょう。

 

長い車端部の優先座席と一般座席を一挙にどうぞ。握り棒が天井と直接繋がっているの、何度見ても新鮮です。非バケットタイプのロングシートは背ズリがやや切り立ち気味で、短時間の運転となる奈良線系統の割り切った設計と言えます。

 

フリースペースです。上本町方先頭車には避難はしごがデーンと置かれています。その他、非常通話装置も備えられています。

 

最後に最前面の3人掛けです。先述の通りで座りながら前を見られるのは、座高が高い人だけですね。



 

京阪にゆかりのある石清水八幡宮、男山にある神社で、アクセスにはケーブルカーに乗車することになります。それが、石清水八幡宮参道ケーブルです。

 

京阪直営のケーブルカーで、正式名称は鋼索線です。客車1号は「あかね」号、客車2号は「こがね」号の愛称があります。

 

車内です。一度リニューアルが施されており、各車両の外観をイメージした色使いとなっております。

 

ドアです。柄付きの化粧板で、片開き式となっております。

 

天井です。照明はカバー付き、やや間隔を開けて設置されているのは京阪電車と同じですね。それにしても、ケーブルカーで吊り広告があるのは珍しいと思います。

 

窓です。ドア間に2枚の窓が配置されており、片側は戸袋窓となっております。

 

座席です。全席が固定クロスシートで、基本的に景色が良い山麓側を向いています。

 

階段状になっている床面に座席が一つずつ置かれています。肘掛け付きで、そのまま脚台も兼ねる合理的かつ良いデザインです。

 

続いて向かい側の座席です。

 

直角の背ズリに薄いクッション、まぁ乗車時間も短いケーブルカーですから、多くを望んではいけません。

 

乗務員スペース横は唯一山頂側を向いた座席があります。ここから前面展望するのも良いでしょう。

 

窓上には、ハトのお話がされております。

 

さて、実はリニューアル前の車両も収めておりまして、その様子もあわせてご紹介しましょう。この時点ではかつての京阪特急に準じた塗装になっておりました。

 

また石清水八幡宮本宮の国宝化と、ケーブルカーの60周年を記念した二枚看板となっておりました。2枚看板は京阪のお家芸ですもんね(笑)

 

京阪のCI。この車両の塗装変更で、かつての京阪特急塗装は京阪としての本線上からは姿を消すことになりました。

 

車内です。色使いとしては、かつて京阪本線を走っていた3000系のダブルデッカー車両に準じたものになっております。

 

ドアです。現在とは化粧板の模様が異なっておりました。

 

当時からこの案内はあったようですね。

 

乗務員室です。緊急用の手動ブレーキも見えております。

 

京阪はバスも含めて必ずお札がありますが、さすがにこの車両はここ石清水八幡宮のお札となっています。まぁ、ここで成田山のお札を貼ると、さすがに鳩ポッポも怒るでしょうね(^^;;

 

天井です。この時から吊り広告はあったんですね。

 

窓です。戸袋窓とならない部分は開閉可能で、非冷房の車両にして唯一の涼を取り入れる手段となります。

 

座席です。フレーム自体はこの時から変わっていないことが分かります。

 

このモケットも、今や懐かしさを覚えます。今では唯一富山地鉄10030形「ダブルデッカーエキスプレス」仕様車で見ることが出来ますね。

 

優先座席です。モケットは一般座席と変わらず、窓のステッカーでのみ対応しています。

 

最後に展望席です。座席の下には、何やら金属の箱。何が入っているのでしょうか、今も謎です。

 

 

 

 

 

 








名鉄初のVVVFインバータ制御車として登場し、今や名鉄の最多勢力となったのが3500系です。登場から25年程が経過した2017年から、各部をリニューアルした車両が登場しています。外観では、行き先表示がフルカラーLED化されている点が挙げられますね。

