私が、オキタを「すごいな」「この人ちょっと違うな」と思ったのにはあるきっかけがありました。
 
オキタが
 
  経営はサイエンス(科学)なんだ
 
と言ったことです。
そして、
 
  サイエンスなんだからまぐれはあり得ない
  サイエンスなんだから同じ結果を何度でも再現できる
 
と。
 
 
これは、ずっと理系にいた私にとって衝撃的な言葉でした。
経営は、科学からは遠い存在だと思っていましたから。
 
そして、さらにこう言い切りました。
 
  経営費必要な仕事の進め方、マネジメント、全てスキルだから。
  才能じゃない。カンや経験でもない。
  スキルだから勉強すれば誰にでも出来るようになる。
 
と。
 
この言葉は、私に向かって発せられた言葉ではありませんでしたが、非常に衝撃的なものでした。
 
 
この「スキルだから」という言葉、これが非常に衝撃的でした。
 
 
子供が 3歳になりましたけども、子育てをしながら、いかにしてこの子の才能を伸ばして上げるべきか。ということずっと考えていました。
テレビの「エチカの鏡」で有名になった横峯さんの本にもありますが、小さい頃から才能を伸ばして上げるのが親の役目だ、と。
 
 天才は10歳までにつくられる―読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!
 ※amazonにリンクしています。
 著者:横峯吉。価格:1260円。ゴルフダイジェスト社。
 
この本にもあるように、才能は小さい頃から伸ばしてあげることで飛躍的に高い能力が付く。それは親として伸ばしてあげるべきだ、と。
 
 
だから、逆説的に、小さい頃に身に付かなかった才能は、才能を持った人には勝てないのだろうな、そうも思っていたわけです。
 
だからこそ、子供には多くの才能を身につけられるよう、しっかり学ばせて上げようと思っていたわけです。
 
 
ですが、オキタは、「経営に必要なのはスキルだ」と言いきったわけです。
 
 
(つづく)