「賃貸 vs 持ち家」の比較がよく出ていますが、2010/11/02(火)にも書きましたが、「貧乏人は家を買え!(講談社BIZ)(
http://ameblo.jp/seven-gods/day-20101102.html
)」を読むと、その結論がでてしまいますね。
例えば、
持ち家と賃貸、どっちがトク?(All About)
http://allabout.co.jp/finance/gc/10431/
賃貸と持ち家、どっちがおトク?(教えて goo)
http://news.livedoor.com/article/detail/5035075/
住宅ローン:賃貸vs売買(@nifty不動産)
http://myhome.nifty.com/loan/sp/financial.jsp
わざわざここにあげるまでもなく、検索すればいろいろとサイトはでてきますので、好きなサイトを見てもらえばいいのですが、「家を買う」時に必ず書いてあるものは、「住宅ローンを組む」こと。
つまりは、いろいろある「賃貸 vs 持ち家」の記事は、家を買う際には住宅ローンを組むことが前提であり、その返済も含めた額で賃貸と持ち家を比較しているワケです。
つまりは、
住宅ローンを組まずに一括キャッシュで買えるなら、
持ち家の方が圧勝。
ということ。
「一括キャッシュで買う」という記事を書いてしまうと、賃貸に勝ち目はないため、わざわざいい勝負になるようなローン金利の仮説をし、記事を書いているわけです。
まぁ、日本人すべての人が、「家を買うためには住宅ローンを組むものだ。」と思いこんでいるので(思いこまされているので)、こういう記事が成り立つわけですし、日本経済がそれを前提で動いているワケなので、仕方がないんでしょうね。
そもそも、賃貸の家賃も、持ち家と比較してちょうどいいくらいになるように家賃を設定するわけですからね。当然の帰結ですよね。
で、何が言いたいか、というと、このみんなが思いこんでいる経済の原理から抜け出すためには、「賃貸を止めて、一括キャッシュで家を買え!」ということですね。
だって、そうは言ったって家なんて一括キャッシュで買えるワケないじゃん!
と私も思うわけですが、それに対して「貧乏人は家を買え!」の作者は、「家を買うなら親の財布をアテにしろ!」と書いているわけです。
家を買うのに足りないお金は、銀行から借りるのではなく、親から借りられるだけ借りて、家族全体で見たときに、極力家族の中から外にお金がでていかないように仕組みを作りましょう。
と書いているワケなんですよね。
もちろん、借りるワケなので、きちんと契約書を作って金利を付けて親には返すんですよ。贈与じゃなくて。
なので、自分自身だけ見ただけでは、銀行からお金を借りても親からお金を借りても同じことなんですけども、家族全体で見ると、資産を減らすことなく家を持つことができる、ということになるワケなんですよね。
家族全体でその仕組みをきちんと共有して、家族全体でお金を融通する仕組みを作ることが、資産家になるために第一歩だ、といっているワケなんですよね。
稼いだお金は、外部に極力流出させない。
それが資産家への道だと言うことなんですよね。