謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
ご無沙汰しております。
さて、恒例の「大阪を描こう展」が今年も大阪市美術館で開催されます。
御用とお急ぎの無いお近くの絵画好きな方はぜひお立ち寄りください。
◾️会場:大阪市立美術館地下展覧会室
◾️日時:2019年1月9日(水)〜14日(月・祝)
◾️入場料無料
まだ、開催前ですので、前回の会場風景をご紹介いたします
◾️第22回大阪を描こう展会場風景
展示点数:324点
来場者:4,000名余
1人の出品者の友人、縁者、一族郎党・その他有象無象(?)など
12名以上の方がご来場いただいた計算になりますね。
(陰の声:北新地<大阪の歓楽街>の綺麗どころを呼んだ方もいました・・・
寒い中のご来場、誠にありがとうございました。
今回も力作が300点以上展示されますからよろしくお願いいたします。
◾️会期中には審査員先生による作品講評も開催されます。
自分の出品作品の前に先生を引っ張って来て講評を聞く
勉強熱心な方も多いですよ。
(陰の声:大阪人は図々しいからね、もとい!勉強熱心なんだよね
さて、今年度の私の出品作品ですが・・・コレ
◾️天王寺の黒猫(大阪ネコ歩きシリーズ−1)
F10号・油彩+パステル
”大阪を描こう”のテーマに忠実なスーラさんは大阪南部の繁華街で
レトロな「通天閣」と新しいランドマーク「あべのハルカス」(高さ300mの
日本一高い商業ビル)など新旧が混在する街、天王寺の夜景を描いてみました。
ネコ歩きシリーズとしたのは、カメラマンの岩合光昭氏の
写真集「世界ネコ歩き」の作品にインスピレーションをいただき
それを大阪版にして「大阪ネコ歩き」を絵画で表現してみました。
(陰の声:パクリだね
別に岩合先生の写真を模写しているわけではありません。
大阪の風景をネコの目線で見たら面白いかなと思っただけです。
今回は妖しげに輝く通天閣を見おろす高台のマンションの
ベランダを歩く黒猫を表現してみました。
(陰の声:友人曰く「夜這願望だね」
No !・・・もう、そんな元気はありません)
また、制作画材を「油絵+パステル」としているのには
聞くも涙(?)の物語があるのです。
実は昨年の個展終了後ダラダラしていたら本当に病気になってしまい
年後半にかけて通算2ヶ月ほど入院生活を送るハメになりました。
今回の出品作は入院前に7割ほど油絵で制作していたのですが
入院してしまいましたので搬入日に間に合わない危険性がありました。
そこで、幸い個室入院でしたので
こっそりキャンバスを病室に持ち込み看護師の目を盗んで制作したのです。
さすがに油絵の具は匂いがしますので持ち込めず
(陰の声:そのくらいの常識はあるんだ
代わりにパステルで油絵の上から塗りたくり調子をつけたのです。
パステルも定着液が匂うので、病院構内の公園にキャンバスを
持ち出し、そこでスプレーしていました。
そんな訳で、かなり荒っぽい仕上げになってしまいましたが
まあ、なんとか搬入に間に合いました。
(陰の声:搬入も自分では行けずに友人のT君にお願いしたんだよ)
T君ありがとうございました。
(陰の声:でもこの出来では入賞は期待出来ないね
あ、ご心配なく、実は今年度から審査員に推挙されており
もう賞はいただけない立場になりました。
でも、審査員がこのレベルではちょっと忸怩たるものがあります。
でも、でも、油絵とパステルの画材併用もちょっと面白い気もしています。
病気のほうも小康をえて現在は退院しておりますのでご安心ください。
(陰の声:だれも心配していないよ
まだまだ通院も必要だし、入院で落ちた体力の回復は長引きそうですが
なんとか日常生活はできるようになってきました。
そんな訳で審査員業務やその他のお手伝いもほとんどできませんでしたが
「今回は出品できただけでもよかったよ」と大阪を描こう会の仲間の方々に
甘えさせていただけて感謝です。
さて、新年からは次回の「大阪を描こう展」のモチーフも考えなければなりません。
「大阪ネコシリーズ」と(勝手に)打ち出したからには、
今度は大阪のどこにネコちゃんを出現させようかな・・・?
(陰の声:絵の事を考えたり、描いたりするのは気分転換にいいよね
また作品が完成いたしましたら皆様にも見ていただき励みにしたく
思いますのでその折はよろしくお願いします。
この新しい年が皆様にとって素晴らしい1年になりますように
ご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。
<第23回「大阪を描こう展」(2019年)のお知らせ・了>
スーラ・ウタガワの
私撰:関西名所図絵・美術館のご案内
このブログの各ページで個別に発表した、スーラ・ウタガワ作品の
名所絵を場所別に集め「美術館」と称して再度アップロードしています。
第1室:大阪南部の名所図絵 開室中
第2室:大阪北部の名所図絵 開室中
第3室:大阪湾岸部の名所図絵 開室中
第4室:神戸地区の名所図絵 開室中
第5室:京都地区の名所図絵 開室中
*各展示室へのご入場(アクセス)はサイドバーのブックマークをご利用ください。
以上、ご案内申し上げます。 館長:スーラ・ウタガワ