こんにちは、matsuです。
今回は、オイル加工のコートについたカビの汚れです。
全体が硬くなり、表面に白いチョークマークがついています。
お客様は、カビがついたので。という事でお預かりしました。
実はこのオイル加工製品は、どの製品も洗えない。と表示されています。
では何故受けるのか。元のような風合いに戻すことは出来なくても、着用
できるようにする事は、可能になったからなのです。この表面の白いチョーク
マークのようなものは、カビの胞子ではなく、カビにより水分や油分を取られた
後のワックス分が浮き出たような形になっています。ですので、触りますと多少
べたつきますし、オイル分が抜けているために、硬さも出ています。なのでまず
表面に残っているワックス分を水洗いしながら落としていき、乾燥後にオイル分
を入れていきます。何故ワックス分を水で、ドライの方がいいのでは、ドライでは
オイルをすべて取ってしまうために、よりバリバリになってしまいます。
自然乾燥させた所で、天然のべたつかないオイルを浸透させていき、生地
を柔らかくさせていきます。そもそもオイル加工とは、塩化ビニルという欧州
でポピュラーな繊維を柔らかくするために、使われたと言われています。
最近では、しっとり感(濡れたような状態)をだすために使われているようです。
でもオイル分があるという事は、カビの大好物のためにカビが発生しやすく
知らず知らずに、このように白いチョークマークが出来てしまいます。そしてこの
オイルは、製品に補充しますと、中まで染込んできて、着れない状態となるために
元のような状態には出来ません。新しいオイル加工の製品とご理解頂ければと
思います。この商品も、高温多湿の日本では無理があるのかもしれません。
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