今回はひぐらしのなく頃に業の
これまでのコラムを踏まえ、言いたいことをまとめたいと思います。



◯当機種の開発期間において、時間がなかったと思う明確な理由について◯

当機種においては度々「時間がなかった」
という言葉を使いました。

その明確な理由は2つあります。
まず1つはARTシステムにおいて「魔法少女育成計画(以下まほいく)」を色濃くインスパイアしている点にあります。

まほいくがホールデビューしたのは2022年10月17日です。

そしてひぐらし業が適合したのは2023年7月頃
逆算すると型式試験に出したのはその約半年前

「つまり制作期間が約3ヶ月くらいしかありません」

その前から作っていて、途中からARTはまほいくシステムに路線変更可能性もありますが、
ここまでまほいくのゲーム性が中核を担ってる場合、全体的にほぼ作り直しレベルになると思うので、その線は薄いと思います。

もう1つは、あきらかに祭2の検定切れを狙った導入日であること。

これだけ人気のある祭2の後継機種
(祭3等)が出てないのは、オーイズミ側に何か事情があってのことだと思います。
業界内でそれを知ったタイミングで
ダイイチが開発を始めたのでしょう。

相当なスピード開発だったと思います。

一般的な機種の開発期間は平均2〜3年と言われています。

たまに新台が出た時ににスペックやゲーム性が「え?今更」とか、時代遅れ等言われることがありますが、これは開発期間が長い程起こり得る現象です。

ひぐらし業の場合、それをたった3ヶ月です。

3ヶ月で作ったにしてはよくできている
と思う方もいると思いますが、
私からしたらただの手抜き台です。

ここまで祭2とまほいくパクって開発時間のリソース大幅短縮してるのに更に手抜きってやばいです。
しかも、そんな機種を堂々と「6年使える」っていう営業もどうかしてますよ。


先日、フィールズの抱き合わせ問題が大きく取り上げられましたが、その抱き合わせ機種の中に、当機種名も残念ながら入っていましたね。

つまり、「パチンコのエヴァンゲリオンの機歴機種として間に合わせるためスピード開発した」ということです。

パチンコ店からメーカーに対する抱合せ販売の
「⚡怒り⚡」が爆発しましたが

時間をかけてちゃんと作ればちゃんと面白くできたはずの機種だったので、ユーザーの私からすると
「悲しい」機種だと思いました。

そして今回の事が大事になり、竜騎士07先生の耳に入ってしまって怒らせたら、パチンコ業界において今後ひぐらしの版権が一切使えなくなるのではないかという
「恐怖」も若干あります。

竜騎士07先生、パチスロうみねこのなく頃にの時、その開発姿勢の素晴らしさに感激し、自ら描き下ろした絵を2枚も搭載させるという事をやっていましたから、色々と見ている可能性もありますからね
竜騎士07先生、こういう事滅多にしませんから。






◯祭2と業の決定的な違い◯

あまり多くは語るつもりはありません。
ただ、これだけは伝えたいです。

だいぶ前の祭2のコラムでも書きましたが、まだまだコロナ禍真っ只中。そして5号機設置が延長し、
初期6号機でありながら1年以上5号機と併用されるという一番不利なタイミングでのホールデビューでしたが、後発機種をも押しのけ
3年以上経った今でも結構設置があり、長く愛されている機種です。

これだけ不利だったのにも関わらず初期ロットでは足りずに増産されました。



対して業は
・今をときめくスマスロ
・ユーザーから一番求められる数少ないA+ART
・祭2の検定切れのタイミングで導入
という追い風だらけの環境だったのにも関わらず、そこまで稼働がありません。



今も打ってるのは目押しが上手なユーザーだらけです。

両機種とも初月の設定1ホール割は98%
それでいて出玉性能は業の方が上なのにです。

それなのに、なぜ祭2程の人気を博すことができなかったのでしょうか?

この違いは当機種の最初のコラムで書いた
面白いかどうか
なんですよ。

祭2は目押しが苦手なユーザーにも「面白い」からどんどん打たれました。

対する業は目押しがある程度できるユーザーからしか支持されてません。

目押しミスにより出玉性能が引き出せない場合は
「何も良いことろが無い」からです。




◯昨今の問題が浮き彫りとなった事◯

シンプルに出来ているので、そこのとっつきやすさはあると思います。
でも「奥深さ」が用意されていない。

全てが面白くない訳では無いです。
ピンポイントに面白い部分はちゃんとあるので、そこで満足出来れば問題ないです。

ただ、用意されているところが少ない。

業をあまり良く思わないユーザーの多くはこう思ったはずです。

これらは全て「手抜き」が原因です

昨今の抱き合わせ(機歴)問題による
新台乱発・それに合わせた手抜き、調整不足。
当機種のコラムを書くにあたり、昨今のパチンコ業界を取り巻く問題が色濃く見えたので、私自身とても勉強になりました。

抱き合わせさえ無くなれば、ホールさんも余裕が出てくるという所がクローズアップされがちですが、
それはもちろんの事、私目線ですと
そんな台が売れなくなれば、ちゃんとした台を作るようになり、我々ユーザーも面白い機種をたくさん打てるようになる。

当機種のコラムを書いているうちに、そういう思いが強くなりました。


以上となります!

いろんなユーザーに共感していただけるよう、自分の考えを抜粋して書かせていただきました。

一応次回分も用意してありますが、
ここで〆切るのが丁度良いくらいだと思います。

次回はやや暴論に近いようなことや、一部の方にしかわからないような記事になると思いますので😅

それでもご閲覧して頂けるという方、
コアユーザーを自負される方には丁度よい記事になるかと!

次回はひぐらしのなく頃に業を打った感想⑥最終回〜あとがき(本音編)を書かせて頂きます。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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