「ブルーピリオド」は元々漫画が好きで、だからこそ実写はどうかなと心配していたが感想としては「とても良かった!」。
そしてもっと絵を見て絵をもっと知り絵から何か会得したくなった。
母親も連れて行ったが母親も良かったと言っていたので事前の知識がない高齢者でも対応できる作品だ。
一番イメージに合っていたのが森先輩と予備校講師大場先生で、一番違和感があったのが父親役の高橋克実かな。
一言で言って「深い!!」なあと。
八虎のような人が多数ではないかな。
学生時代の自分も同じだった。
付き合いも何となくだから充実感が無く、どこかカサカサしている日々で情熱を傾けるものがほしいけど見つからなくて笑顔も体裁を整えるためで本心ではなく、ぼんやりと将来の不安があって時間だけが勝手に進んで本心では焦っていてヌルっと卒業してしまって。。。
八虎は偶然、美術部所属の森先輩の絵を見て「初めて心臓が動いた気がした」となり東京藝術大学入学のために絵を描きだす。
そして良い絵を描くために突き詰めていくと見つけた答えは「自分に向き合い、今の自分を認める」こと。
それは「弱さも情けなさも自身の無さも不安も」認め表面にさらけ出し、スタートラインに立つ。
つまりその嫌な苦しい作業ができなければ競争というリングに立てないのだ。
俺はそう解釈した。。。