車内です。当時増備が続いていた3300系に近い内装へとブラッシュアップされています。目に見えて車内が明るくなりましたね。

ドアです。化粧板は交換されていますが、ドアレールは残ったままとなっています。この辺りは平成初期登場の電車ですね。

消化器が張り付いたドアです。下にも置けたでしょうにこの位置に付けたのは、イタズラ防止のためなんでしょうね。

中間ドア扱いを行うドアです。ドア扱いをするかどうかは列車·駅次第、常に見られるわけではありません。ドア横はリニューアル前からの広く取られたままで存置されています。このリニューアルで座席が拡大されてもよかったと思うんですけどね。

車端部です。座席周りを中心にガラッと印象を変えています。妻窓が無く閉鎖的な空間ではあるのですが、化粧板の色調を上げ、LED照明で照度を上げることで暗い印象をほとんどさせないようにしています。

フリースペースが設けられた車端部です。今回のリニューアルで設定された区画で、バリアフリーに対応しています。そうそう、仕切り扉の上にあるLED表示機ですが、LCDディスプレイに交換されています。ただ情報量を詰め込みすぎていますので、視認性はイマイチですね。

最前面です。車掌台側には座席がありまして、前面展望も可能です。運転台側はフリースペース、乗務員さんが確認しやすいという利点がありますね。仕切り扉の窓は左右非対称、極力座席側の窓を大きく取ろうとした努力が伺えます。

天井です。こう見ると、中々モノトーンな色調に仕上げられています。照明は直管式のLED灯、吊革は相変わらず天井から直接ぶら下がる面白いスタイルですが、丸形から五角形に交換されています。この辺はステンレス車両に合わせたということなんでしょうね。

窓です。意外にも日除けが残っておりまして、近年増えるステンレス車体のように日除けが省略されなかったのは喜ばしいと思います。そうそう、3枚の窓の内、両側の窓の隅は丸く縁取られています。3枚の窓を1枚に見えるようにした、名鉄の「魅せる」手法ですね。

車端部の窓です。こちらは開閉可能で、柱にはその旨が書かれたプレートが貼られています。

座席です。ドア間の座席数は相変わらず少なめの6人掛けで、リニューアル後もそのままです。終盤に登場した編成では補助椅子が付けられただけに、座席の延長が実施されるかと思いましたが…座席定員、そのまま出てきちゃいましたね。

車端部の4人掛けです。一般座席はモケットがステンレス車両発祥の紫系統のものになり、袖仕切りが板状になり、中間にはポールが追加されています。相変わらず、このサイズは板にするだけの価値が無いんですよね、板状にしては小さ過ぎです。

優先座席です。こちらは赤系のモケットで区別しています。形状はリニューアル前と変わらず。程よいクッション性で、ある程度の乗車距離でも必要十分です。

新たに設定されたフリースペースです。固定用具と一体となったヒーター、モケットが巻かれた握り棒、非常通話装置が備えられています。奥には2人掛けの座席がありますが、袖仕切りがガッツリ衝立、そして目隠しのような板がついています。それは果たして役に立っているのかどうか微妙ですが…。

最前面の2人掛けです。前面展望はこちらからどうぞ。そう言えば的に、既存車両では乗務員室側に目障りな機器が設置された車両が多くいますが、この車両にはそれがないみたいですね。

最後に向かい側のフリースペースです。車端部のそれと設備面では大きく変わりはありません。

 

福岡市交通局の空港線、箱崎線。この路線系統では、開業時より活躍してきた1000系がそろそろ置き換え時期が迫ってきた中で、2024年11月より、新型車両が運用を開始しています。それがこの4000系で、従来系列に比べたら前面がスッパリ切妻…地下鉄を始め通勤電車は質実剛健が第一ですが、一度垢抜けたデザインを経験すると、個人的には退潮的と思わずにはいられません。それでも、前面展望に配慮したと思しき非常扉の拡大窓は素敵ですし、福岡市地下鉄の空港線・箱崎線系統では初の全面塗装車となっています。無塗装ステンレス化はよく聞きますが、無塗装ステンレス車から塗装仕上げに向かうのは珍しいですよね。
 

