七転び八転び!? 15分で1冊 

七転び八転び!? 15分で1冊 

人生、いいことの方が少ない。

「薬害エイズ訴訟」の体験とそれまでの過程、読書の感想と要約をを綴ります。

先日興味深い話を聞いた。

原告に対し定期的に行われている体調アンケートのようなもので医者に対するへりくだり割合が昔より高まっていると。

 

「お医者様にお世話になっている」「ご面倒おかけしている」みたいな文面だと思うが、その人の奥底にある医者に対する意識が
推し量られるというものだ。

 

自分だって医者に対して頭が上がらない、という気持ちはある。
しかしエイズ問題の頃から比べればずっと無くなってきた。
それは当時裏切られたから崇め奉る意識の低下は自然の流れだった。

 

だからみんなもそうなのか、と思いきやそうではないようだ。
そもそも「裏切られた」という意識がない人が多いこと。。。

 

となれば相変わらず「神様・仏様・お医者さま!」となるのは必然か。
そういう人は医者にモルモットにされても恨むことはしないんだろうなあ。

 

地方はそういった医者に対する捉え方は致し方ない側面はあるが我々患者はまた同じ過ちを繰り返すのではと思っている。

 

先日の気功整体勉強会でのいつもの雑談で「親父は私の存在を憎んでいる」といったことを事例を挙げて話したが予想通り「そんなことないよ!!」と言われた。

 

みんな子育て経験者だし一般的価値観の持ち主ならば「こいつ頭がおかしいのか?」と思っただろう。

 

だが親父は違う。
親・兄・姉からも愛されず、だから愛することが分からず、故に人を好きなったことがない。
だから私や孫が嫌いなのではなく子供が嫌いなのだ。

 

まあこのようなことを問い詰めても今までの親父の言動からすれば絶対否定する。
親父もさすがにそこは認めたらマズイという意識はあるらしい。

 

母親は親父を介護しているが、その理由は年金が減るのが嫌というのもあるし自分が先に死んで夫に孤独死をさせるという復讐したいという気持ちがあると思う。

 

ある意味親父は可哀そうだなあと。
愛することも分からず父親・夫であることに喜びや嬉しさを感じず違和感と戸惑いとストレスを抱き続け死ぬのでしょうね。

我が親父の歪み切った性格になった原因は幼少期の姉たちからのイジメだった。

 

親父は10人兄弟の8番目だが7番目を出産後に母親が亡くなる。
そして家政婦代わりの嫁欲しさに再婚し生まれたのが我が親父だったが腹違いの兄・姉は猛反発し継母と腹違いの弟(私の父)をイジメたそうだ。
その筆頭格が第一子かつ長女(当時の推定年齢18歳)で親父はその姉の葬式出席を拒否するほど最後まで憎んでいた。

 

とまあその話を昨日いつもの気功整体勉強会で話したら78歳の勉強仲間の人も同じ境遇だったと話してくれた。

 

その方は7人兄弟の末っ子で小学5年生時に実母が亡くなったがその後父が再婚し腹違いの弟が生まれた。
継母はその方をとてもかわいがってくれたがその方の一番上の兄(長男で当時の推定年齢20歳以上)が継母と腹違いの弟をイジメたと。
だからその方は長男を許せないのでずっと絶縁状態とのこと。

共通しているのは
1、第一子が家の実質的リーダー・司令塔になる
2、父親の事情より「母親は二人いらない!」という自分の感情論で押し通す

戦後の荒廃状態で病死・再婚などはあったようだし気持ちは分かるが一家の長の親父の気持ちは理解できないのかと。
それだけ子供がいたら当時は家政婦代わりの嫁がいないと生活が成り立たなかっただろう。

 

とにかく両者とも「大人」といわれる年齢だったから寛容さが必要だった。
それに百歩譲っても怒る矛先は親父であって継母や腹違いの弟ではないはずだ。

まあ親父もそこで愛情を受けられなかったのは人生の大きな分岐点だったし全く違った人間になっていたでしょうし母親と結婚せず私も生まれていなかったでしょうね。