高校時代の話だ。
県外にめちゃくちゃ行きたい大学があった。
しかし、貧乏だった我が家。
「お金ないから地元の大学なら行ってもいいよ」
母からそう言われた。
今思えば、お金がないのに高卒で就職せず、大学に行っていいよって言ってくれるだけで親に感謝だったと思う。
でも、そのときはそんなふうにちっとも思えなかった。
「友達はみんな好きな大学を受験する予定なのに、なんで自分だけ。A判定なのに」って思った。
人生お金が全てじゃないけどさ、お金がないと人生の選択肢が狭くなるもんだな。
子ども心にそう思った。
ちょっと悔しくて、そしてちょっぴり悲しくて。
地元の大学に進学した私はバイトをしまくった。
「節約王におれはなる!!!!」
大金持ちになれなくてもいい。
でも、必要なものがあったときに、必要なだけのお金があって、ちょうどよく生活が回っていく、そんなお金に不自由のない大人になりたい!
そう心から思ったのだ。
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