今日はライトノベル「灼眼のシャナ」について紹介したい。
アニメを見たりライトノベルを読んだりする人なら知っている人も多いと思うが、ライトノベルの中でも広く知られている作品だ。
主人公、坂井悠二(さかいゆうじ)と主人公兼ヒロインである少女、シャナの物語なのだが、軽く内容に触れてみると、普通の高校生だった悠二が、ある日であった少女、シャナによって自分がすでに死んでいることを知らされる。
悠二が暮らす世界の隣には『紅世(ぐぜ)』と呼ばれる世界が存在し、そこからこの世に渡りくる紅世の徒(ともがら)、あるいは王によって人は知らず知らずのうちに存在の力を喰われ、消えていくという『この世の本当のこと』を教えられる。
悠二も狩人・フリアグネによってその存在を喰われ、存在の急激な崩落を防ぐための代替物、トーチとなっていたのだが、悠二はその身に宝具と呼ばれるものを宿した特殊なトーチ、ミステスであった。
この世で好き勝手に暴れる同胞たちを止めるために立ち上がった紅世の王のひとり、天壌の劫火、アラストールと契約しているフレイムヘイズ、シャナは狩人・フリアグネを討滅するために悠二を囮として見張れるように悠二が通う高校に存在を失った人間の代わりとしてやってくる。
自分がすでに死んでいて、ただの代替物でしかないと知った悠二と、人との触れ合い知らないシャナがどのように考え、成長していくのか、というのが本作の内容だ。
すでに本編は完結していて、残り一冊短編集が出るということになっている。
この作品の大きなテーマのひとつとなっているのは『愛』であり、人間、フレイムヘイズ、徒の多くが自らの愛のために戦い、衝突している。
メインキャラクターだけでなく、サブキャラクターにも深い設定が組み込まれ、いたるところにちりばめられた伏線とそれが回収された瞬間に、そんなところが伏線になっていたのか、と驚かされる。
内容としても面白く、異能の力でのバトルなども読みごたえがあるが、ライトノベルや活字初心者にはあまりオススメできない。
加えてキャラクターの数が異様に多く、覚えるのは難しい。
ただ、一巻から読んでいって、最終巻を読み終えたとき、ただの少年だった悠二と、徒を狩ることしか知らなかった少女、シャナの成長した姿に感動出来るはずだ。
小説がダメだという人にはアニメもあるのだが、原作を読んでいる身としてはやはり原作を読んでもらいたい。
おおまかな内容は変わらないのだが、アニメでは省かれているシーンやセリフ、キャラクターが多く、アニメだけを見る分には申し分ないのだが、原作を読んでいるとどうしてそこを省くんだと思ってしまう。
ただ、自分としてはアニメもアニメでありだと思っているので、一度見てみてもいいと思う。
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