車内です。青系を基調としたデザイン…いや、床の青がかなり強調されています。
 

ドアです。車端部側はドア横のスペースがほぼ無い一方で、ドア間に関しては少しだけスペースが取られています。ドア上にはLCDディスプレイが3面式で設置されています。
 

 右2面で運行案内、左側で広告を流しています。1000系のマップ式案内をディスプレイ化しようとするとこうなる訳ですね。なお躯体の下辺が持ち手を兼ねた形状となっており、中々奥に詰めないことでドア付近が混雑しやすい状況でも手を掛けられるようにしています。時折「もうここからは乗れませんよー」みたいな雰囲気醸し出してる人がいますが、少なくともそこからあと3人は乗れるのが持論です。

 

 

車端部です。製造は川崎車両が担当していますが、同社製造らしくガラスを組み合わせた仕切り扉となっています。これ、天神で真上を走る西鉄9000形にも通じるデザインで、川崎の血を色濃く感じさせる部分なんですよね。ガラスを使わない部分の妻面は木目調で、ある意味福岡市地下鉄の伝統です。
 

フリースペースとセットになった区画です。床面は優先される方を対象にしたシートが貼られています。車端部にある座席は全て優先座席、昨今増えつつある全車端部優先座席のこの風潮、どうにかならんもんでしょうか。
 

そしてユニバーサルデザイン座席が設置された区画です。こちらはまた触れましょう。
 

最前面です。一面ほぼ壁、握り棒が備えられているのが最低限の気配りでしょうか。外観のところで触れましたが仕切り扉の窓は縦幅を長く取っており、地上区間でお子様でも外が見やすいように配慮されています。もっとも、地下区間では遮光幕を降ろしてしまう訳で、その拡大窓の意味は全く成さなくなります。車掌台側となる仕切り扉の遮光幕なぞ無い会社もある訳で、本当に必要なのかとは思ってしまいます。
 

天井です。中央のルーバーは枕木方向に凹凸したスタイルで、これも川崎車両を始めとした近畿圏製造車両でよく見かけるスタイルとなっています。照明は2000N系に引き続き直管式のLED灯で、光が直接降り注ぐため明る過ぎる印象があるそれですが、ソケットを取り付ける部分に凹凸を付けることで、ライトワークを工夫しようとした意図が伝わります。吊革は枕木方向にも設置され、掴まれるチャンスを増やしています。
 

窓です。地下鉄区間がメインと割り切り日除けは省略、着色窓で済まされています。そうそう、荷棚はガラスとバーを組み合わせた形状で、荷物の上げ下ろしの容易化を図ってか、高さを窓の上辺よりも下部に設定しています。
 

座席です。ドア間のロングシートは6人掛けでございます。2+2+2で区切るように握り棒が入り、モケットは3+3の位置で分割されています。またバケットシートを採用することで、定員着席を促しています。袖仕切りが近年の川崎車両でおなじみ、ガラスを利用しています。まぁ、「車内空間を広く見せるため」だとか言って近年採用例が増えていますが、肘周りの奥行きが取れないわ汚れや傷が付いたらやたらと目立つわ冷たいわ、一番は事故発生時にガラスが飛散するリスクが高過ぎると、意外とデメリット多めだと思っているのですが…。
 

車端部の3人掛け優先座席です。モケットを若草色にして、足元と窓にピクトグラムの優先席シートを貼り付け、吊革を濃黄色にして区別しています。近年の車両にしては高めの背ズリに程よい硬さのクッション性、「2000系までの居住性と3000系での反省点を活かして満を持して投入」みたいな印象を受けました。

