私が好きな作家に片岡義男がいる。さっき調べたら、現在71歳だと言う。ビックリした。もちろん現役だ。
私が片岡義男を初めて読んだのは確か小学5年か6年の頃。後に男女のスタイリッシュな小説を書くようになるが、その頃の片岡はバイクと波乗りがほとんどだった。単車の免許を取りたくなったのも、波乗りをしたくなったのも、きっとこの片岡の小説のせいだと思う。
単車と波乗りが出てくる小説は、ほとんど読んだと思う。その中で好きなワケではないけど、ずっと印象に残ってるのが【朝になったらタッチ・ミー】(『ボビーに首ったけ』角川文庫に収録の短編)
北海道にツーリングに来た3人組がフェリー降りたトコで黒の革ツナギでハーレーに乗った女性を見かけて、吸い寄せられるようにハーレーの後をついて行く。苫小牧からひたすら東に夜通し走り続けたハーレーは、朝を迎える頃、知床に。穏やかに進んでいたハーレーが急にスピードを上げたかと思うと、どんどん山道を登って行き、緩やかな左カーブのカードレールの間をすり抜け、そのまま崖下の海へと消えて行く―そんなお話。
片岡のバイク小説ではちょいちょい人が死ぬ。アカンよね。私の弟もバイク事故で亡くなったのだが、それでもなぜかこの話が頭に残ってる。好きとは言わないが、イヤな印象では決してない。死ぬのはどうかとやっぱり思うが、潔いと思う。心意気が気持ちいい。潔く逝くのではなく、こんな感じで潔く生きたいと思わせる。
ちなみに、この短編が収録されてる『ボビーに首ったけ』は絶版である。少し古いが『東本昌平RIDE』の創刊号に東本昌平の挿絵と共に掲載されている。
【朝になったらタッチミー】
角川文庫『ボビーに首ったけ』収録
1980年10月出版
単車:HarleyDavidson FXE1200SuperGlide
HONDA CB750Four
YAMAHA TX650
KAWASAKI650W1SA
HONDA CB400Four
余談だが、この表紙の女性は三好礼子だ。片岡の角川文庫から出ていたバイク小説の表紙は大概が三好礼子を採用している。そう言えば、この三好礼子の本で晶文社から出てた『シリーズ日常術5バイク術-走れ、いい女』と言うのがあった(これも絶版)これ読んで泣いたな。いや、誰も死なない。でもってエッセイだし、楽しい。ただ、三好礼子の恵まれた環境や行動力のある性格が羨ましくて、私ってダメだと思ったら泣いてた。この本、読んでも単車乗りたくなる。
『シリーズ日常術5バイク術-走れ、いい女』
晶文社・1986年11月出版
つかー、書いてるうちにメンテナンスってΣ(・口・;)
朝の8時にならんとUP出来ない・・・ォoォo (´゜・_゜` ))) 三 ((( ´゜_・゜`) ォoォo