るるる〜

 

あっ、ごめんね

言っとくけど、

 

べぃびぃめとぅー!!

(BABYMETAL)

 

のこれではないよ

 

 

 

ましてや、ボクが敬愛してやまない

ごろうさんでもないんだ

残念ながらね

 

 

 

昨夜、夜中に思わず口ずさんでたんだよね…

この曲を

 

 

今にして思うよ

由紀さおりは天才だな

 

えっ?知らない?

『夜明けのMEW』なら知ってる?

 

 

 

夜明けのMEW…

きみが泣いた

 

うん、これもいい曲だったよね

この頃のキョンx2、めっちゃかわいかったし

 

最近は夜明け前にトイレで目が覚めてしまう

そんなユリナールな皆さん、こんばんは!

毎晩毎晩、2ℓのビールを飲み

3ℓの尿を出す!

心ばかりか身体も乾いてる

乾燥 拙僧 道三 DEATH!

 

『夜明けのスキャット』って素敵な曲だけどさ

子供のときは、100パー『夜明けのスカッと』だと思ってたよなあ

 

 

 

そもそも、スキャットってなによ?

って知らない人も居ると思うんだよね

 

素キャットだよ

 

 

 

素じゃねーだろっ!

どう見ても!

 

うん、ウソだからさ

ホントは、意味のない音をリズムに合わせて唄うことだよ

サッチモが得意だった…

 

 

 

サッチモちゃん

久しぶりやな

 

『夜明けのMEW』のMEWも謎だよね

名前…かな

美雨?美優?

美優っていえばさ

美優って名のオンナのことでちょっと面白いハナシがあるんだ

 

オミクロンが爆発する前、マンボウが解除になった頃だったかな。

ボクは、本当に久しぶりにちょっと素敵な娘とご飯を食べに行ったんだ。

きっかけは、ある勉強会で知り合って、帰り道が途中まで一緒だったから。

親子ほどに歳の差があったカノジョに特別な気持ちなんて、これっぽっちもなかったけど

 

ごちそうしてください

笑顔でそう言われたら、断る理由はなかった。

美味しそうに飲んで、美味しそうに食べる…

よく笑うカノジョに好感を持ったのは事実だったけど。

「道三さんってなんでも知ってますよね。知らないことってないんですか?」

「もちろん、あるよ。君のこと、名前以外ほとんど知らない。」

カノジョは照れたように微笑んで、視線をテーブルに落とすと

「私のこと、もっと知りたいんですか?」

って言ったんだったかな。

「うん、君はMiu Miuの服が誰よりも似合うから美優って名前なのか…

それについては知りたいな」

 カノジョは驚いた顔をしながら言った。

「道三さん、オンナの子のブランドまでわかるんですか?」

 

落ちたな。

何の感動もなく、ダークサイドのボクがひとりごちた。

 

道三のノロケ話なんか

聞かないからな!

 

でも、大丈夫!

ハッピーエンドじゃなく

ちゃんとオチがあるから!

 

「こんな時間だし、今夜はこの辺にしようか」

ボクは、会計を済ませると店の出入り口のところで待つカノジョと一緒に店を出た。

 

「今日は、ごちそうさまで…」

「待って…」

そう言ってカノジョの言葉を遮ると、カノジョに拒絶する隙を一切与えないごく自然な動きの中で、ボクはやさしくカノジョの唇を奪った。

「こちらこそ、ごちそうさま。」

「やられた…慣れてるんですね」

「じゃあ…行こうか」

ここで、「帰ろうか」という言葉を選択しなかったのが、ボクが犯した大きな過ちだった。

 

「わ、私のこと…唇、許しちゃったからってお持ち帰りできるような軽いオンナだって思わないでもらえます?」

「んっ?もちろん、そんなふうに思ってないよ?」

「ウソっ!だって今、じゃあ行こうかって!ほ、ホテルに連れてこうとしたじゃない!」

「ちょっと待って?行こうかって、もう行こうか…帰ろうかって意味で…」

(たしかに「落ちたな」とは思ったけど、そのまんま今夜中にとか思ってなかったってーの!今夜はめっちゃ疲れてて、これからハッスルハッスルでハッピータイム突入したらギックリ腰になるって!)