そして、ユニバーサルデザインの優先座席です。座面を柔らかくした上でやや高めに設定し、背ズリ下部(腰部分)の張り出しを大きくした上でホールド性をアップ、また立ち上がりの際に掴まって踏ん張れるように仕切りを入れた設計としています。短距離乗車では威力を発揮しますが、長距離では一般座席に軍配があがりそうです。だからこその短距離利用に主眼を置いた優先座席ということですね。しかし、ですよ。真ん中の席は両手で仕切りを掴めるとして、両端の席は片手しか掴めません。袖仕切り側は縦方向がありますが、壁側は完全に片手分しかありません。2000系とかくらいまでなら余寸を設けて肘を逃がせるスペースを作り出していたのでそこに手をつくことが出来たのですが、その辺のノウハウが引き継がれなかったのは残念です。
 

フリースペースです。目立つのが立ち客用のクッションで、車椅子の介助者さんやベビーカーの親御さんにも、少しでも楽に移動してもらおうという配慮が感じられます。その他、戸袋窓に握り棒、窓下にヒーター、妻面に非常通話装置と消火器が備えられています。
 

さて、近年の通勤電車では車端部に飽きたらず、ドア間全部をフリースペースにしてしまう例が増えてきているように思います。この系列でも、福岡空港・貝塚方先頭車にフリースペースが設けられています。
 
最前面を向いて右側の窓です。中央の柱が無い1枚窓となっています。地上を走るJR九州のアルミ通勤電車がバカでかい横幅を持った窓を備えているので、それと比べると少しインパクト薄めです。
 
で、そんな地上の博多駅にいるアルミ缶集団もビックリな面積を有するのが左側の窓で、縦幅が可能な限り拡大されています。
 
そして、この手のフリースペースとしては珍しく座席があります。最前面向かって右側には2人掛けロングシートが2組設置されており、ドア横及び中央にはスペースが設けられています。そのスペースには荷物置き場のピクトグラムが貼られていまして、空港線での大きな荷物の持ち込みに対応しています。座席の袖仕切りは存外低めで、肘掛けとしては使い物になりません。まぁ、荷物を抑えるために手を伸ばすことを考えてそうしたんでしょうけど…。
 
向かい側は車椅子やベビーカーと一緒に利用することを想定した区画です。ベビーカー等に乗っていても外の景色を楽しめるようにこの窓の大きさにしたんでしょうが、この窓の大きさの恩恵を受けられるのはほとんど他社線内、地下鉄では延々トンネルの壁を見続けることになります(苦笑)
 
座席です。着席定員2名、人数の少なさは見れば分かるのでもういいとして、地下鉄ながらクロスシート方向にも座れるようになっています。おかげでバケット形状に出来るはずもなく、クッションは柔らかめです。その分と言っては変ですが背ズリは垂直、長時間乗車することに主眼を置いたものではありません。真新しい景色を楽しむためのものと捉えた方が幸せです。






大手私鉄にモノを言わせてSL運転の展開を広げる東武。好調な利用に支えられる形で増便がされており、こちらは逆に運用難から手放された真岡鐵道のC11形を譲受して運用に入っています。

 

後ろにはやはりヨ太郎ことヨ8000形。前照灯も設置され、何やらかつて九州にいたヨ38000形を彷彿とさせます。ATSをこの車両に搭載しているため、転車台ではセットで仲良く回転します。

 

で、いつものことですが当ブログでの主役は客車です。JRからの譲受第二弾として、かつて日本最後の定期急行列車、「はまなす」で利用されていた14系客車をJR北海道から導入しています。

 

500番台で、このスハフ14の500番台は2両を受け取っています。このトップナンバーはSL列車2運用増強用として運用されていますが、もう1両は発電機などの部品調達用のドナーなんだとか。

 

塗装は旧型客車をイメージしたかぶどう色、遠く釧路のSL冬の湿原号を彷彿とさせます。カニ目が連結されると、一層そのように見えますね(笑)

 

それでは参りましょう、デッキはドアからです。北国では折戸が雪で開閉出来なくなる懸念があったことから、引き戸式に改造されています。足元のステップは埋められており、細いですがイエローラインも入っています。

 

くずもの入れです。懐かしいこの表記、近年ではとんと見られなくなりました。

 

