さてさて、軋轢を生んだものの一つとしては、「Flash」を巡る動きが顕著ですね。
 
私も 2月に記事を書きました。
 2月12日のブログ
 http://ameblo.jp/seven-gods/day-20100212.html
 
Flashは、それ自体がアプリケーションなので、Flashというアプリケーションが利用できる端末であれば、そのFlash上で動くプログラムは、自由に作ることが出来るようになってしまう、ということなのです。
 
 
それをそれを利用できるようにしてしまうと、Flash上で動くアプリケーションの管理をすることが出来なくなり、Appleによる検閲が出来なくなる恐れがあるからだといえるでしょう。
 
それはとりもなおさず、「App Store」を通さず、新しいアプリケーションの開発と流通をさせることが出来ることを意味しています。
 
 
その Flashを巡る各社の動きのニュースをまとめてみました。
 
 2010年04月12日
 『iPhone』SDK 更新――『Adobe Flash』非対応の姿勢がより明確に(2010.04.12)
 http://japan.internet.com/allnet/20100412/12.html
 
 2010年04月12日
 アドビのエバンジェリスト、アップルの開発者向けライセンス条件変更を痛烈批判
 http://www.computerworld.jp/topics/apple/178949.html
 
  2010年04月12日
 Apple、iPhone SDKの規約変更 Flash締め出しか
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1004/12/news040.html
 
 2010年04月22日
 Adobe、iPhone向けFlashを断念 Androidにシフトへ
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1004/22/news027.html
 
 2010年04月30日
 ジョブズCEO、iPhoneでのFlash非対応について説明
 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1004/30/news024.html
 
 2010年04月30日
 Apple の Jobs 氏、『Flash』非対応の方針に関する見解を発表
 http://japan.internet.com/webtech/20100430/12.html
 
 2010年05月06日
 アドビのリンチCTO、Flashをめぐるアップルの態度を批判
 http://www.computerworld.jp/topics/apple/180689.html
 
 2010年05月14日
 Adobe、「We Love Apple」キャンペーンでAppleに反撃 創業者の公開書簡も
 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1005/14/news021.html
 
 2010年05月14日
 米アドビ、共同設立者が公開書簡――皮肉を込めてアップルを痛烈批判
 http://www.rbbtoday.com/article/2010/05/14/67661.html
 
 
Flashは、98%以上のパソコンに導入され、業界標準と言っていい機能であり、逆に言うと、これがないと見られないサイトは数多く、ここまでしても Flashを導入しないのは、Appleによほどの覚悟と自信があったのだと思いますね。
 
今年に入った頃までは、Flashが搭載されないのは、技術的な問題だと言われていたために、次期 iPhoneでは Flashが搭載されるかも、という期待は常にあったわけですから。
 
 
(つづく)