マイナスな考え方は持っていい。自分がその事実を認め、捉え方が変わるきっかけがあれば、その事に対してプラスに捉えられるようになる。


これは私の考えである。


うまくいかなかったり、失敗したりすると落ち込んだりショックを受けたりするとマイナスな感情が出てくると思う。なんとかしようとしてもうまくいかず、余計にショックを受けると思う。


そういう時は、その感情を大事にして、マイナスな考え方をしていればいいと私は思う。


その理由は、なんらかのきっかけがない限りマイナスな考え方は変わらないからだ。


例えば私は英検2級に4回落ちている。どの回も自分なりに一生懸命勉強したつもりだった。でも落ちた。その時は、英語ができないと思っていたし、向いていないと思っていた。


だが、東京に旅行に行った時に同じく旅行に来た外国人のお姉さんから渋谷への行き方を聞かれた。たどたどしいながらも英語で渋谷への行き方を教え、お姉さんたちを無事渋谷駅まで送り届けることができた。最後に「Thank you」と言われたことは今でも鮮明に記憶している。


このエピソードから、英検の英語はできなかったけど、外国人と少し話す程度なら英語を使うことができると自信を持つことができた。


結局私は英検2級を取得できなかったが、今の私は全く後悔していない。外国人と少し話す程度の英語力さえあればそれでいいと、私自身が感じたからである。


このように捉え方や、自分にとって大事なことがわかれば、思考はプラスになる。私にとっては英検2級取得よりも、外国人と少し話せる程度の英語力の方が大事だった。そしてその能力が身に付いていると確信ができたため、英語ができないとは思わなくなった。これだけのことである。


これらのことから、マイナスな考え方は持ち続けてもいいと思う。捉え方が変わるきっかけがくれば、勝手にそのことに対してプラスに捉えると思うからである。