トイレです。JR東日本の12系よろしく、こんな素っ気ない見た目はそのままですが中はしっかり洋式に改装されています。日光、インバウンド需要も多いですからね…。

 

向かい側は本来洗面台ですが、業務用スペースとしてアコーディオンカーテンが増設されています。ですが、鏡はそのまま残されています。

 

車内です。「はまなす」時代は自由席車として運用されていた車両で、一応国鉄時代をイメージしたデザインにリファインされているものの、北海道で施された改装は随分とそのまま使用されています。特にひし形を並べた床面、キハ261系で採用されたデザインをこの客車にも採用しています。

 

デッキとの仕切りです。今の時代ではあまり見られない手動式で、閉めると「ガチャン」という乾いた音がします。夜行列車で走っていた時、車掌さんなどが通ると静かな車内に響き渡っていたんでしょうね。

 

反対側。取材時は換気や車内販売の通過利便性も兼ねて開いた状態でセットされていました。車掌室側には荷物置き場が設置されています。

 

天井です。ここは0番台と特に変わらず、カバーの付いた照明に分散冷房の組み合わせです。冷房の元は外の空気、石炭の燃えカスも吸うでしょうから、引っ張られるだけの客車側のメンテも大変そうです。

 

窓です。固定窓で、「SLは五感を使って楽しむ党」の党員の方には物足りないとは思いますが、目や口に燃えカスが飛んでこないという意味ではいいかもしれません。都心からの距離も比較的良好・SLもC級、SL列車の入門にはちょうどいいのかもしれません。ゴリゴリになって来ると、走行距離日本一の「SLばんえつ物語」だとか、登坂&SL最速走行とゴリゴリ体育会系の「SLやまぐち」、乗車機会や立地が究極な「SL冬の湿原号」などに手を出していくことになるんでしょうね(笑)

 

座席です。ベースは登場時の簡易リクライニングシートですが、いくつか改造が実施されています。

 

一番のポイントはリクライニングロックが付いたことで、0番台では体重をかけてないとバーンと戻る仕様だったものが席を離れてもリクライニングが解除されなくなりました。今でこそそんなの当たり前ですが、これだけでも結構な進歩です。あとかつては喫煙車として運用されるケースもあったので、アームレストが灰皿が付けられるようにかさ上げされています。これは事情が事情にせよ普通にアームレストを使えば脇が開く形となり完全に着席姿勢崩壊の図、正直やらかしちゃってます。そしてその後残存した車両は全て禁煙化、着席姿勢を崩壊させた残念な改造は、結果として無駄な産物に‥。あと、テーブルは窓側に小さいものがあるだけです。駅弁を置いたり出来ないのは正直不便です。そんな方は12系客車を予約でしょうか。

 

0番台は脚台が塗装されていましたが、こちらはステンレス仕上げとなっています。足を少しでも伸ばせるように少し凹ませるような処理となっています。

 

デッキ仕切り際は固定テーブルがあるので、モノを置くだけを考えればここを予約するといいでしょう。ただ、ヒーターが張り出しているため足元は存外窮屈です。‥この500番台の座席、0番台の座面と比べて着座ポイントが判然とせず、「はまなす」の利用時間ではしっかり座ると正直苦行だったのではないでしょうか。ただまぁ、「SL大樹」くらいの利用時間では文句を言う程では無いですし、こういう列車もあったんだという歴史を伝えるのがこの車両の役目、そういう意味では貴重な存在と言えるでしょう。

 

荷物置き場です。元々万博等の波動用輸送を考慮した構造の車両だったので、このような設備が設けられたとのことです。

 

日光鬼怒川観光のひとつとして、SL大樹を組み込むのもいいでしょう。


 








