今年も友人の助けを借りて何とか搬入できました。
私撰:関西名所図絵之内 白い教会に逝く老描
大阪猫歩きシリーズ−5 日本基督教団大阪教会(西区江戸堀)
第26回大阪を描こう展 審査員出品作品
<画家の妄想解説>
本当は重厚な茶色のレンガ作りの教会も大阪では珍しく一晩中雪と寒風が
吹き付け凍り付いた建物は白く変身してしまいました
そんな早朝にミサのためか、それとも当時猛威を振るったという新型コロナ禍
の予防換気のためか少し開いた大扉の隙き間から光がもれています
その光を求めるように痩せた老描がトボトボと教会にむかっている情景です
教会の振る舞いスープを求めていくのか、それとも数々の犯した長年の罪を
懺悔にいくのか・・・
いずれにせよ、この老描は過去の楽しかったこと悲しかったこと全てを受け入れ
静かにフェードアウトしていく運命のようです
(陰の声:まず、大阪にはこんな建物が凍って白くなるようなことは今まで見た事はないね
全ては画家の心象・妄想風景だね。まあ、絵だからお許しくださいねエハナンデモアリダヨ)
本当の教会はこんなレンガ色の建物です
日本基督教団大阪教会
大正11年(1922年)竣工のヴォーリズ設計の鉄骨・煉瓦・コンクリート混合の教会堂
ロマネスク様式を基調とする意匠で構成され数少ない大正期の赤煉瓦です(有形文化財)
老描のモチーフです(足跡がメイン)
このネコは子猫みたいですがモチーフなので・・・
第26回大阪を描こう展は
2022年1月6日(木)〜10日(月・祝)開催です
(陰の声:来年の展覧会なのにこんなに搬入日が早いのは
作品集作成のためざんすテヘ)
第26回大阪を描こう展 案内DM
では、今回はこのへんで
寒い時期ですから皆様もお体大切に
収束している新型コロナ禍の第6波が来ませんように・・・
<第26回大阪を描こう展:MY出品作品・了>
スーラ・ウタガワの
私撰:関西名所図絵・美術館のご案内
このブログの各ページで個別に発表した、スーラ・ウタガワ作品の
名所絵を場所別に集め「美術館」と称して再度アップロードしています。
第1室:大阪南部の名所図絵・油絵 開室中
第2室:大阪北部の名所図絵・油絵 開室中
第3室:大阪湾岸部の名所図絵・油絵 開室中
第4室:神戸地区の名所図絵・油絵 開室中
第5室:京都地区の名所図絵・油絵 開室中
第6室:その他ガラクタ図絵-1・浮世絵模写 開催中
第6室:その他ガラクタ図絵-2・水彩画 開催中
第6室:その他ガラクタ図絵-3・人物画 開催中
第7室:大阪を描こう展MY歴代出品作品 開催中
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以上、ご案内申し上げます。 館長:スーラ・ウタガワ