今回はひぐらしのなく頃に業の演出面で悪いと感じた点について書かせていただきます。

演出面においては手抜きというより
時間がなかったと解釈したほうが腑に落ちるかもしれません。



●ARTの演出がほぼ通常時と同じ●-5

パチスロの基本的な構造についてですが
(A)RT中・AT中・ボーナス中は退屈・苦痛な通常時から開放される至福の時なので、
通常時を忘れるために、それとは違う演出を起用するのが基本です。

ただし、法則性だけは同じでも大丈夫ですし、ディスクアップ2のように期待度の高いペラポン等は通常時・AT中共に発生したりしますね。

しかし本機では通常時と同じ、かつ期待度の低い演出も期待度そのままART中に流用されてしまっています。

主にミニキャラ演出・リール枠発光がそうですね。

アニメの一部を切り取ってちょっと動かしてる演出も、切り取った部分が違うだけで、やってることは通常時とほぼ同じ。
結局は白・青・赤文字で期待度が変わるだけの演出です。

にぱ〜演出は通常時・ART中共に期待度の高い演出なので問題無いのですが、、

となると、、、
ART中限定の演出は沙都子のカケラ演出とエウアのカケラ演出だけです


あとは(!!!)ナビと🐞🐞🐞ナビくらいですが、これは押し順ナビ系統なので除外します。

沙都子のカケラ演出はよく出現しますが期待度は10%程度

エウアのカケラ演出は逆に期待度90%ありますが滅多に出現しません。

つまりARTの演出は期待度含めて通常時とほとんど一緒です

ここが本当につまらない

通常時のように、どの演出からも万遍なく当たるという法則は同じでも構わないのですが

演出は変えようよって話です

そして運命の解中のエウアと沙都子、座ってるだけで一切動いてくれません・・・・
これを活かした演出を何か作ったら良かったんじゃないですか?

手抜き感が半端ないです。



●エンディングが手抜き●-5

エンディングARTでは、ひぐらしのなく頃に業・卒屈指の名シーンである、
羽入とエウアの壮絶なバトルシーンが流れます。

パチスロでよくある数ゲームずつのコマ送りを採用せず、そのまま流すのは良いのですが・・・


問題はそのムービーが終わると羽入が瞬きもせずこの画面のままという事です・・・

レア役を引こうが、ボーナス成立しようが、リール枠発光するだけでずっとこの画面のまま。

初見でART50ゲームあったとすると、普通のスピードで消化しても20ゲーム余ります。

もし、🍒引いて90ゲームエンディングだった場合は60ゲームも余ります。
そう。60ゲームもこの画面のままです・・・・

最終ゲームでボーナス確定してもしなくても


なんと同じ画面です

物語を締め括る一番大事なエンディングが手抜きって作品に対する愛は無いんですか??

ART30だった場合の事を考えてコマ送り無しを採用したと思うのですが、

エンディング構成は魔法少女育成計画と同じなので、これも同じように専用のムービー流せば良かったと思います。
そうすればART90ゲームだった場合にも対応できるので。

センスが無いならまだ許せるんですよ?
感じ方捉え方は人それぞれなので。

しかし手抜きは許されませんよ



●youの演出がスキップされる●-3

ひぐらしのなく頃にで一番有名な曲といえば「you」を挙げる方が多いと思います。

本機でもART中のBIG成立の一部でBIG中の曲と映像がyouに変化し、+3ストックの祝福を受けらるという、とても感動的な特典があります。

しかし、同じくART中のBIGの一部で当選する魔女の瞳と重複するとストックはちゃんと貰えますが
youの演出がスキップされてしまいます・・・・

アニメひぐらし業と卒の評価は賛否両論だったのですが、
最後にyou〜卒業〜が流れた時
「最後にyouが流れればひぐらしファンは全員もっていかれる」
という逸話があるくらい、ひぐらしのなく頃ににおいてyouという曲は非常に重要なんです!

それをスキップしてはいけませんよ。

本機では「隠れストック」がそれなりの頻度で発生し、意図的に発生させて良いアクセントにはなっていますが
だからってyouまで隠すのはマズイです。

それに魔女の瞳とyouが重なるという、至高に楽しい瞬間じゃないですか?

一番盛り上がる所で逆に盛り下がってしまいます。

ディスク2でも青ダンスタイム(feat.DT)とキャラ反転の100ATが重なった時にしか聞けない専用のBGMが用意されていますよね?

