高齢者の筋力づくり事業に隣の自治体の10分の1しかかけない予算案に賛成できますか? | 小学校時代に学級委員に7回立候補して7回落選した僕が勝てるはずのない市長選に挑戦することになりました

小学校時代に学級委員に7回立候補して7回落選した僕が勝てるはずのない市長選に挑戦することになりました

令和5年12月18日午前10時から市役所2階の大会議室で出馬発表会をします!120億円溜まった基金で、自殺率や水道料が高い南魚沼市の市民の生活費をとことん下げます!

 コロナで多くの高齢者が「お茶のみ仲間と疎遠になった」「体を動かす機会が減った」と嘆いています。

 

 私の家の近くの日帰り入浴施設も休業となり、「そこに行けば誰かと話ができたのに」と嘆く高齢者が多くおり、私は心を痛めておりました。

 

 そんな中、多くの高齢者にとって心の拠り所となりえるのが、南魚沼市が主催している「筋力づくり教室」です。これは各集落の公民館等で開かれる教室ですが、年々、講師が減っており、教室が開催できなくなる場所が増えていっています。

 

 

 

 

 令和元年、延べ12160人が参加していましたが、令和3年は5887人まで激減しました。令和6年には延べ1万7600人を目標にしていましたので、目標到達はかなり厳しくなっています。

 

 その最大の要因として考えられるのが、講師の謝礼額です。市から支払われる謝礼は1時間たったの500円。教室は1時間で終了しますが、準備や後片付けなど考えれば、2時間になります。しかも、開催は平日の昼間です。

 

 講師になってもらう方に受講してもらう「筋力サポーター養成講座」は、今年1月末時点で、申込者が少数のため、開催できない状況となっています。

 

 令和5年度の予算案では、これまで通り、市はこの事業に295万円を計上しました。詳細は予算書の396ページをご覧ください。

 

 

 

 

 それでは、隣の魚沼市はどうでしょうか?

 

 魚沼市では、「普及啓発型筋力向上トレーニング事業」というのをやっています。

 

 普及啓発型筋力向上トレーニング事業(若返りトレーニング教室) - 魚沼市ホームページ(介護福祉課) (uonuma.lg.jp)

 

 指導者は医師と「エンジョイスポーツクラブ」というNPO団体のスタッフで、南魚沼市と違い、ボランティア頼みではなく、市が委託料を支払ってやっているようです。

 

 令和5年度の予算額は2514万円!(予算書のページ101)なんと、当市の10倍近くです。

 

 

 

 ウェブサイトを見ると、月1000円とか2000円の自己負担で、送迎サービスまでつくようです。

 

 魚沼市の担当者に電話をして、年間の参加者数を聞いてみると、延べ18000人!!

 

 水道料は南魚沼市の半分。高齢者の除雪援助額は当市の3倍。高齢者の筋力トレーニング事業費は当市の10倍。子どもの全天候型遊戯施設は当市の3倍の大きさ。

 

 当市の魚沼市に隣接する「大和地区」は、大型スーパーがないため、多くの市民は週1回は魚沼市の商業施設へ訪れています。「水道料も安い。福祉も充実。子育て環境もいい」となれば、必然的に、南魚沼市から魚沼市へ人が引っ越していくのは当然のことなのではないでしょうか?

 

 当市にとっての人口減少対策は、魚沼市より福祉や子育てを充実させ、魚沼市への人口流出を防ぐことではないでしょうか?林茂男市長が市長に就任する平成28年以前の6年間では、魚沼市から南魚沼市へ移住する人が、逆よりも130人多かったのですが、それ以降の6年間では、魚沼市から当市へ引っ越す人と、その逆の数がほぼ同数となりました。

 

 それでは、皆さんが議員なら、高齢者の筋力づくり教室に魚沼市の10分の1しか予算を付けていない、この予算案に賛成しますか?反対しますか?

 

 3月17日、この「介護保険特別会計予算」が審議されました。

 

 まず共産党議員団の川辺きのい議員が反対討論をしました。

 

 次に、市民クラブの田中せつ子議員が賛成討論をしました。(録画配信では1時間31分からです)

 

 田中議員は、討論で、「筋力づくり教室などの地域介護予防活動の支援を着実に進め健康寿命延伸に取り組むことに大きな期待を込めて賛成するものであります」と言いました。

 

 そして、私が反対討論に立ちます。(録画配信では、1時間34分からです)

 

 討論の内容は、すでにブログで記した内容です。人口3万3000人の魚沼市が10倍の予算をかけて、高齢者が運動する機会を提供しようとしているのだから、私たちもそれくらいやるべきだ、と述べさせていただきました。

 

 これで討論は終了します。

 

 反対討論者2人。賛成討論者1人です。

 

 最後に採決となります。

 

 皆さんは、討論を聞いて、賛成しますか?反対しますか?

 

 「魚沼市の様に、高齢者の筋力づくり事業をもっと手厚くすべきだ!」と思う方は、これに反対をし、この事業の予算を増額して、予算案を出し直してもらわないといけません。ふるさと応援活用基金が数十億あるのですから、財源の問題はございません。

 

 それでは、採決で、どなたが賛成し、どなたが反対をしたか見てみましょう。

 

 

 

 私と共産党議員団以外、全員賛成でございます。

 

 皆さんが一票入れた議員と、皆さんの賛否は一致していますか?

 

 一致していないなら、是非、次の選挙での投票先を選ぶ際の参考にされてください。

 

 コロナで運動の機会、交流の機会が激減して困っている皆さん。この予算案が可決されてしまったこと、大変申し訳なく思っています。