ブックレビュー
No.306~307
密謀(上下)
藤沢周平 著
時代は戦国時代。
豊臣政権全盛期のころ。
同時代を生きた上杉家藩主、
景勝とその参謀 兼続
謙信のころからの
上杉家の家風である義を
重んじ、不義をならぬ
ものとするは
その時代にも引き
継がれている中、
特に参謀 兼続の
思考と働きは
目覚ましいものが
あったときの物語です。
“義”で天下は
取れないにしても、
真(まこと)を
貫くその姿は
“不義で”家風を
汚すことよりも、
遥かに尊い。。。
o.306~307
銀行狐/池井戸潤 著
同題を含んだ5つの
ミステリー短編集です。
人、モノ、カネが
ポジティブな
経営資源として
あらわされるが、
それがネガティブに
作用したとき
世情は、人はどう
変わっていくのかを
垣間見たような。。。