フジの花の季節である。
あの華麗な花を見ていると
いつも思い出すのが、正岡子規の短歌である。
「瓶にさす藤の花ふさ短ければ
たたみのの上にとどかざりけり」
有名な句で、彼の書籍の「墨汁一滴」からの出典。
子規は、結核で34歳で没した短命であった。
正岡子規のレリーフ(ネットから拝借)
子規は1867(慶応3年)に生まれた、四国松山市の出身である。
上京して東大に学んでいる。短歌、俳句、批評などで活躍。
当時の、夏目漱石とも親交があっという。
子規は、食べることと旅をする事が、一番の楽しみだったそうである。
「柿くへば鐘がなるなリ法隆寺」も子規の
詠んだ著名な、俳句である。
京都・知恩院の門前の桜
旅では、京都にもよく足を運んだという。
今でいう著名な旅館に宿泊したり
知恩院、三寧坂、清水寺などにも、家族などと一緒に行っている。
一方で、意外にも、子規は野球にも強い関心を持っていた。
当時、アメリカから、持ち込まれたばかりのものと思われるが
中学生に教えるなど、その普及にも努めている。彼は捕手だったという。
彼の短歌の、ひとつである句である。
「久方のアメリカ人びとのはじめにし
ベースボールは見れども飽かぬかも」
こうした、野球に関する句も多く残されている。
思えば、子規は多彩な人であった。
コロナ騒ぎで、プロ野球のスタンドは
2年前はガラガラだったが、今は
マスク姿の観客でいっぱいである。
世相は移り行く。プロ野球のタイガースは今日から
ジヤィアンと対戦。歴史的な敗戦続きだった阪神の
浮上が待ち望まれるこの頃。







