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先日、息子が作文を机に置いていた。
よく書けていたので誉めたら「それChatGPTに書いてもらったから」と自信満々に言った。
「おい、こら、自分で考えろ」
「大丈夫!何回かChatGPTに『人間らしく』って指示出すと、すごく人間味溢れる良い文章ができるからって生徒会長の先輩が教えてくれてさ。先輩、演説の内容、ChatGPTにお願いしたらライバルに勝てたって言ってたし。実際すごくかっこよかった!」
すげー時代だなって思った。
でも、これって、自分で考えることをしなくなるから、小論文のテストの実力がつかなくなるのでは?と、親としては心配に。
そこで知り合いの大学教授に相談したところ「私もChatGPTの有料版を利用しています。主に、自分の考えが世間一般の傾向と大きく乖離していないか、確認するためでありますが。短い文章だと、わりと的を射た答えがすっと出てきます。とても長い文章になると、違うように感じる点が細かくあげればいくつも出てきますが。今の時代、全くそういうものに触れさせないというのもどうかと」と、おっしゃった。
お偉い先生もChatGPT使ってるのね。
「息子のやってることは悪くないんでしょうか?」
「先ほど言ったように、長い論文になると『あー、この学生はChatGPTに書かせて、自分で全く考えていないな』って分かるときがあります」
「どういうときですか?」
「普段の発言や講義でその場で書いてもらった提出物を読んだ経験のある学生さんなら、彼の実力で明らかにここまで素晴らしい内容は書けないだろうとか、『そんな研究、君していないよね、参考文献は?』みたいに疑問に感じることが」
「なるほど!親が子供の嘘を簡単に見抜くように、上の立場の先生からすると、下の立場の学生のレベルから推察できるときがわりとあるってことですね」
「そういうことです」
また、ある大学生の男の子から「ぼくは高校受験で頑張って進学校に合格し、内部からエスカレーターで〇〇大(一流大学)に進学しましたが、高校は授業中だけでなく、寮でもスマホ禁止でした。親にはテレフォンカードで公衆電話から連絡していました。誘惑が多いと勉強しなくなりますよ」と言われた。
今の時代にテレフォンカードか!!とビックリした。
家の近所の御三家と言われる進学校は校則が全くなく、スマホをはじめ、持ち物も自由で禁止されているものがない。
理由は「優秀な生徒は自分で律することができる」という考え方だからだが。
スマホ完全禁止の高校もあれば、何でも自由な高校もある。
偏差値はほぼ同じくらいの学校だ。
ママ友にこのことを伝えたら「うーん、難しいところね。興味のある子に『それはダメ!』って頭ごなしに言うと反発してかえってマイナスな気がする。その大学生の男の子みたいに、自分で納得して『自分は誘惑に負けそうだから』と自主的にスマホやPCを受験の時期は一切使わないって割り切れるなら、それはそれで素敵なことだけどね」と。
確かに。
前に、ChatGPTについて、4人のお子様を東大理三に合格させた佐藤亮子ママが「考える力が損なわれる」と言い、ホリエモン氏は今の時代は使うべきとおっしゃっていたが。
子どもを高学歴にさせたいなら佐藤亮子ママの言い分があっていて、ビジネスっていう観点でいくとホリエモン氏の言い分があっていて、どっちの意見が正しいとかではなく、自分の置かれた状況で柔軟に考えていく必要があるのかもしれない。
そう、思ったのでありました。
そんで、結局だ。
息子の書いた作文だが「ちょっとは自分の考えや気持ちを入れようよ」と伝え、「めんどくせっ」と言いつつも、自分の体験を中盤に入れて書き直した息子。
先日、先生にお褒めのお言葉をいただき「それ書いたの、息子じゃなくて、ほぼほぼChatGPTです」って言えなくて苦笑いの母であった。
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