夕暮れの大阪港 | スーラ・ウタガワの「画家ごっこ雑記帳」

スーラ・ウタガワの「画家ごっこ雑記帳」

画家ゴッホではありません、画家ごっこです。

浮世絵名所の再発見をコンセプトに自分の気に入った名所を探して油絵を描いています。

そんなリタイア後の画家ごっこライフや、美術についての受け売り雑話をアップしているブログです。

先日のトッパンアイデアセンターOB5人絵画展は

おかげさまで会期中に300名余の多くの方にご来場いただき

盛況の内に無事終了いたしました。

また、このブログでも見ていただいたき、ありがとうございました。

さて、連続開催したOB会展も終わりましたので、

ぼちぼち私撰:関西名所図絵を続けようと思います。

OB5人絵画展では私は6点ほど出品したのですが、

ブログのスペースの関係で半分しか解説していないので、

今回から残りの作品について述べさせていただきます。

TIC5展会場

トッパンアイデアセンターOB5人絵画展会場より

ドモ\(^_^ スーラです。ご来展およびブログ愛読の御礼のため

初めての姿出しをさせていただきます。

(陰の声:本当はスーラの作品コーナー写真がこれしか無かったのだ)


さて、奥の作品6点がOB5人絵画展で私が出品した作品です。

そのうち、左の3作品はこのブログではチラリと写真を

お見せしただけなので、順次お話しをさせていただきます。


今回は、会場写真の左から2枚目の海遊館周辺を描いた、

私撰:関西名所図絵之内「夕暮れの大阪港」にご案内します。 

夕暮れの大阪港
私撰:関西名所図絵之内
夕暮れの大阪港  油彩・F10号
*謎の女の子達も探してね。


この絵のモチーフ場所である「海遊館」は、大阪湾岸にあり

ジンベエザメがゆったり泳げる大水槽のある大きな水族館。

毎日、多くの観覧者が列をなしている観光スポットです。

海遊館表
海遊館(かいゆうかん) 大阪市港区海岸通
巨大水槽で環太平洋の海を再現し、従来の水族館の印象を
劇的に変えた施設。(詳しくはネットで検索してね)

しかし、この建物を表から素直に描いたのではスーラではない。

おもしろい見方ができるところはないかと、建物の周りを探す内、

建物の裏側にちょっとしたプロムナードを見つけたね。

そこは、海遊館表側の喧噪がうそのように静かで、

近所の方が犬の散歩をしたりしている場所だ。

B海遊館裏
海遊館裏のプロムナード(散歩道?)


大阪湾を巡航する観光帆船サンタマリア号が帰港するのも遠望できる。

サンタマリア号
大阪港帆船型観光船 サンタマリア号   
総トン数:566トン・全長49.6m・最高速力:13.7ノット


ところで、もうお気づきの方もいられると思いますが、

この「夕暮れの大阪港」はゴッホが入っている・・・

そう、あの黄色い太陽ですね。

ごっこ画家の私は、「上達の第一歩は真似から」がモットーで

前にもルソーが入っていたし、いろいろな師匠にお世話になっています。

(陰の声:いろいろ都合のいいモットーがあるね)

そして、その中から、何か私なりのオリジナルが生まれてくることを

期待しながら描いていきます。

(陰の声:まあ、あまり期待していないけど頑張れば・・・)

大阪港カップル
停泊したサンタマリア号の近くでデートするカップル


あっ!いいモチーフだ、こちらを描けばよかった。

いやいや、若いモンの邪魔してはいかん・・・(_ _ )/ハンセイ

(陰の声:そうそう、年を考えようね)

なにっ!年がどうしたって!!

いかんいかん、また、血圧が上がりそうだ・・・

さて、そろそろ日も暮れてきたのでおとなしく帰ることといたします。

(陰の声:やれやれ)