今日はよく晴れて、
交通機関に大した混乱もなかったようで良かったです。
もう20年以上も前になりますが、
私がセンター試験受けた日は、めちゃくちゃ寒い日で、
雪が降ってました。
思い出といえば、
「洋子ちゃん」のことです。
高校のクラスメイトなのですが、
超真面目な、学級委員長タイプの、
神経質で完璧主義な、思い込み強めの、
そんな子だったんですが、
ちょいちょいアレ?っということがありました。
例えば、期末試験の前とかに、
洋子ちゃんは必ず電話をしてくるんですが、
要件自体はすぐ終わるんですが、
なんだかんだで長電話になるんです。
ある時は、電話越しに、ドン!ドン!って音が聞こえてて
「これ、何の音?」って聞くと、
「妹にせがまれて、ナンを作ってるんだけど、
生地を100回壁に叩きつけろってレシピに書いてるけど、
まだ60回くらいしかやってないの〜80回までやれば大丈夫かな?」
って聞いてくるんです。こっちは試験勉強中なのにね。
「さあ〜?わかんない」って言うしかないんですが、
まあ、そんな感じで、なかなか電話を切らせてくれない感じでした。
で、その洋子ちゃんですが、
センター試験1日目終わった後で、
帰ろうとしていたら、
泣きながら、私のとこに来て、「名前を書き忘れた」って言うんですよ。
「え〜!試験官の先生に言いなよ!」
ってなって、
一緒に言いに行って、もちろんダメなんですけど、
洋子ちゃん泣いてるしで、
交渉や慰めるの、結構時間かかって、
だけど、一緒に受けた同級生はみんなさっさと帰っちゃうし、
1日目に家に帰るの、随分遅くなってしまったんです。。
そして、私は、センター試験は失敗してしまったので、
足切り点のない理学部に志望先を変えることになりました。
まあ、そんな感じで、
私のセンター試験の失敗は、
洋子ちゃんのせいとかではないはずなんだけど、
センター試験後も、洋子ちゃん大丈夫だったかな〜と
心配したりもしたんですが、
うちの高校はセンター試験前に卒業式やるので会うチャンスがなくて、
で、2次試験後、蓋開けたら、
洋子ちゃんは受かってました。
K大医学部に現役で。
センター試験750点くらい取らないと入らんところです。
名前を書き忘れたなんてとんでもない。
それを聞いた時に、同級生に、
「洋子ちゃん、名前書き忘れたって言ってたのにね。」
と言ったら、呆れた顔で、
「嘘に決まってるやん。お前だけだよ、そんなの信じてたの。
その証拠に、みんな帰ってたろ。」と。
ええ〜!なんで誰も教えてくれないわけ??
「お前がトラップされるから、他のみんなが帰れたんだよ。
お前は高校編入組で、あいつのこと、よく知らないから、
超ありがたいってみんな思ってた。
あいつのそんな嘘に付き合う余裕、誰にもないからさ。」
えーーーーーーーー私にだって、余裕なかったよ?!
毎回、嘘ついて周りを巻き込んで足を引っ張る性質がある彼女に対して、
私は、
クラスみんなの、スケープゴートだったってわけです。
それが、センター試験の思い出、です。
あとは、
お弁当に、母親が栗きんとんを入れてくれたのを、
「まだおせちの残り食べてるの」とからかわれたこととか。
結果的に、私は、洋子ちゃんとは同じ大学に入ったんで
下宿も近かったんですが、
学部違うし、距離をとってしまいました。
「センターで名前書き忘れたの、嘘だったんだね」とか、
「ナンの代わりに、何をドンドンしてたの?」とか、
最後まで言えず、
大学入学後も、彼女がいろんなトラブルを抱えている話を伝え聞いても、
真剣に聞いてあげることは、もうできませんでした。
2年前、、、、
高校の同級生の結婚式の2次会で、
偶然、洋子ちゃん元気?とみんなに聞くと、
呆れた顔で、
「お前知らないの? あいつ、亡くなったよ。」
と。
え。。
なんでそんなことに。
多くのトラブルを抱えて、自殺未遂を繰り返していたそうです。
エリート医者で多くの命を救うはずの立場だった人が。
彼女にとって、
なんのための大学受験だったんだろう。
いっそ、名前を書き忘れた方がよかったのかもしれない。
なんのための嘘だったんだろう。
私と競う意味なんかなかったし(彼女のが成績よかった)、
周囲は嘘がバレバレだと教える優しさもなく、
私のように、まるっと信じるバカにも見放され、
自殺未遂をせなあかんほどに、周囲にアピールするしかなかったのか。
未遂で済むうちは、まだよかったんでしょうけど。
そんなわけで、
私のセンター試験の思い出は辛いものです。
息子には、答案用紙にちゃんと名前は書けと、教えるつもりです。