それと同じように魔女の瞳とyouが重なった時の専用演出を用意すべきだと思いました。

6年使われる事を想定してるなら尚更です。

個人的にはyouと曲調が同じでyouと対を成す名曲「Thanks」あたりが良かったと思います。

一番オススメなのは、版権の問題もありますが
1番最初のPC版ひぐらしのなく頃にから楽曲提供をされている方が卒業Verの「Thanks」も作曲されていますのでそれでも良かったと思いますし、
何でも良いので「特別な曲」を採用してほしかった。
勿論、専用ムービーも用意してね。

おそらく、
魔女の瞳の→youの演出の入りが悪いから演出スキップしたのでしょうが、BIG揃えてから→「プチュン」からのyouって流れでもパチスロの演出としてはとしては悪くなかったと思いますよ。パターンの1つとしてはね。

あとyouの最中に技術介入でレナの高笑いは本当にやめて欲しかったです。
こちらも専用ボイスを用意すべきでしたね。



●業モードと祭モードで変化がない●-3

当機種には業モードと祭モードで演出の違いを楽しむことができるのですが、
正直、あまり変化がありません。

演出の法則性が少し変わるくらいで、主に違うのは
・運命分岐中保証ゲーム数がある時の凸🔔煽りの有無
・運命の解中のステップアップ煽りの有無
・祭モードは連続演出中のカットイン発生で激アツ

私が体験したものだと、業モードで連続演出失敗画面で赤枠(レア役)→即連続演出発展(種有り)
等、細い所で違いはあるのですが、ホントに細い違いしかないです。

演出期待度を解析サイトで確認したのですが




(一撃様より転載)

演出期待度が全然変わっていません・・・

つまり、逆算すると演出発生頻度も全然変わらないということになります。

当機種に割り振られた開発期間が本当に短く、限られた時間で最大限違いを見せるという意味ではよく考えられていると思います。

しかし、ひぐらしのなく頃にというビッグタイトルで低予算アニメみたいな事をして良いわけもありません。

枝先だけでなく、根本から大きな違いをつけて欲しかった。

例えば、先程お伝えした通り
祭モードは演出頻度低めとありますが、業モードと全く変わりませんので
コードギアス3 C.C.&Kallen verのシンプルモードくらいの抑揚をつけて欲しかったです。

あと、ひぐらし祭モードとはいいますが、演出や登場人物の設定は業モードと同様、プレミアを除きひぐらしのなく頃に業・卒の内容で全て統一されています。
この時点で「ひぐらしのなく頃に祭」の話ではないと思うので、モード分けるなら
同じくコードギアス3 C.C.&Kallen verみたいに
「沙都子モード」「梨花モード」等の方が良かったのでは?と思いました。

ここはカスタム性の強いパチンコメーカーの得意な所だと思うので、それが活かせてなくて残念でした。



●フラッシュや消灯演出について●-1

まずフラッシュですけど、オヤシロフラッシュがオヤシロBIGなのは良いと思います。

しかし、業フラッシュと卒フラッシュがあるせいで混合してしまいますので、
この2つは正直不要だと思います。

もし活かすのであれば、まほいくのネガポジみたいな法則で、
業フラッシュは赤頭BIG、卒フラッシュは白頭BIGにすれば良かったと思います。

そしてVフラッシュでRBは今の時代にそぐわないですし、確定フラッシュ4種は多過ぎる。

そして、消灯?演出ですが、第1消灯のみと第3消灯→夕方or夜のパターンしかありませんでした。
上記2パターン以外は激アツなのかな?

つまり、第2消灯の時点で必ず第3消灯するわけですが、
第2消灯があるから第1消灯と第3消灯が輝くと思うんですよね。

極力矛盾を嫌う当機種らしい仕様ですが、Aタイプとしてそれはどうなの?って思います。
ディスクアップやアクロス系の機種が好きな人にとってはちょっと受け入れ難い部分もあると思うので、夕方or夜ステチェン煽りだけとして使うなら別の手法が良かったと思います。



●過去作のプレミアについて●-0

気になったのが、過去作であるアニメ1期のひぐらしのなく頃にの映像をプレミアで使うのは良いのですが、
今作では作画を一新しているので、
プレミアとして使うなら(雛見沢症候群の血?)みたいな上下の赤い部分


をレインボーにする、もしくは枠をつけて過去作であることを強調しないと作画の違いによる違和感が出てしまうので、そこの工夫(配慮)も欲しかったです。



以上となります!

冒頭でもお伝えしたした通り、演出面においては本当に時間が無かったんだと思います。

そう思う根拠は2つ先の「あとがき」にてお伝えさせていただきます。

しかし、演出面が本当に面白くないです。

どの演出からでも万遍なく当たるというのが今どき珍しく、この機種独自のそういった所で楽しさを見出そうにも

パチンコ感が拭えない、手抜き感という負の要素の方が強く、どうも受け入れませんでした。

5.5万ゲーム打ちましたが、結局
ダイイチクオリティだし演出は気にせずレア役来たらボーナスブッ込んでいこう
出玉性能はすこぶる高いから、そこで
「楽しんで」いこうぜ!!
という打ち方になってまい、
え?、それで「面白いの?」というのが正直な感想です。

次回はひぐらしのなく頃に業を打った感想④〜悪かった所(リール制御編)〜を書かせて頂きます。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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