現存する京阪電車の中で、運用上一番悲惨な思いをしているのがこの9000系でしょう(^^;;  元々は特急兼用車としてセミクロス仕様で登場した車両で、ラッシュ時の特急や昼間の急行などに運用されていました。塗装も一般型車両と区別する為に濃淡の緑の間にパステルブルーの帯が入れられた特徴あるものとなっていました。しかし、3扉固定クロスシートのセミクロス車である当系列と、2扉転換クロスシート・テレビカー・ダブルデッカーの8000系との格差が問題となっていました。乗客の中には、この系列充当の特急を見送り8000系の特急を待つという不評ぶりでした(急行運用時はそれなりに歓迎されたようですが・・)。その後、中之島線開業と同時に快速急行用に2代目3000系が3扉転換クロスシート車で導入されたことから、この系列が固定クロス仕様である必要がなくなり、新塗装化と同時にロングシート化、一般通勤型電車へと格下げされました。更に9001Fと9002Fは1両が減車され7連となり、外された2両は10000系に編入されています。


車内です。旧塗装や過去の車内はWikipediaの京阪9000系電車 のページに載っているので参考に。ちなみに、過去の車内に私は区間特急で一度乗車しています。感想は京津線の800系に同じですね。


ドアです。片側がLED表示機付のドア、反対側は路線図が設置されたものになっています。化粧板が貼られたドアは関西ではお馴染みで、窓は標準的な大きさですね。


車端部です。6000系同様、妻窓は無く、貫通扉の窓は比較的大型です。もう少し下方向に長いといいですね。


優先座席を有する車端部です。吊革は赤色の止め具となっています。


最前面です。大きい仕切り窓となっているため、展望性は抜群です。通勤電車では最大級の大きさと言えますね。

 

天井です。ラインデリアが全長に渡って伸びており、蛍光灯にはカバーがかけられています。


窓です。二枚窓で、日除けはロープ式のフリーストップカーテンです。かつてはボタン式の窓の自動昇降装置が付いていましたが、ロングシート化の際に撤去されました。


座席です。固定クロスシートからバケットタイプのロングシートへ改座された現在のものです。この形状の座席はこの系列独自のもので、他の系列には波及していません。画像はドア間の8人掛けです。


車端部の6人掛けです。袖仕切りは緩いカーブがついたもので、一応肘掛としての機能も持ち合わせています。荷棚に伸びるスタンションポールが少し目ざわりですが・・。背ズリの円形模様は、3000系のロングシートに通じるものがありますね。・・色合い的に芋虫に見えてしまいますが(^^;;


座面のアップです。バケットが過剰なまでに強調されています。これほど山の大きいバケットシートは初めてです。


優先座席です。基本的には一般座席の色違いとなっています。背ズリには一つ一つの座席に「優先座席」と書かれています。


車椅子スペースです。スペース横は3人掛けのロングシートがあります。付帯設備は握り棒のみとなっています。そして相変わらずこの棒はそのままドア横の棒へと急上昇しています(笑)


最前面の3人掛けです。座り心地ですが、座面の傾斜が他車よりもキツくなっているものの、背ズリが柔らかく設定されているため、しっかり受け止めてくれる印象です。京阪間移動にも耐えうるものなのではないでしょうか。


最前面、優先座席です。この反対側には・・


車椅子スペースがあります。ここの握り棒は繋がっていないのですね(笑)


そして気になるのがこの1人掛け。もはやロングシートとは言えないですね(笑) ショートシートとでも名付けましょうか。

さて、ロングシート化後も多少の特別待遇だった9000系でしたが、程なくして一般的なモケットに交換されています。
 
というわけで座席です。モケットが変わってもバケット形状強めの座り心地は変わりません。
 
車端部です。袖仕切りには荷棚まで繋がる握り棒があります。
 
非常ボタンや消火器には後からステッカーが追加されています。あと謎の蓋をした何かの跡、何があったのでしょうか。



製造当初から「ハズレ特急」として見送られ、新塗装への変更後はロングシート化され、目立った活躍が期待できなくなった9000系。哀愁を感じますが、負けるな9000系。
 
 







↑ ↑ ↑

「愛知県にも路面電車がある」と言われて大半の人が「えっ」となるイメージの豊橋鉄道。ここに、都電から転入して来た車両がおります。

 

