第20回大阪を描こう展・大阪市教育委員会委員長賞:受賞 | スーラ・ウタガワの「画家ごっこ雑記帳」

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画家ゴッホではありません、画家ごっこです。

浮世絵名所の再発見をコンセプトに自分の気に入った名所を探して油絵を描いています。

そんなリタイア後の画家ごっこライフや、美術についての受け売り雑話をアップしているブログです。


第20回大阪を描こう展の入賞作品が発表されました。

私は、大阪市教育委員会委員長賞を受賞いたしました。

昨年の府知事賞に続いての上位賞の連続受賞で大変嬉しいです。


(陰の声:ごっこスーラは舞い上がってます。

まあ単純な男だから、おお目に見てやってください(^O^)



では、一足早く作品をご披露させていただきます。


(陰の声:常任委員の皆様方、展覧会のPRと考えていただき、

先走りをご容赦ください、なにせ、舞い上がっていますので・・・)



作品・牧神たちの夜会
牧神たちの夜会 (中之島フェスティバルタワー)
油彩・F10号



大阪以外の方には、このタイトルの意味や、何を描いているにか

おそらくお分かりにならないと思いますので、僭越ながら少々説明を

させていただきます。


(陰の声:なにせ舞い上がっていますので、本来は絵を文でダラダラ

説明するのはおかしいのですが、許してやってくださいませ
(・・。)ゞ



こほん!(風邪を引いている訳ではありません、念のため)

大阪には、フェスティバルホールという、大阪随一、あるいは

世界有数の音響効果がよいコンサートホールがありましたが、

よる年並で先年建て替えられました。


Fタワー5
中之島フェスティバルタワー東館
大阪市北区中之島・39階建て(高さ約200m)

低層階は新フェスティバルホール、中層階は朝日新聞社、
高層階は各企業オフィス。現在、同じ規模の西館も建築中で
ツインタワーになる予定。

余談ながらこの中に、ごっこスーラのリタイアした会社の
オフイスも4フロアほど入っています。



Fホール階段
フェスティバルホールへの大階段

この階段をトコトコ登ると・・・

(陰の声:ヨコにエスカレーターもあるけどね・・・)


Fホール会場
新フェスティバルホール

建て替えによる音響効果が心配されましたが、
新しいホールも素晴らしい効果であると、内外の
音楽家に評価されています。



さて、ホールの説明は前振りで、そろそろ本題に・・・


このホールの初代の建物外壁には、50年前から行動美術協会の

彫刻部による、信楽焼のレリーフが飾られておりました。

それが、「牧神、音楽を楽しむ図」なのです。



Fタワーレリーフ
新ビルのレリーフ「牧神、音楽を楽しむ図」
太陽、月、星のもとで牧神たちが竪琴や笛で
音楽を奏でている図
(一体につき大きさ4~5mもあります)


牧神アップ
トレードマークの笛を吹く牧神
<バーン(牧神)パイプ?>




フェスティバルホールの象徴のレリーフを

新ビルにも取り付けるため、旧レリーフの移設も検討されましたが、

耐久性の問題等もあり、新たに同じ信楽焼で制作して取り付け

られました。


こうして、この巨大なレリーフは今も、ホールのシンボルとして、

大阪府民に愛されています。



そして、夜になるとタワーはこのような風景となります。

(陰の声:高速道路が邪魔して前面の土佐堀川を入れた全景が

撮れませんでしたので、上下分割写真に
なりました(;^_^A)



Fタワー夜景上

Fタワー夜景下
夜の中之島フェスティバルタワー


この近くには大阪の有名な夜の街”北新地”があり、

そこで、一杯飲んできたごっこスーラが、

ふと、フェスティバルタワーを見上げると牧神たちが

壁面から飛び出して、ナイトパーティをしてるのを見た!?


(陰の声:酔っぱらいの幻覚だね、

しかし、リタイアしたごっこスーラが高い”北新地”に

行ける訳がないから、この
話はヨタだね(>_<)



最後に、牧神というのは、ギリシア神話にもでてくるけど、

本当はそれより古い神々で、音楽を愛する心やさしい神々だったけど、

その音楽の才能をうらやんだり、その優しさが女神達に人気があるのを

ねたんだオリンポスの神々がいじめ倒して、異神にさせられてしまった

気の毒な神様達と言われています。

せめて、大阪で夜会を楽しんでほしいな~と思いました。



いかがでしょうか? 拙い説明ですが、少しは作品が魅力的に見えて

きたでしょうか・・・


(陰の声:いや~画像では小さいし、色も出ていないから、

会場で現物を見ていただければ、きっと素敵に見える、多分見えるはず、

見えるかな?、見えたらい
いな・・・(;^_^A)



まあ、大阪には姦しいヒョウ柄ファッションのオカンだけでなく、

こんな風景もあると知っていただければ嬉しいです。

(・・・ママさんごめんなさい。)



◎大阪を描こう展のお知らせ
・会期:2016年1月6日(水)~11日(祝・月)
・会場:大阪市立美術館 地下展示場
・作品:入賞、入選作品、約300点を展示
・入場無料


です。お近くをお通りのおりは・・・誰も通らないかな?

しかたない、また、会期が始まりましたらその様子をアップさせて

いただきます。




<第20回大阪を描こう展・大阪市教育委員会委員長賞:受賞・了>







スーラ・ウタガワの
私撰:関西名所図絵・美術館のご案内


このブログの各ページで個別に発表した、スーラ・ウタガワ作品の
名所絵を場所別に集め「美術館」と称して再度アップロードしています。


第1室:大阪南部の名所図絵   開館中
第2室:大阪北部の名所図絵   開館中
第3室:大阪湾岸部の名所図絵  開館中
第4室:神戸地区の名所図絵   開館中
第5室:京都地区の名所図絵   工事中

*各展示室へのご入場(アクセス)はサイドバーのブックマークをご利用ください。

以上、ご案内申し上げます。     館長:スーラ・ウタガワ