こんにちは!luftballonです
今日も新米気象予報士の勉強法を訪れてくださりありがとうございます。
今回は空港職員の地道な作業に注目して、空の安全を守る仲間を紹介したいと思います
この投稿のタイトルからもわかるとおり、小石を拾って空の安全を守る人たちがいます。
そう、それは、
グランドハンドリング
の人たちです!
グランドハンドリング = グラハン
とは、
貨物の搭載や、マーシャリングなどを行っている人たちのことです。
プッシュバックもやってます
これらの地上作業に従事するグラハンの人たちが、
実は小石を拾っているって知っていましたか?
飛行機の到着が近づいてきたら、駐機場にグラハンのチームが待機します。
そして、到着する前に駐機場を一回りして小石や、その他落ちている物を拾い集めていきます
一便ごとに丁寧に実施します。
整備士さんも一緒に小石を拾います。
ちなみに、この行動にはFODチェックという名前がつけられています。
必ずFODチェックを行ってから到着機を迎え入れます
ところで、
なぜ、こんなことをしているのでしょう。
それは、小石などの飛散物が飛行機にダメージを与えてしまうからです
もしもエンジンに吸い込まれてしまったら、大きな事故にもつながりかねないのです
そういえば、善意でエンジンに硬貨を投げ入れたお客様がいて、フライトが欠航になったとうニュースが数年前にあったような気が…
なので、毎便毎便彼らは駐機場にスタンバイすると飛行機が到着する前に、必ずFODチェックを行い、飛散物のチェックと回収を行います。
さて、ここで問題です。
FODチェックって何の略だかわかりますか
え?おうち時間が楽しめそうって?笑
違います
FOD は Foregin Object Damageの略で、
直訳すれば、見知らぬ物体によるダメージ
つまり、飛散物によるダメージのことをいいます。
飛行機に乗り慣れている方でも意外と気づいていないかもしれませんが、
実はグラハンの皆さんがこのような取り組みを行う事で、陰ながら空の安全を守っているのです
ちなみに、駐機場で物を拾っていると石ころ以外にも、けっこう色々な物が落ちています。
過去に私が拾ったことのある物でいうと、
・木の枝
・ビニール片
・誰かが落としたボールペン
・段ボール片
・流木のようなでかい木の枝(なぜ?どこから来たの?)
友人のグラハンの人から聞いた話によると、
なんと
ポチ袋が落ちていたこともあるそうです。
お年玉落ちしちゃダメだよぉぉ
関係者全員が悲しむ珍事件笑
ちなみに、中身は空っぽだったそうです。
おそらく、帰省先でおじいちゃんおばちゃんからもらって、中身は財布にしまってポチ袋だけカバンのポケットに入れていたのでしょう。
グラハンの友人曰く、預け荷物のポケットが開いていて中身が出てしまうことは意外とあるらしいんです。
ところで、この珍事件に関連して皆様にぜひお願いしたいことがあります
私自身もグランドスタッフとしてチェックインや、手荷物返却所業務を行っていた時に思いましたし、グラハンの友人も言っていたのですが、
飛行機にカバンを預ける際は、必ずカバンの口やポケットを閉めてください。
↑これダメです
手荷物搬送中に中身の紛失が起きるかもしれないし、何かに引っかかって鞄自体の破損につながるかもしれません。
飛行機で旅行する際には、チェックインカウンターで預ける前に、くれぐれも鞄を閉めるということを徹底していただきたく、皆様よろしくお願いいたします
大事なポチ袋を紛失しないためにもね
というわけで、今日は空の安全を守るグラハンさんのお仕事の一部をご紹介しました
次回旅行する際には、
空港の仲間が行う地味だけど大事な陰の努力に、ぜひ注目していただけたら嬉しいです