それが、モ3500形です。この顔にピンとくる方もいるかと思いますが、都電7000形を購入したもので、4両が在籍しています。

 

豊橋鉄道名物、安全地帯のない東田停留場です。電車を降りたら車が左から来るので、注意が必要です。

 

車内です。都電時代から変わって・・ないことないです、実は色々いじってます。

 

まずはドアから。こちらは出口の引き戸です。元々ホームのかさ上げが行われていた都電で走っていただけに、豊橋鉄道ではステップが必要であることからステップを付けるために移設が行われています。なんでも、そのままだと台車とステップが干渉しちゃうんだとか。

 

続いて入口の折戸です。こちらも元々ステップは無かったのですが増設されています。そういえば、運転台側が入口の路面電車って少数派ですよね。

 

運転台です。旅客案内装置は補助金のおかげかLCDディスプレイになっていますが、ディスプレイがついている仕切りの経年が追い付いていません(笑)  ちなみに豊橋鉄道は運賃前払い制、これって路面電車では少数派な気がします。

 

右上にはチンチン電車を体現するベルがあります。豊橋鉄道へ移っても現存、また稼働しています。

 

そして、アルナのプレートが2枚。1枚はメーカーズプレート、もう1枚は改造時のものなんでしょうね。

 

天井です。こちらは後期に導入された車両ですが、冷房化改造が施されたものの見た目としてはスッキリしています。前期に導入された車両は、ダクトの関係か一段下がっております。

 

窓です。戸袋窓以外は二段窓、柱には路面電車では必須の降車ボタンがあります。ボタンは今のような押す部分が大きいタイプではなく、押し甲斐のあるタイプです。

 

座席です。ロングシートは4+4の8人掛け、緑色のモケットです。袖仕切りは簡易的なパイプで、肘掛けとしては使えません。

 

優先座席とセットになった区画です。令和の世になってもなお、シルバーシートのマークが残っています。座り心地は見ての通り短距離向け、豊橋鉄道の乗車時間であれば特段気にすることはないでしょう。

 

続いて固定クロスシートです。クロスシート自体は名鉄から移籍した車両でも見られるので、物珍しいものではないですね。

 

バスに使われるようなスタイルのもので、通路側の肩部は持ち手も兼ねています。背ズリに角度がついていることを考えると、進行方向に座れればロングシートよりは疲れにくそうです。ただ特に2列目ですがシートピッチは狭いので、大きな荷物を持っての着席はオススメ出来ません。

 

で、最後に元々ドアがあったとおぼしき立ち席スペース。違和感無く仕上げられているのはさすがです。







 

2024年に消滅したかつての準大手私鉄、新京成電鉄。その新京成が最後に投入した新系列が、この80000形です。かつての親会社、3100形と共同設計された形式ですが、外観はともかく床下機器もガラリと違うようです。この外観、いずれ見られなくなるんでしょうね。
 

車内です。現在は京成松戸線となっていますが、新京成時代の面影はまだまだ残っていますね。
 

ドアです。白の化粧板に、両側にイエローラインを入れています。またドア上、LCDディスプレイの化粧板を逆に黒にすることで引き締まった印象でかっこいいですね。そのLCDディスプレイは2面式、両面を使って路線案内などを流すことが出来ます。LCDディスプレイの横には防犯カメラがあります。黒の躯体に仕込まれていますので、良くも悪くも目立ちません(⁠^⁠^⁠;; ドア横は、車端部側のドアを除いて立席スペースはゼロ。首都圏でよく見られる構造ですが、ドア付近に立ち止まって欲しくないという鉄道会社側からの主張を無言で物理的に放つとこうなる、ということでしょうか。いいと思いますよ、奥には詰めるべきですし。
 