 

 

 

「口が上手い道三さんなら、なんとでも言えるわよね…目、ギラギラさせてたくせに!」

「ギラギラ?いや…この時間になるといつもショボショボのはずだけど?そもそも、連れ込むつもりなら、目をギラつかせるようなヘマ、しないよ」

「ほらっ!やっぱり、そういうオンナを玩ぶようなズルいオトコなんじゃない!」

(ああ…いかん…久しぶりに…そして、また地雷踏んでもーた)

「いや、まぁ…そりゃ俺は、破天荒将軍っていうより暴れん坊将軍かもしれないけどさ。とにかくだよ…俺は、今夜君を連れ込んでヤるつもりはこれっぽっちもなかったよ。閻魔様に舌を引っこ抜かれそうになってもこの答えは変わらない」

(ああああ…めんどくせえ!明日への英気を養うため、今夜は帰って録画しといたカムカム1週間分観ようと思ってたのに!)

「わからないこと言ってゴマかそうと思っても無駄なんだからっ!スマートに唇奪ったつもりかもしれないけど、道三さんの唇…カッサカサでおじいちゃんとキスしたみたいだったし!」

 

(ぶちっ)←平常心の糸が切れた音

 

「テメェは、じいちゃんとキスしたことあんのかよっ!おじいさんに欲情したハイジかっ!」

 

 

 

「なっ…」

「おじいちゃんとキスしたみたい?テメェは、おじいちゃんとキスしたんだよ!今頃気づいたのかよ!おじいちゃんの唇がアンジェリーナ・ジョリーみたいなプルプル唇だったらキモいだろーがっ!」

 

 

 「あ、あん…あん、あんたなんてっ!」

「アンアンうるせえなっ!ドラえもんか、テメェは!」

 

 

 

がすっ!←顔面にグーパンチが入る音

 

どすっ!←腹にグーパンチがのめりこむ音

 

 

 

「あごわっ!」

普段、妻からのDVに慣れっこのボクも不意打ちを喰らえばひとたまりもない。

ボクは、アスファルトに膝をつき、惨めにも口から酸っぱいものを吐き出してた。

ついさっきまで鬼の形相をしてたカノジョが駆け寄ってくる。

肩で息をしながら、その姿を視線に捉えると…

ゴシゴシと目を擦った。

そのとき、たしかにボクにはカノジョがこんなふうに見えたんだ。

 

 

 

「たいへん!大丈夫ですかっ?!私の肩に捕まって?心配しないで…私に任せてください!私が護りますから。私がつきっきりで道三さんの看病しますから!」

 

(えっと…あれっ?明らかに変だよな?てか明らかにこの人…)

 

そうだよ。

そうだったんだ。

カノジョは決して地雷オンナなんかじゃない。

そんな生易しい存在じゃなかったんだ。

美憂って名前は、MiuMiuからきたんじゃない

美憂の「みゆ」は

 

代理ミュンヒハウゼン症候群のみゆ!!

 

※代理ミュンヒハウゼン症候群とは

親が子どもの身体をわざと傷つけたり、病気になるよう仕組んだりしたうえで、健気に看病する親を演じて周囲の同情や注目を集めようとする精神疾患。幼児虐待の特殊型ともいえる。子どもに様々な検査や治療が必要であると医師に誤診させるために、体温計を操作して高体温を装ったり、子どもの尿に自分の血液を混ぜて血尿に見せかけたりするなどして症状を捏造する例がある。エスカレートすると薬物などを飲ませたり窒息させたりして子どもに実際の身体不調や病的状態を作り出し、子どもが死に至るケースもある。

 

 このオンナ…ミザリー女子だったのか…。マズい…このままじゃ監禁されて、脚をハンマーで粉々に…。




突然訪れた絶体絶命の状況。

どうする、どうすればいい。





ヘイ尻!

ミザリーの撃退法!




ミタニ…

三谷幸喜、三谷紬、三谷産業があります

どれを調べますか?


尻…使えねぇ