守る。
最近、フラストレーションがたまる。理由は分かってる。歌えなかったから。3/12は、本当に数年ぶりのライブのはずだった。やっと、やっと、ステージに戻って来れる。そう思った。ライブをやってなくても、その他で、音楽は色んな事をやってた。でも、それは制作であり、その場で、目の前で、実際のお客さんの反応を見る事は出来なかった。やっぱり、生の姿を見て、そして目の前で聞いて欲しかった。ただ、それだけだった。それだけだったのに。今の状況は、音楽関係の仕事をしてる人にはキツイと思う。どんどん仕事がキャンセルになり、音楽が今はまだ求められてない状況。被災地の方に歌を届けますって言っても、そんなの自己満だって叩かれる状況。確かに、義援金が発生しない物に関しては、今の状況だと、音楽は必要ないと思うのが普通だと思う。実際に、音楽を届けるって言って、ミュージシャンが歌っても、世間一般からは、歌でお腹が膨れるか?寒さを凌げるか?って言葉が返ってくる。まだ、今の状況では早いんだと思う。確かに、被災地の方は実際に聞く方法が無い。今、自分は何か、自分自身と戦ってる。本音を言うと、実際、誰かのライブを見に行くのも辛い。素直に聴けないし、笑顔になれない。なぜ、ステージに立てなかった。やっとの思いでライブが出来て、自分の音楽人生の再スタートのようなものだったのに。自分の求めてたピアノの音を奏でてくれる方にやっと出会って、一緒にステージに立ってくれる事が、本当に嬉しかったのに。泣いた。あの日、地震が起きた日。憎んだ。地震を憎んだ。たくさんの人の命を奪い、夢や希望まで奪った。多くの被災者を出した。そして、直接被害は無かったものの、小さな被災者がたくさんいる。心の被災者も数多く。自分は、ただ、その場に立ちたかった。でも、過去を振り返っても仕方ない。だから、前を向いて歩くしか無い。人生、間違った事は、何一つ無いって信じてるから。前に、自分の為にセッティングしてくれたレコーディングブース。広い部屋の中を真っ暗にして貰って、スポットライトだけ照らして貰った。今、まさにこんな状況だ。暗い心の中に、ぽつんと取り残された自分がいる。早く、抜け出さないとダメだな。分かってはいるんだけど、なかなか抜け出せない。生きてるだけで奇跡なんだから、感謝しなきゃいけないとは分かってる。早く、ステージに立てる日が来るように願う。ごめん、今日は自分自身を守る事しか出来ない。