車端部です。こちらは中間車の京成津田沼方で、片側が優先座席に指定されています。仕切り扉は全面ガラス張りで、見通しよく作られています。
 

反対側、松戸方の車端部です。ここにはフリースペースが設置されています。18m級車体で奥行きがあるため、座席とセットになっていますね。
 

先頭車の車端部です。両側ともに優先座席に指定されており、ここだけではかなりの寒色系になっています。
 

最前面です。構成的にはN800形に準じており、車掌台側の仕切り窓が二段窓になっているのも同一です。変わった点と言えば、仕切り扉の両側に設置された握り棒の形状と長さが変わったことですかね。仕切り窓と直後の座席で展望席と言いたいところですが、窓の縦幅があまり大きくないので大人でも展望は無理な体勢をしつつ、となるかもしれません。お子様向けに仕切り扉の窓の縦幅拡大、という配慮があってもいい様に思いますが…
 

天井です。照明は直管式のLED灯で、気持ち設置間隔が離れている気がしますが、LEDの照度と明るめの化粧板でカバーしている感じがします。ラインデリアも途切れながらの設置ですが、その間に空気清浄機やスピーカーが設置されています。
 

窓です。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプのものが備わります。その日除け、新京成伝統のフルーツがプリントされた柄になっています。遠近法で分かりにくいですが大窓と小窓の構成となっています。
 

で、座席がハイバック化されているため、日除けの爪を引っ掛けるポケットが背ズリ上端付近までとなっています。ただこれ、もう少し下に設定してもよかったと思うんですよね。この位置にあるため、下げ切っても隙間が生じるため日射が多少なりとも侵入して来ます。
 

乗務員室直後の座席に関しては戸袋窓となっており、日除けを省略しているため着色窓にされています。首都圏にして、また令和にして戸袋窓が設けられた新型車両はかなり珍しいですね。
 

中央のドア付近には非常用ドアコックと、新京成の伝統とも言える鏡が設置されています。常日頃よりこの路線を使っていないとこの鏡が使われているのか怪しいところですが、実際には思っているよりも使われているようです。
 

座席です。片持ち式のバケットタイプとなったロングシートで、ドア間は8人掛けとなっています。3+2+3で区切るようにポールが入っており、座席のモケットも同じように分けられています。袖仕切りはガラスを組み合わせた大型タイプ、ガラスで無い部分はヒンヤリ感を軽減するためかと思いますが、それにしてはガラスの面積が多過ぎるのに加え、カーブの取り方も腕に干渉する設計なので、ジャム感が拭えません。いっそどっちかにしてしまった方が、機能性としては救いがあるかと。袖仕切りと握り棒のスペーサーは、傘なんかを掛けられそうですね。
 

先頭車に設定された、フリースペースとセットになった座席です。座席部分は2+3の5人掛けとなっています。フリースペース側の袖仕切りに関しては肘掛けを兼ねた形状をしつつ、ドア横の大型袖仕切りにデザインを極力合わせています。これねぇ、我が沿線の新型車両にも見習って欲しいところです。敢えて挙げれば、上辺はもう数センチ低くてもいいかとは思います。
 

車端部のフリースペースとセットになった区画です。その横の座席は2人掛けとなっています。こちらは立席に対応するためクッションが設置されていまして、立席に対するケアが最近充実して来たなぁと思います。
 
優先座席です。背ズリのモケットを青系に、握り棒・吊革を濃黄色にして区別しています。座面に分厚く程よいクッションを入れているため、東急2020系のようにある程度の時間座っていると太もも裏が痛くなるような最悪環境は回避されていますが、やはり背ズリが高めな分少し押し出される感覚はあります。縫い込み部分に臀部を落とし、背ズリの張り出し部分に腰を当てる…という基本的な座り方が一番ベストではあると思います。
 
最前面の2人掛けです。ハイバックとなったためにここの窓はかなり小さいです。日除けが省略された理由が分かった気がします。2人掛けともなると、この袖仕切りの弊害がより濃く生まれてきます。ガラスを組み合わせた構造上肘周りの余寸ゼロのため、2人で座るとかなりギチギチです。恰幅のよろしい方が座るとそれはもう…。